東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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 大地震と大津波の恐怖の余韻がいまだ冷めやらぬ翌12日朝、未だ時々余震が来ているが、比較的穏やかな朝を迎えた。昨夜はすっかり疲れ果て、早めに床に就いたせいか、いち早く目が覚めた。仲間たちはまだ眠っている様子だ。

 昨夜何度か目が覚めたが、その都度、,船の発着所付近や高台まで避難した道がどうなったのか気になって仕方がなかったので、起きて早々に調べに出かけた。
 薄暗い境内は、昨日降った雪で薄っすらと覆われていた。まだ人の気配はない。
何事もなかったかのように静まり返っている。ただ、倒れた灯篭はそのままの惨めな姿を残し、あちこちの木の枝が折れ、倒れた木もあった。崩れた岩がところどころにに散らばっていた。

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 昨日、津波を避けて避難した高台から海を眺めると、完全に波が静まったわけではなく、まだ高波の様相を呈していた。
 ここまで来てはみたものの、団体行動なので勝手な行動は、慎まなければならないと思い直して神社に戻りかけると、ちょうど神社の禰宜さんががやって来て、これから被害状況を調べに行くという。「一緒に行ってもいいですか?」と尋ねると、
いいですよ、と言ってくれたので同行させてもらうことした。

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 高台から船着き場への道
 
神社から桟橋までの道は、津波避難の時よりもさらに破壊が進み、岩や木が積み重なるようにして道を覆っていた。改めて〈よく命があったなあ〉と思いながら岩や木を乗り越えた。幸運と適切な判断だけではなく、何か目に見えない大きなものに守られたのではないかとしみじみ感じた。
ここまで下ってくると、がけ崩れの痕がはっきりとしていた。大抵のところは落下してきた岩や松の木などで道がふさがれた状態だ。改めてすごかったのだと実感させられどおしだった。
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 道路は著しく亀裂が入り、半分は崩れて海に落下していた。

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                      塘路や石柱はことごとく倒れていた
 
  こうして歩いてみると、崩れてくる岩にも、倒木にもれず当たらずによくぞ逃げおうせたものだなあと思う。特に直前に大7つもの大岩に襲われた地点では、改めて身がすくんだ。3度も命が助かったのは、単に幸運や判断だけでなく、目に見えない大きなものに守られたのではないかと、しみじみと思った。

惨憺たる船着場周辺

 桟橋付近の三つの建物はいずれも鉄骨やコンクリートの柱だけが残り、それにがれきやビニールなどが取り付いていて、水の怖さをまざまざと見せ付けられた。待合室の屋根やお土産屋の二階に上がらなくてよかったとつくづく思った
 
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  船の待合所は鉄骨だけが残り、惨憺たる状態でした。
 
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 私が自身のとき身を守った場所には、どこから押し流されてきたのか、軽ワゴンが鎮座していた。
 この建物の屋根に上らず、がけ崩れの危険を冒してでも、高台に逃げたことがやはり適切な判断だったと思う。
 
 
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  船着場のすぐ後ろのモルタル造りのお土産屋の建物も骨だけになっていた。 実はこの建物の屋上も一周浮かんだ避難候補だった。もしもこの建物の屋上に避難したら…と思うと、ぞっとした。

  振り返ってみると、これまでの人生には生死にかかわる大きな出来事が7回あったが、今回の災難は、間違いなく、その最大であろう。


 

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