法門寺の十三層の塔(唐代)
西安周辺の仏教寺院 西安周辺の名所・旧跡2
唐代の秘宝が出土した法門寺
法門寺は西安市街から西方120キロにある古刹で、
唐の皇帝の帰依を受けていた。
1987年、大雨で倒壊した塔を発掘すると、
1100年前に奉納された宝物が現れて、世界を驚かせた。
タクシーを借り切って訪れた。
それに値するお寺だった。
(左)本殿 (右)博物館
鳩摩羅什と玄奘三蔵のゆかりの寺
西安市街の南郊には、
中国仏教史に欠かすことの出来ない二人の名僧
玄奘三蔵と鳩摩羅什ゆかりの古刹が点在する。
市内の喧騒を離れて、
のどかな風景のなかに静に佇む塔や堂宇を
一日かけて自転車で訪ね、
久しぶりに心の安らぎを得た。
浄土宗の聖地 香積寺
まず訪れたのが、香積寺西安市街の南17キロにある香積寺。
浄土宗第3祖善導を祀るために創建された。
善導は「感無量寿経」などを著して中国浄土教を大成した名僧だ。
日本の法然はその著書に大いに影響を受けて、浄土宗を開いた。
寺の正面の一番手前前には碑楼が立っている。これををくぐって山門に向かう。
香積寺山門
大殿
大殿には、日本の信者から贈られた善導大師像が安置されていた。
善導塔
高さ33mで、創建当初は13層だったが、頂部が損壊して11層になっていた。
玄奘三蔵の遺骨を祀る 興教寺
大雁塔以外にも玄奘三蔵ゆかりの寺がある。
西安から約20キロ東南にある興教寺だ。
興教寺が見えてきた。山の斜面を背にして木々に囲まれて興教寺はひっそりと佇んでいる。
木々の間から唐三蔵塔が姿を見せている。
興教寺山門
大殿の朱色の柱が周辺の木々の緑と対比して鮮やかだ。
山の斜面に立つ興教寺には、玄奘の遺骨が納められている。
夕方訪れたこともあり、黄昏の静かな境内である。
境内に建つ唐三蔵塔(玄奘舎利塔)。高さは23メートル。
立ち去りがたくて、いつまでも塔を見上げていると、
工事の男が何かいいたそうに見ていた。
黙っているとお互いに1300年前の同じことを考えているような気にもなるが、
気持を伝え合おうとしても、そこには言葉の壁が立ちふさがっていた。
鳩摩羅什ゆかりの草堂寺
「質素だった鳩摩羅什を草堂寺で偲ぶ」
唐代のシルクロードを考える時、
その典型的な人物として鳩摩羅什がいる。
名前を知らない人も少なくないと思うが、
我々が最もよく唱えている「南無妙法蓮華経」が
鳩摩羅什によって訳された[妙法蓮華経典」の中の一文だ、聞けば、
とたんに親しみがわくのではないだろうか。
西域の亀茲国生まれの彼の宗教家としての名声は、
西域ばかりでなく、中国にまで及び、
彼を手に入れようと、戦争まで起こったくらいである。
そんな彼だが、戦争に負けてとらえられ、
戒律に反して、無理に女性と交わらせられる。
私はそんな彼に人間味を感じていた。
彼は玄奘三蔵より以前に多くの経典を訳している。
キジル石窟で撮影した鳩摩羅什像の写真を紹介します。
この寺は特別有名ではないが、どうしてもお参りしたかったのだ。
西安市内から西南へ50キロあり、自転車を漕ぐのはちょっと大変そうだが、
四国遍路で1日40キロ以上も歩いた経験が何度かあるので、
私としては大した距離ではない。
バスの便は悪いし、タクシーではもったいない。
自転車を5日間借りているので、利用した。
草堂寺は華美なお寺ではなく、
いわば田舎風のひっそりしたたたずまいだった。
鳩摩羅什の名声にしては質素だ。
おおげさなものはなにもなかった。
1960年再建された大雄宝殿(本堂)
鳩摩羅什の骨灰が収められている姚秦三蔵法師鳩摩羅什舎利塔
一日中お寺めぐりをして、最後に訪れた草堂寺の山門を去るとき、
中からこんな美少女がひょいとあらわれて、見送ってくれるような気がしました。
皆さんもそんな気になりませんか?
西安までの上り下りのある遠い道のりを、
美少女を乗せて帰ったら疲れも感じなかったでしょうね。(笑)
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すごいですね。
よくこれだけのお寺を回りましたね。
なかなか見ることができないお寺をありがとうございます。
イイね!
2012/7/6(金) 午後 11:50 [ chama ]
chamaさん
自転車だったので効率よく回ることができました。
「イイね!」ありがとうございます。
2012/7/7(土) 午前 0:01 [ moriizumi arao ]
香積寺へは王維の詩に魅せられてタクシーに乗っていきました。
「過香積寺」のイメージとはいささか異なりましたが…
2012/7/7(土) 午前 9:14
こんにちは〜(^-^)
どこへ行っても自転車は最高の相棒ですね。
お金を気にすることなく、自由気ままに見られる自転車は
ありがたい乗り物ですが、それにしても5日間、中国で自転車を借り乗り回すとは、凄いバイタリティですね。イイね!
2012/7/7(土) 午後 0:09 [ あゆみ ]
毎回素晴らしい旅行記楽しみにしています。
杜泉さんのバイタリチーと行動力に敬意を払うばかりです。
心洗われる写真の、見ごたえと解説におおいに勉強になります。
有難うございました。 東西
2012/7/7(土) 午後 2:49 [ bnq*w6*0 ]
安寿さん
随分いろいろなところへ行かれていますね。
私も王維の詩は好きです。o(^-^)o
2012/7/7(土) 午後 3:48 [ moriizumi arao ]
あゆみさん
自転車は私にとって国内外とも、市街地や近郊ではすごい武器でした。
2012/7/7(土) 午後 3:50 [ moriizumi arao ]
bnq*w6*0さん
いつもご愛読ありがとうございます。
よかったら記事の跡にある「イイね!」をクリックしてもらうとうれしいです。
2012/7/7(土) 午後 3:53 [ moriizumi arao ]
行ってないお寺ばかりです。
じっくり回ってみたいです。
2012/7/8(日) 午前 3:40
エッチさん
コメントありがとうございました。
機会があったら訪問してみてください。
心が落ち着きますよ。
2012/7/8(日) 午前 7:47 [ moriizumi arao ]