孫がタクシーをねだる
4番大日寺で孫が気に入ったのは、おびんづる様でした。
「自分の体の中で良くなりたいところをなでるといいんだよ」と教えると、頭を撫でている大人のまねをして盛んに頭を撫でました。
やっぱりな〜。
大日寺礼拝を終えて山門から出ると、団体遍路さんがバスへ乗り込むところでした。
その光景に孫の視線は釘付になっています。
たまたま立ち止まった場所に、折悪しく、―― 孫にとっては折よく?かもしれない―― タクシーの看板が2つも立っていました。
4番大日寺の駐車場 写真の左手にタクシーの立て看板が2つ立っていた。
それを見て、案の定「おじいちゃん吐き気がする。タクシーに乗りたい」と言いました。
具合が悪いのか悪くないのかは、当のご本人でないとわかりません。
もしも相手が息子だったら、「我慢してがんばれ。吐きたかったら途中で吐け」と、取り合わなかったでしょう。
だが、そこは孫のことです。厳しさがちょっと足りなくなりがちです。
それに、出がけに無理やり連れてきたといういきさつもあるし、
このままのペースで行くと、この日のうちに安楽寺の礼拝ができなくなる心配もあるので、
文句を言いながらも、看板を見て電話をかけてしまいました。
ところが、地図を開いて見ると、次の5番地蔵寺までは2キロしかありません。
あわてて取り消しの電話をしたましたが、すでに出発した後だということでした。残念無念。
やむを得ず乗ってしまいました。
全行程歩きが早くも崩れてしまいました。
自分の意志だけではどうにもならない、むなしい気持ちでした。
何ともくやしい!
即座に「これからはお前の言いなりにはならないぞ」と孫に宣言しました。
地蔵寺へは、タクシーでのご到着となりました。
境内の梅は満開でしたが、大銀杏はまだ葉をつけていませんでした。
6番安楽寺へ向かう
無事地蔵寺の礼拝と納経を済ませ、
「次は今日の宿の6番安楽寺までだ。ここは絶対に歩くぞ。5.3キロだから1時間半だ。早く着きたければ、がんばって歩け!」と、命令調で言いました。
毅然としたじいちゃんの言葉に、甘えは許されないと覚悟したようです。
じいちゃんは一度言ったことは絶対に守らせることを知っているからです。
遍路道は主に田園地帯を通り、ところどころに集落があります。
途中、古い石の道しるべがありました。
孫は、しっかりとついてきました。
1時間半ほどで6番安楽寺に到着しました。
礼拝を終わり、 第1日目の遍路は終了です。
今日の歩きは、約17キロという短い距離でしたが、
遍路初体験の小学4年の孫にとっては相当につらいものがあったことでしょう。
?H5> 食事をほとんど食べない孫
安楽寺には天然温泉があります。
孫も1日目のまだ慣れない遍路の疲れをゆっくりととることができたと思います。
しかし、1日中歩いたにもかかわらず孫は、ほとんど食事には手を付けませんでした。
団体の子供遍路たちのためのカレーを少しいただきましたが、これも食べませんでした。
この状態がその後も続きました。
これには困りものでした。
我が家へ来たときには、すべて食べ終わるまでは席を立たせないという指導をしていましたが、
よそへ来たときには宿やほかの人に迷惑がかかるので、やむなく切り上げさせました。
?H5> 夜の勤行
夕食後、7時から勤行がありました。
読経、説教、護摩行があり、東日本大震災復興を祈る灯篭流しなどもありました。
非常に厳かな雰囲気の中、孫も神妙にお勤めを果たしていました。
ふだん家では落ち着きのない子供ですが、大人に交じってしっかりとお勤めをしていました。
やればできるのだな、と思います。
こういう経験は、貴重なことだと感じました。
勤行が終わると、職員の方が「徳島新聞の萬木さんからお電話がありました」と伝えてくれました。
折り返しこちらから電話すると、明日の朝刊に掲載されるので見てくださいとのことだった。
孫も、楽しみにしているようでした。
基本的に、9時消灯、5時30分起床にしました。
寝具を敷いたり、たたんだりも、当然自分でやらせました。
?H5> 毎日ひとつづつ課題を設けて、それをクリヤーさせていくようにしようと考えていました。
1日目の課題は、まず部屋の鍵管理でした。
遍路中は毎日、責任もって孫に管理させました。
たまには、置き場所を忘れたりするおじいちゃんよりずうっと信頼できました。(笑)
3日目からは、二人分の洗濯もやらせました。
信頼して任せると、子供なりにそれに応えようと、きちんと役目を果たすことを実感させられました。
家でもそうさせるように親にも提案しようと思います。
このブログは息子夫婦が孫本人に見せています。
コメントでみなさんから励ましやらアドバイスをいただければ、孫もこれからの励みになることと思います。よろしくお願いいたします。 (´∀`) じじバカより
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らくがき楽ちんさん
私から見ても若い親たちは根本的に甘いと感じています。
我々よりも一世代前の親は、我々世代を見てそう感じたのでしょうね。
八十八ヶ所一挙に回れば、孫の修行も実を結んだかもしれませんが、
それでもいつかは孫もわかってくれるかな、と期待しています。
2012/4/18(水) 午前 9:51 [ moriizumi arao ]
ant*qu*_sh*raさん
未知の世界で未経験のことをやるのですから、孫も相当にストレスがあったことでしょう。
孫なりに自分と闘いながら頑張っていたのでしょう。
それは認めてやりたいと思いながらも、試練を与えなければという思いもあって、じいちゃんも戦っていました。
2012/4/18(水) 午前 9:57 [ moriizumi arao ]
タクシーの件はおじいちゃんも判断が難しかったところかもしれませんね。
大きくなったら、お孫さんも後悔することがあるかもしれませんね。
お孫さんの未来に☆☆☆ポチ!
2012/4/18(水) 午後 3:07 [ chama ]
タクシーの飴と1時間半で5キロ歩く命令のムチを使い分け?
無事初日を打ち終わり宿坊に入られホッとしました。
初体験で17キロは相当辛かったでしょうに・・・
泣きながらも本当によく頑張られましたね。ポチ☆
2012/4/18(水) 午後 3:17
ご訪問 & コメント頂きありがとうございます。
お孫さんにとっては少々厳しい旅かもしれませんが将来きっと良い思い出になることでしょう。
moriizumi arao さんにとっても、お孫さんと過す時間は掛替えのないものかと存じます。
余り食欲がないと言うのは心配です。何か理由があるのでしょうか?
小学4年生と言えば成長期、食べることの楽しさや大切さを知ってほしいですネ!
2012/4/18(水) 午後 3:21 [ Shoko ]
こんにちわ〜 初めての訪問です。お孫さんと歩き遍路・・・
色々んな方がいるもんですね〜。頑張ってください、お二人とも・・・
又寄せていただきます
2012/4/18(水) 午後 5:09 [ matsuoka ]
♪こんばんは。
こちらは、初孫が生まれてまだ4ヶ月ですが、
やはり 孫には 甘くなりがちですなあ。
甘やかしすぎると いけませんが、お遍路で、
親も孫も 法師に修行を期待している様子がわかりポチで候。
やさしい? お爺さんの懇親会を トラバ候。
2012/4/18(水) 午後 10:08 [ EGACITE ]
EGACITEさん
4か月たちましたか。早いものですね〜
孫はどの時期もかわいいですね。
(〃^∇^)o彡☆ポチ と TBありがとうございました。
2012/4/19(木) 午前 0:15 [ moriizumi arao ]
おはよう御座います。
関連記事から来ました。
遍路されているのですか。傑作
2012/4/19(木) 午前 7:15
chamaさん
孫の将来に(〃^∇^)o彡☆ポチ ありがとうございました。
2012/4/19(木) 午前 11:25 [ moriizumi arao ]
まりんさん
飴とむち…まさにピッタリでしたね。
どうしても我々の頑張りと比較してしまいますが、孫なりに頑張っていたと思いますね。
2012/4/19(木) 午前 11:28 [ moriizumi arao ]
Shokoさん
孫は元来わがままで好き嫌いが多い子なのです。
わがままを少しは治すことも遍路の目的でした。
遍路の11日間で治るのは無理でしたが、きっかけになればな〜と思います。
2012/4/19(木) 午前 11:35 [ moriizumi arao ]
matsuokaさん
訪問とコメントありがとうございました。
孫との遍路は苦労が多かっただけに、充実感もありました。
2012/4/19(木) 午前 11:38 [ moriizumi arao ]
あるくさん
訪問とコメントありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
2012/4/19(木) 午前 11:40 [ moriizumi arao ]
こんばんは♪
とても素晴らしい御爺ちゃんとお孫さんだと
思います。
きっと将来なにがあっても負けることのない
素敵な大人になられると思います(^−^)
ポチッ☆
2012/4/19(木) 午後 11:50 [ rar*rar*do ]
こんばんは。
なかなか厳しい爺ちゃん・・・それに従うお孫さんはもっと素晴らしい!
ポチ☆
安楽寺の本堂前は豪華な建物ですね、雨でも大丈夫ですね!
この宿坊に泊まろうか迷った挙句に十楽寺になりました>。<
2012/4/20(金) 午後 7:25
こんばんは。今日お遍路から帰宅したお爺ちゃんのブログを初めて覗いてみました。自分一人でのお遍路と違って、いつも離れて暮らしている孫との2人連れは、楽しくもあり大変でもあった事でしょう。お互いに貴重な体験ができて一生の財産となることを祈っています。
2012/4/21(土) 午後 10:59 [ chama ]
rar*rar*doさん
ありがとうございました。
そうなってもらいたいと心から期待しています。
2012/4/23(月) 午前 9:53 [ moriizumi arao ]
わくわくさん
1日目はよく泣く泣き虫でした。
家では意が通らないと時々なくようです。
とてもわがままな子です。
それでおじいちゃんに預けたようです。
まあ、孫の役に立てればいいですね。
ポチありがとうございます。(^−^)
2012/4/23(月) 午前 10:22 [ moriizumi arao ]
chamaさん
心温まる応援のコメントありがとうございました。
きっと本人も時がたてばわかると思います。
2012/4/23(月) 午前 10:25 [ moriizumi arao ]