東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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 2番極楽寺からお墓のそばを通り金泉寺へ向かう
 山の小道を抜けると、旧住宅街に出た。
 途中に中務茂平の立てた古い道しるべがあったので、説明してあげた。
 「こんなに重いものを運ぶのは大変だったね」と、感心したように言う。
 「山の中にも立てたんだよ」と話すと、「どうやって運んだの?」と関心を示した。
 村の人たちも協力して、山まで引き上げた時の苦労話をしてやった。
 
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 級道沿いの住宅街を通って金泉寺へ到着。
 
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 四国放送の野口さんが、境内のベンチで待っていた。
 礼拝の場面を撮影したのち後、インタビューを受けた。

テレビのインタビュー
 いろいろ聞かれた中で、「おじいちゃんは好きですか?」と言う質問に、「好きでも嫌いでもありません」と答えたので、野口さんは期待通りの答でないので、ちょっと戸惑ったようだった。
 そばで聞いていたいた私は、〈無理もないやな〜。出発間際に無理に連れてこられて、朝から歩かせられているんじゃな〜〉と、妙に納得していた。
 
「どんなことをお願いしているのですか?」には、「NGです」と答えた。 え〜!?
 実は、出発の日、弟の手術がうまくいくようにと祈るのだ、と私に話していたので、そのことを答えるのかと思ったら、これには私も予想外だった。
 インタビュー後、「なぜ翼のために祈るって話さなかったんだい? 弟思いのよいお兄ちゃんだなあと、みんなは思ってくれたよ。きっと」と言うと、
 「だってプライベートなことでしょ?」という。
 いかにも今の子らしい。

 正直過ぎるんだか、おじいちゃんをちょっと困らせてやれという、子供特有のいじわる心なのか、
 はたしてどうだったのだろうか? 
 孫の精一杯のレジスタンスだったのかな〜。 
 おそらく〈僕は本当は来たくなかったんだ。だけど頑張っているんだ。じいちゃんわかってくれよな〜〉というアピールにも思えた。
 だが、来てよかったと思うときが、いつか必ず来るだろう―― じいちゃんの確信は、微動だにしなかった。

4番大日寺へ向かう

 金泉寺から4番大日寺までは、ちょっとした山道もある5キロの道のりだ。
 
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孫が突然泣き出す
 最初のころは元気がよかったが、3番までの歩みと比べると、ちょっと足取りが重くなって来た。
 インタビューや撮影が終わって、緊張から解放されたのか、それとも気が抜けたのか…。
 
 そのうち、後ろで突然孫の泣き声がした。振り返ると、
 「どうして僕が行きたくないと言ったのかわかる!?」と、泣きじゃくりながら言う。
 「みんなと別れるのが嫌だったんだろう?」と言うと、わが世を得たりとばかりに、
 どれほど自分が家族のことを思っているのか、どんなに家族から励ましてもらいたいのか、そして頑張っていることをわかってほしいのかを、延々と同じことを話し続けた。
 聞く方もなかなか容易じゃない。
 「おじいちゃんはそのことはよくわかってるんだから、同じことを何度も言うな」と、叱りつけることもあった。
 
 お昼どきに入った食堂でも泣きやまない。
 食堂のおばあちゃんやお客さんから慰められたり励まされたりするものだから、一層エスカレートして彼女たちに泣きながら訴える。
 とうとう注文したうどんにもほとんど手を付けなかった。
 おばあちゃんは気の毒がって、おにぎりをお接待してくれた。
 ありがとうございました。 
 
愛染院で滋賀県の子供遍路と出会う
 集落を抜けると、再び山道へ入った。
 金泉寺から3キロ歩いたあたりの静かなところに、、金泉寺の奥の院・愛染院がある。
 そこへ到着すると、一番霊山寺で礼拝していた子供遍路の集団が休憩していた。
 
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 我々は一足お先に失礼。
 孫は、山門の巨大な草鞋を見て、「これはすごいや」と興味を示していた。

 数百メートル歩いていくと、例の子供遍路集団が追い付いてきた。
 もっと小さな子供たちが、明るく元気に歩いているのに…、
 爺ちゃんとしてはちょっと気がもめるところだ。

 リーダーらしき40代くらいの男性と歩きながら話をすると、
 予想通り、8年前に安楽寺でインタニューしたことのある滋賀県の子供遍路グループだった。
 その男性は、「あなたがインタビューした当時小学生だった女の子たちは、高校生としてこのグループに参加しているかもしれませんね」と話していた。

 この集団からやや遅れて、4番大日寺へ到着
 
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             4番大日寺の山門紊函境内隋                 
 礼拝の作法は、ほぼマスターしているようなので、教える必要はなくなった。 
 
 

  

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moriizumi araoさん、おはようございます♪

お孫さんのコメントが面白くて笑ってしまいました〜 (^^)
辛かったかもしれませんが、いい経験になりましたね☆

2012/4/16(月) 午前 9:19 静岡市葵区自治会連合会

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♪こんにちは。
花見などがつづき、お久です。
孫とじいちゃんの四国歩き遍路・・・7まで進み、
てれび取材まで付き お孫さんも杜泉法師も
良い遍路ポチ! ご利益いっぱい期待です。

こちら相変わらず花見ごろ、世界の桜ガール遍路をトラバさせてもらいます。

2012/4/16(月) 午後 0:00 [ EGACITE ]

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杜の泉さん、こんにちは。
素晴らしいお孫さんとの歩き遍路ですね。インタビューもしっかり
と受け答えしているし、自分の意見もしっかりな話しているのには
感心しています。我が家でも孫に四国遍路をと思っても本人も親も
承知しないでしょう。うらやましいくらいです。ポチ

2012/4/16(月) 午後 0:18 [ らくがき楽ちん ]

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MUGENさん

きっと孫にとって良い思い出になるでしょう。
私もそう信じています。(´∀`)
転載ありがとうございました。

2012/4/17(火) 午前 10:35 [ moriizumi arao ]

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山登りさん

温かい励ましありがとうございます。

お寺や道で大人の人から「えらいね〜とか「がんばっているね〜」と声をかけられるととても嬉しそうでした。

2012/4/17(火) 午前 10:42 [ moriizumi arao ]

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asayanさん

あたたかいコメントありがとうございました。

息子に、孫にもコメントも見せてやってくれと伝えたいと思います。

2012/4/17(火) 午前 11:29 [ moriizumi arao ]

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葵区さん

コメントありがとうございました。
孫のインタビューに対する答えには、私も思わず苦笑いが出ました。
とにかくきっと良い思い出になることでしょう。
応援のポチありがとうございます。(^−^

2012/4/17(火) 午前 11:30 [ moriizumi arao ]

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EGACITEさん

楽しんでいらっしゃいましたね。

ふたりともよい思い出になりそうです。

ポチとTBありがとうございます。(^−^)

2012/4/17(火) 午前 11:35 [ moriizumi arao ]

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らくがき楽ちんさん

いやいやながらでも来ることに同意した孫には、きっと良いことがあると思います。
ありがとうございました。

2012/4/17(火) 午後 0:36 [ moriizumi arao ]

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こんにちは。
お孫さんのインタビューのやりとり、興味深く読ませてもらいました。ちょっとだけわかるような気もします。
素晴らしい経験をされているお孫さんにポチ☆

2012/4/17(火) 午後 3:04 [ バタフライ ]

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お孫さんの泣きたくなる気持ちは十分すぎるほど理解できます!
今後きっと良き思い出となって残ることでしょうね。
お孫さんにポチ☆!

昨年は3番までを体験としてバスで参拝しましたが、その後初めて二人だけでのお参りはこの4番の大日寺からでした!
ここの駐車場に着いた途端きれいなウグイスの声に励まされて遍路が続けられたことを思い出しました(^0^)/

2012/4/17(火) 午後 3:30 fum*kom*n*er

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バタフライさん

ご理解ありがとうございます。

年に2,3回しか会わない孫なので、つかめないところもあってちょっと苦労しました。

応援のポチありがとうございます。(^−^)

2012/4/17(火) 午後 6:30 [ moriizumi arao ]

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わくわくさん

大日寺近くの山から聞こえてくる鶯には、ほんのりとした気持ちをもらいました。

孫も吐き出して、少しはすっきりしたようでした。

孫への応援のポチありがとうございます。(^−^)

2012/4/17(火) 午後 6:41 [ moriizumi arao ]

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今晩はいつも特に嬉しいコメントありがとうございます。この記事に応援の☆ポチですよ!お爺ちゃんの勤めですね!

2012/4/17(火) 午後 8:01 [ 清水太郎の部屋 ]

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清水太郎の部屋さん

苦労が多い分充実感もあるんだと考えればいいのでしょうか。

応援のポチありがとうございます。(^−^)、

2012/4/17(火) 午後 9:13 [ moriizumi arao ]

インタビューが終わって、最大限に張っていた緊張の糸が
ほぐれたのでしょうね〜。大人は心の描写を言葉で表現できますが、孫ちゃんは、ただただ泣くしかなかったのかも・・・。

頑張れ、孫君!弟のために。ポチ!

2012/4/17(火) 午後 11:43 [ あゆみ ]

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あゆみさん

とてもさびしがり屋なので辛くなるとすぐに家族のことが恋しくなったようです。
家族と離れて自分一人で生きてゆくことを、10日間で少しは学んだようです。

2012/4/18(水) 午前 7:28 [ moriizumi arao ]

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みなさん

いつも孫への励ましのコメントありがとうございます。

親はこのブログを孫に見せています。励ましのコメントをいただくと本人も喜ぶことでしょう。

2012/4/18(水) 午前 7:31 [ moriizumi arao ]

お孫さんのへんろ姿、バッチリ!さまになってますね〜♪
記者やaroさんの期待したインタビューでなかったようですが・・・
4年生といえば子供から少年になりかけたところでしょうか?
テレもあるのかも知れませんね。ポチ☆

2012/4/18(水) 午後 3:04 まりん

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まりんさん


まりんさんの言うう通りだと思いますね。

私もいろいろなことを通じて、少しずつ孫のことがわかってきたように思います。

ポチありがとうございます。

2012/4/19(木) 午前 9:39 [ moriizumi arao ]

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