東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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四国遍路の魅力にふれて 前回までの記事

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                      山伏の火渡り修行
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四国遍路の魅力
四国歩き遍路の魅力←クリック
  
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                         足摺岬にて

 [本 日 の 記 事] 

いろいろな巡り方があります

順打ちと逆打ち

 遍路が札所を巡拝することを「打つ」いう。
 昔、金属や木でできた納札を、霊場の柱などに打ち付けて、巡拝した証にしたことに由来している。
 
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                  よく見ると、その名残が数ケ所の札所に残っていた。
 
 「順打ち」というのは、一番札所から二番札所へといったように、番号の順番に巡拝することをいう。方向的には、四国を時計回りに巡ることになる。

これに対して「逆打ち」は、八十八番札所から八十七番札所へといったように、番号を逆に巡拝する。
 
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 一般的には、「順打ち」が普通である。
 道しるべや、後で述べる「遍路マーク」なども、ほとんど「順打ち」に便利なように表示されている。「逆打ち」は、道を熟知したベテラン遍路が行うことが多い。
 私が出合った「逆打ち」遍路はいずれも五回以上の経験者だった。
 
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通し打ちと区切り打ち

 一度に八十八ヶ所すべてを巡拝するのを「通し打ち」、
 何回かに分けて巡拝するのを「区切り打ち」と呼ぶ。
 中でも、阿波(徳島)、土佐(高知)、伊予(愛媛)、讃岐(香川)の一国ごとに区切り打ちするのを「一国まいり」という。
 
 みなさんの中にも、長期間連続で時間を取れないが、ぜひ遍路をしたいという人がいると思う。
 そういう人には、「区切り打ち」をお勧めする。
 私の遍路中にも、「区切り打ち」をしている勤めの人に数多く出会った。

全行程歩きと交通機関の併用

 八十八ヶ所全行程を歩き通さなければならないということはない。
 途中電車やバスを利用している人も少なくない。
 自分の健康状態や体力に合せた、自分なりの遍路をすればいいのである。

 このような例を二つ紹介したい。
 十二番札所焼山寺を下ったところにある植村旅館で八十三歳の宮崎の女性と同宿になった。
 この女性は八十歳から「通しの歩き遍路」を始めて、今回で三回目とのことだ。
 「この年齢で…」と、驚いてしまった。
 
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                            植村旅館
 
 ところが七日後、さらに驚かされた。
 室戸岬へ向かう途中、この老女が私の前方を歩いている。
 おばあさんよりはずっと若くて?足にはいささか自信のある私より先に歩いているなんて…
 と思いながら、少し歩みを速めて追いついた。
 「おばあちゃん、ずいぶん早いんだね」と声をかけると、
 「さすがに今度はな、たまにはバスを使っとるんよ」という返事だった。
 それを聞いてなんとなくほっとした。
 
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 「そのほうがいいですよ。それじゃこれからも無理をしないで…」と言って、私は先に歩き出したが、 年相応の遍路の仕方をしていることに、他人ごとながら安堵した。


イメージ 6 六十三番札所吉祥寺で、少し細身で色白の青年と、休みながら会話を交わした。
 「私は体が弱いので、少しでも丈夫になればと思って遍路をしています。
 バスや列車に乗ることが多いのですが、歩けるところは出来るだけ歩こうとしています…」。
 青年は聞くともなくぽつりと語った。
 この時にも、「たいした心がけですね。大切なのはお遍路をしようという気持だと思うのですよ。自分 にあった巡り方が一番いいと思いますよ」と答えた。

 
 
 
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    四万十川の清流   これを眺めていたら、とてもすがすがしい気持になれました。 
   これが心が洗われたというのでしょうか。 いまも心に深く残るっている光景です。

http://www.youtube.com/v/7MesT0AJDcI&hl=1&autoplay=1

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                      山伏の火渡り修行
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遍路の時期はいつがよいか

 遍路に適した季節は春または秋であろう。
 は朝夕の冷え込みもだいぶ少なくなり、日ましに日も長くなるので巡拝にゆとりが持てる。
 また、いろいろな花や新緑にお目にかかれて心なごむ季節でもある。
 
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 今までの人生に区切りをつけ、これから新しいスタートを切りたいと考えている人、
 悩みや苦しみを癒して再出発を図る人などには、もってこいの季節といえよう。

 春遍路の場合、四月の出発が多いと思うが、途中でゴールデンウイークに差しかかって、
 お遍路さんの数が急に増加する。
 バスの団体遍路とぶつかると、人ごみの中で巡拝しなければならなくなる。
 心静かに読経することはむずかしい。納経を待たされる場合もある。
 おまけに宿泊先の確保にも苦労させられる。
 
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 さりとて連休後の出発となると、今度は途中で梅雨の季節に入ってしまう。
 雨も修業のひとつと思いながらも、やはり毎日のように降る雨はうっとうしいものだ。
 それに、四国の四月は、早くも非常に暑くなっている。
 時間に融通の利く人は、三月中旬ごろに出発することをお勧めしたい。

  の場合、九月初旬はまだ日中の残暑が厳しいし、台風など雨の心配もある。
 九月中旬になると、朝夕は涼しくなり、残暑もいくぶんか和らいで来る。
 また、山道では秋の気配が漂い始めるので、この時期以後の出発が望ましいと思う。
 歩きながら十月を迎えると、空気も澄み、雨も少なくなり、
 紅葉が山間部から平地へと次第に広がりをみせてくる。
 
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                     三十一番竹林寺- 

 さらに晩秋になると、山の遍路道は落ち葉のじゅうたんのようになり、これを踏みしめながら歩くのは 深い趣がある。
 
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 秋は、気候的にも雰囲気的にも春とは違ったよさがある。
 春と同じく遍路に適した気候といえるのではないだろうか。
 

 ただ、春も秋も込み合うことをあらかじめ覚悟しなければならない。
 
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                       二十五番津照寺

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