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3.大津波襲来
そこを過ぎると崖崩れが少ない道になり、それから数分後に広い高台にたどり着いた。
15時15分だった。この瞬間、“助かった”と、体から力が抜けた。まさに「命からがらの逃避行」であった。
津波の襲来を予感させる大きなうねり 海を見ると津波の前触れのよう な大波が立ち始めていた。上空を見上げると、船着き場付近には全く姿がなかったカモメたちが不安そうに、漂うように飛んでいた。カモメも鹿も本能的に大地震を予知していたに違いない。
高台に到着してもほっとしてはいられなかった。すでに海はどす黒く、波が異常に高くなり始めていた。
第一波襲来
案の定3分後の3時18分、第一波が襲来した。
防波堤が隠れ、海面から7メートルほどある待合所の屋根、さらには10mほどあるお土産屋の屋根も次々に水面下に消えていった。それを見た時は、命がけでここまで上って来て本当に良かったと思った。
10分後の3時29分、今度は水が急激に南北両方向に引き始め、1分もたたないうちに建物や桟橋が完全にもとの姿を現した。そして33分には金華山と牡鹿半島との間の金華山瀬戸からはほとんど水が引き、壮大な枯れ河のようになった。
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