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津波記念碑の教訓と避難の心得
津波が収まってから津波記念碑がどうなったのか気になって下りて見に行った。津波は石碑よりも高いところまで来たのだから、案の定濡れてはいたが無事立っていた。
以前は書いてある内容はあまり気に留めなかったが改めて見てみると、
「大震嘯災記念碑」と書かれている。
これは昭和8年3月3日の昭和三陸沖地震の折、津波がこの地点まで到達したことを示すために立てられた。今度の津波はそこを越えて来たことにになる。
少し読みづらかったが、判読
「地震があったら津浪の用心」「それや来た逃げよう五本松」
と刻まれていた。地震が来たら津波を用心せよ、津波が来たら五本松の高台を目指して逃げよ、という教えを書いたものだ。
我々の避難行動は結果的にはこの教えに適っていたのだ。
また、東北地方には、
「津波てんでんこ」という、津波避難の教えがある。
「津波が来たらてんでん(それぞれ個々)に避難して身を守れ」
という教えである。
もしも私と行動を共にしていた人がいたならば、私が大岩に襲われた時、私の直前にいた人は直撃を受けただろう。 翌朝撮影した津波記念
こうした碑は三陸各地にあるが、大きな津波がここまで上ってきたという津波の恐ろしさを知らせる警報の役割を果たしている。
しかし、私は震災後多くの被災地に出向いたが、せっかく津波の到達点を示す石碑・津波石があっても判読不能でその役割を果たしていないものを多く見かけた。
東日本大震災の場合も当然こうした石碑が必要である。我々は維持管理が行き届いている寺院に慰霊塔や津波記念碑や教訓を書いた石碑などの建立していただく活動を継続している。
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