東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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 「みちのく巡礼」の祈りの場は、震災で亡くなられた人々を追み、祈る人も癒され、心のよりどころとなる場であると共に、
震災の記憶や教訓を後世に伝える」場でもあります。
 
イメージ 1
           仙台市荒浜 浄土寺 津波を語り継ぐ碑
 
 
私は震災後多くの被災地を訪れましたが、あちこちに津波到達点を表す石柱や津波の状況などを記述した碑などをたくさん見かけました。
大抵は明治三陸地震津波、昭和三陸地震津波およびチリ地震津波の3大津波にちなむものです。これらの石碑は東北地方に300基ほどあるとのことです。
しかし、多くは風化したり苔むしたりして文字が読めないものが多くありました。地元の人に訊いても、なんの碑だかわからないことも結構ありました。
 また、石碑よりも海側や海岸近くに建っていた家が津波で流出してしまった例を数多く目にしました。こうした家は、過去の津波の惨禍も時間の経過と共に徐々に忘れ去られ、また、漁業等を営む上での便利さからかこうした状況になったと思われます。
 
畑村洋太郎氏の著書『失敗学』に書かれている、「失敗は人に伝わりにくい」「失敗は伝達されていく中で減衰していく」という、失敗情報の持つ性質を実際に見た思いがして非常に複雑な気持ちでした。
 
このような経験から、震災の状況や教訓を末永く伝承するには、慰霊碑等を立てる場所は、維持管理がしっかりしていて、忘れ去られない場所であることが重要であると考えました。
 
さらに重要なことポイントは、
①確固としたを持つ、②系統性 ③継承力  ④伝承力 ④人が多く集まる
 など事です。
 
①みちのく巡礼の核は「自然災害犠牲者の追悼」
②寺院は仏教という点で共通性・系統性を持つ
③住職が代々継承される
④お寺は各地域にまんべんなくあり、しかも地域との密着が強く
墓参や法事、祭り等の行事で人が集まるので伝承や啓発の機会もある。
⑥災害の犠牲になった信徒を持つ寺院が多いので思い入れが強い
⑥納経は慰霊巡礼する人々に達成感を持たせる
 
お寺は以上のような多くの利点を持っていますので、自然災害への祈りと伝承の場とふさわしい場所であります。

DVD みちのく巡礼「東日本大震災 次世代へ語り継ぐメッセージ」へのご支援本日9月30日をもって支援の締め切りとさせていただきます。
 たくさんの方々よりのご支援ありがとうございます。


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