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最難関焼山寺遍路ころがし
「遍路ころがしと言うのは、険しい坂道が続く山の遍路道のことを言うんだよ」
このことは、四国へ出発する前からすでに教えていました。
ですから、孫自身もそのことは強く意識しているのです。
上り口付近に、「健脚 5時間、普通 6時間、遅足 8時間」 という小さな立札がありました。 「さあて、どれくらいかかるかな〜」と、それとなく語りかけましたが、返答はありませんでした。
7時10分登山開始です。
そばには無縁墓があり、若いお遍路さんが熱心に手を合わせていました。
私はその姿に打たれるもの感じました。
すぐにうっそうとした山道に入りました。
道端に八十八ヶ所巡りの祠が並んでいます。
指さして、「こういうのを祠と言って、神社やお寺をすごく小さくしたようなものなんだ」と教えました。
お寺の番号と名前をいくつか読んでやると、、
「なんで八十八のお寺の”ほこら”が一カ所に集まっているの?」 と訊きます。
「そうだな〜。体が悪かったり、時間がなかったりして、八十八ヶ所のお寺を回れない人がここへ来て拝むんだよ。こういうお社があるお寺は、ここ以外にもあるんだよ」
こういうことに関心を持ってくれたことは、じいちゃんにはうれしいことでした。
この子もまんざらでもなやな〜。
孫を先に歩かせ、自分と向き合わせる
祠を過ぎると、いよいよ急な坂道に入りました。
「おじいちゃんは、写真を撮ったりメモしたりして立ち止まるから、先に歩いて行っていいよ」と言いうと、「うん」と、返事をしました。
ただ、後から聞くと初めてのことなので〈なんで?〉と思ったそうです。
小さい頃この子は、とても気が小さい子で、トンボや蝶が飛んで来ても怖がって逃げる子でした。
知らないうちに少したくましくなったんあだな〜と、じいちゃんはうれしくなりました。
ふと思いました。
そういえば、この子が5才頃から次々に妹と弟が生まれて、否応なしにお兄ちゃんを自覚せざるを得なくなり、ちょっと強くなったのかな〜?
立場が人を変えるってやつでしょうか…?
「木の枝に『へんろ道』とか、いろいろな札がかかっているから、よく見れば大丈夫だよ」
ここは一本道で、道に迷うことはほとんどありません。
それに、私は孫を信じていました。
少し離れて歩かせて、自分の世界の中で、自分自身と向き合わせてみたかったのです。
この子は6人家族、4人兄弟姉妹の一番上で、常に大勢の中で生活しています。
勉強でさえも、大勢の中でやっているほどです。
自分一人になることはほとんどありません。
じいちゃんは、遍路こそ、自分と向き合って考えるには格好の場だと考えていました。
それは、私自身、そして多くの遍路経験者が実感しているところです。
孫も、今は実感できなくても、いつかは感じてくれると信じています。
それともう一つの目的は、
最難関のこの焼山寺で、じいちゃんと離れて、一人でも歩けたぞ、という自信を持ってもらいたかったのです。
いよいよ、孫の一人遍路、そして最難関への挑戦が始まります。
孫と爺ちゃんの四国歩き遍路前回までの記事(記事はクリックしてご覧ください)
みなさん!
毎日、孫へのたくさんの応援や励ましのコメントありがとうございます。
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自動車遍路には、分らない素晴らしい遍路道が
あるますね。見ては素晴らしい道でも。
歩くお孫さんには厳しい道ですね。頑張って下さい。
2012/4/27(金) 午前 8:52
お孫さん,お大師さん
同行三人のへんろ旅
いいですね(^^)
続きを楽しみにしています。
2012/4/27(金) 午後 0:42 [ おとうさん ]
♪こんにちは。
お孫さんも 一人遍路へ・・・
だんだん 杜泉法師に似てきて
自分と向き合あい 思いやり観られ ポチ!候
太陽と 月の出会いを観にケアンズへ トラバさせてもらいます。
2012/4/27(金) 午後 1:30 [ EGACITE ]
一人でも大変な歩き遍路を10歳の諒くんに体験させてやりたいと
お四国さんに出かけられたaraoさんに頭が下がります。
おじいちゃんとお孫さん二人きりで10日間も
一緒に過ごすことなんてそうそうあることじゃないので
とても真似はできないけど羨ましくさえあります。
バス遍路でしたが藤井寺から焼山寺への道を
ほんの300メートルほど歩いてみただけでこりゃあ大変だわぁ〜と・・・
遍路ころがしを乗り越えた諒くん、きっと大きな自身を得たと思います。ポチ☆
2012/4/27(金) 午後 2:49
杜泉さんと諒くん。
四国八十八カ所のなかで最大の難所ですね。
遍路ころがしを克服した諒くんはきっと自信がつくことでしょう。
おじいちゃんの厳しさの中にも慈愛に満ちた巡礼指導は今後の人生
で大きな体験となることでしょう。頑張って下さいね。ポチ
2012/4/27(金) 午後 3:51 [ らくがき楽ちん ]
おタケさん
あなたの奮闘ぶりを思いながらリコメしています。
奮闘に逆(〃^∇^)o彡☆ポチ
2012/4/27(金) 午後 5:52 [ moriizumi arao ]
おタケさん
諒はよく頑張りましたよ。
とても褒めてあげたいです−^)
2012/4/27(金) 午後 5:58 [ moriizumi arao ]
清水太郎の部屋さん
温かい心でコメントありがとうございました。
良い点がまいなすになるということもあるし、
裏返して考えれば、悪い点が逆に良い点につながるのですね。
今日も応援のポチありがとうございます。(^−^)
2012/4/27(金) 午後 6:00 [ moriizumi arao ]
tutomu.matudaさん
諒も毎日、親と一緒に見ています。
元気が出るコメントありがとうございました。
みなさんからのコメントは子供の心にも届くことでしょう。
2012/4/27(金) 午後 6:04 [ moriizumi arao ]
わくわくさん
余り心細さを感じなかったようです。
これから難関が待っています。
がんばってほしいです。
応援ありがとうございます。
2012/4/27(金) 午後 6:19 [ moriizumi arao ]
バタフライさん
岩場は割と少ないのですが、6回も山を貸さなければならないので
かなりの難関です。
声援ポチありがとうございます。(^−^)
2012/4/27(金) 午後 6:23 [ moriizumi arao ]
asayanさん
思ったよりも強いのにはおごろ来ました。
私が弱まったので、孫との格差がなくなったのもよかったのかもしれませんね。
2012/4/27(金) 午後 6:26 [ moriizumi arao ]
bnq*w6*0さん
じいちゃんも孫のおかげで、現代のソクラテスまで週背できましたね。
賛辞のポチありがとうございます。(^−^)
2012/4/27(金) 午後 6:29 [ moriizumi arao ]
kanさん
そうですね。
ここで自信をつければしめしめですね。
エールのポチありがとうございます。(^−^)
2012/4/27(金) 午後 6:32 [ moriizumi arao ]
山登りさん
雰囲気はとても良いのですが、上り下りが6回もあって、さすが最難関でした。
2012/4/27(金) 午後 6:34 [ moriizumi arao ]
おとうさん
これからもいろいろなドラマがありました。
珍道中が続きます。
またきてくださいね。 お待ちしています。
2012/4/27(金) 午後 6:41 [ moriizumi arao ]
EGACITEさん
子どもは我々と違って変化する生き物だな〜
とつくづく感じましたね。
ポチ、TBありがとうございました。(^−^)
2012/4/27(金) 午後 6:44 [ moriizumi arao ]
まりんさん
孫連れ遍路は倍疲れますが、やりがいもありますね。
孫も必ず得ることが多いと確信しています。
2012/4/27(金) 午後 6:47 [ moriizumi arao ]
こんばんは〜(^-^)
今の時代、心が優しいだけでは生きて行けません。
だから、一人でも強く生きていけるようにしてあげるのは
とても大切だと思っています。
ご両親だと子供も甘えてしまいますし、その後の生活が
ぎくしゃくしたのではダメですよね。
その点、普段離れて暮らしているじいちゃんが、厳しさを
教えるというのはとてもいいことだと思います。
孫君は、きっと何かをつかんでくれたでしょうね。
頑張ったおじいちゃんにポチ!
2012/4/27(金) 午後 9:02 [ あゆみ ]
あゆみさん
私の気持ちに共感してくれてありがとうございます。
おじいちゃんへの共感のポチありがとうございます。(^−^)
2012/4/27(金) 午後 9:24 [ moriizumi arao ]