東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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 四国ではきっと菜の花が満開になっていることでしょう。(3回目の遍路にて)
 今回の遍路は、孫の春休みを待っての出発でした。
 私は出発前日の夜に長男宅へ到着しました。
 その日は遅いので、事前指導は、出発当日に孫が学校から帰るのを待って行うことにしました。

何事も自分でやることが大事だよ!

荷物の最終点検
 まずやらせたことは、荷物の最終点検でした。
 「リュックの中身はチェックしたの?」と聞くと、案の定見ていないという返事が返ってきました。
 「遍路は全部自分のことは自分でやるんだよ。何が入っているのかわからないと四国へ行ってから困るよ」と言って、中身を改めさせました。

お寺での礼拝の予備知識
大人は自分自身でガイドブックなどで調べますが、子供はそうはいきません。
 拙ブログの「巡拝の仕方」をひらいて、大雑把に説明しました。
 子供は呑み込みが早いので、大体は頭に入ったようでした。
  

納経札を自分で書いてみよう

 イメージ 2次は、納経札の事前準備でした。
 「納経札というのは、お寺にお参りに来ました、というご挨拶のようなものなんだよ。まあ、大人の人が使う名刺のようなものだ。昔は、お寺の門などに木の札を打ち付けたんだよ。だから、お参りすることを打つというんだよ」
 「1日目は、6つのお寺を回るから、12枚必要なんだ。お寺へ行ってから書く暇なんかないんだ」
 大人でさえも、結構大変なのだから、小学4年生が小さな文字で書くのは容易なことではありません。
 「『題意』ってところには、何を書くの?」
 「拝みながら、神様にお願いすることを書くんだよ。お前は何をお願いするんだい?」
 「翼(弟)の手術がうまくいくようにお願いするよ」
 「そうか。お前はいいところがあるな〜。だけど長いから書けないな。書かなくとも、拝むときに心でお願いすればいいよ」
 「おじいちゃんは何をお願いするの?」
 「東日本大震災で2万人くらいの人が亡くなっただろ。その人たちが天国に行けますように、ということと、早く復興しますように…と拝むんだよ」
 孫は、初めは面倒そうでしたが、結局15枚書きました。
 「お遍路は結構大変だろう!? 大変なことをやるから自分のためになるんだよ」
 という私の言葉に、お義理のようにこくりとうなずきました。
?H3>出発間際にむずかる孫を強く後押し  準備はすっかりできたので、出発まで女の孫たちも交えて4人でトランプや将棋で遊びました。
 出発20分くらい前にになると、それまで妹たちや私と楽しそうに遊んでいた孫が、
 さりげなく続きの部屋に行き、畳にごろんと寝ころびました。

 別に気にも留めなかったのですが、出発10分前になって母親が
 「バス時間まであと10分しかないよ。早く起きて出発の準備をしなさい」
 と促したとたん、急に泣き出しました。
 そして、「絶対行かない!」と叫びました。
 まったく予想外のことでした。

 母親があわてて「今さら何を言っているの! さっさと起きなさい!」と、怒って言いましたが、
 起き上がろうとしません。
 私も、じっくりと説得する時間もないので、強く後押しするために声を荒げて、
 「お前は男だろう! 自分で行くと言ったのだから、自分の言葉に責任を持て!」
 「宿もバスも予約してあるのだから、もう後戻りできないんだ!」と怒鳴ったところ、
  しぶしぶ立ち上がりました。

 そして、母親に引っ張られるようにして、自宅マンション前のバス停まで行き、停車していたバスに押し込まれるようにして乗りました。
 我々を待っていたかのように、すぐにバスは発車しました。
 即刻の発車は、とても好都合でした。
 一番下の3歳の妹だけが見送り、母親と5歳の妹はすぐに立ち去りました。
 その気持ちが痛いほどわかりました。
 思わずジーンと来ましたね。

 バスは、総武線津田沼駅に向かいました。
 バスでは、ほとんど言葉を交わしませんでした。
 他人の前では格好悪い姿を見せたがらない孫なので、涙は見せませんでした。
 今何を思っているのだろうか?と、気になるところでした
 
 孫は気が小さいところがあるので、いざ出発となった時に、未知の土地に未経験のことをやりに行くことに、大きな不安を感じたに違いありません。
 また、甘ちゃんで気が弱いところがあるので、不安の度合いも高いのだと思います。
 彼は彼なりに寝ながら自分と戦っていたのだと思います。
 私は、<これは前途多難だな>と直感しました。

 
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                           鮎食川の桜

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おはようございます。

杜泉さんのご家庭のお話私は初めて聞きました。

ほのぼのと良いもんですね。

おじいちゃん振りが良く出ています。

2012/4/10(火) 午前 7:57 [ reikun11 ]

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おはようございます。お孫さんの不安な様子が手に取るように想像できます。
「頑張れ!」大きなものが身体に入ってくるよ。
おじちゃんの素晴らしいプレゼントですね。

2012/4/10(火) 午前 9:57 [ ant*qu*_sh*ra ]

棚田の菜の花が綺麗ですね。
可愛いお孫さんたちともお遍路、無事に周って
これたことでしょうが、この先が楽しみです。


ぽちっとね

2012/4/10(火) 午前 10:04 kassy1946

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おはようございます。いつも特にうれしいこめんとありがとうございます。お孫さんに応援のポチ☆ですよ!

2012/4/10(火) 午前 10:58 [ 清水太郎の部屋 ]

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お孫さんの気持ちもよくわかりますね。

応援の☆ポチ!

2012/4/10(火) 午後 8:18 [ chama ]

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reikun11さん

これから、妙におませなくせに気弱な孫との珍道中です。
また、のぞいてみてください。
お待ちしています。

2012/4/10(火) 午後 8:45 [ moriizumi arao ]

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ant*qu*_sh*raさん

心を鬼にしてバスに押し込みました。

きっと財産になると信じています。

2012/4/10(火) 午後 8:57 [ moriizumi arao ]

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kasayさん

温かい応援のポチありがとうございます。

孫は結構がんばりました。

2012/4/10(火) 午後 8:58 [ moriizumi arao ]

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清水太郎の部屋さん

いつも孫に温かい応援の☆☆☆ポチ!ありがとうございます。

2012/4/10(火) 午後 9:03 [ moriizumi arao ]

おじいちゃまには予想外の展開でしたね!

でも、すんなり行ける子よりも、出だしから乗り越えるべき壁があったわけですから、お孫さんにとって自信に繋がる旅になったのではないかと思いますよ!

続きを楽しみに…ポチッ☆

2012/4/11(水) 午後 9:45 [ jun ]

こんばんは〜(^-^)

あれ〜、棚田の美しいこと。
これまで、見たことがありませんので、感動です。

お孫さんの行動は、愛されて順調に育っている証拠ですよ。
親と離れるのですから当然の不安です。

子供にとっても親御さんにとっても
とてもよい経験をして差し上げたと思います。ポチ!

2012/4/12(木) 午前 0:28 [ あゆみ ]

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junさん

私も息子夫婦も、それを乗り越えさせるための遍路だったので、
本人にとってはとても役立つことだと信じています。

2012/4/12(木) 午前 9:42 [ moriizumi arao ]

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あゆみさん

ありがとうございます。
そう信じています。
きっと将来やくっだつことでしょう。
ポチありがとうございます。(^−^)

2012/4/12(木) 午前 10:03 [ moriizumi arao ]

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♪つづけて おはようございます。
家族との別れが辛くてむずかるお孫さん・・・
意外な展開、四国歩き遍路の 孫と爺ちゃんに 強力に後押しポチ!

さくらよさこい で後押しトラバさせてもらい候。

2012/4/12(木) 午前 10:18 [ EGACITE ]

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EGACITEさん の協力後押しでげんきがでますよ〜。

後押し(〃^∇^)o彡☆ポチありがとう!!

2012/4/12(木) 午後 3:11 [ moriizumi arao ]

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moriizumiさんの新しい側面を見たように思います。おとなのお遍路さんとは趣が違ってまたほのぼのとしていていいですね。

2012/5/2(水) 午後 0:01 [ OKUTMRM ]

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OKUTMRMさん

訪問とコメントありがとうございました。
子供づれは苦労も多いですが、っ充実していますよ(´∀`)

2012/5/3(木) 午前 5:43 [ moriizumi arao ]

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