濃いサーモン色に染まった空の中にサン・マルコ寺院が幻想的な姿を浮かび上がらせていました。
まるで幻想の中世の世界に想えて…、しばらく立ちつくしてしまいました。
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ヴェネチア2 〜壮麗なサン・マルコ広場と大聖堂
サン・マルコ広場
入口に立ったとたん、中世の建物の壮麗さにすっかり圧倒されてしまった。
さすがサン・マルコ広場はヴェネチア随一の観光スポットだけのことはある。
右の円柱の上に有翼の獅子像が、左の円柱には守護聖人テオドロスの像がある。
右がドゥカーレ宮殿、中央奥に見えるのがはサン・マルコ大聖堂、左手の塔が鐘楼だ。
この小広場は、サン・マルコ大聖堂、鐘楼、ドゥカーレ宮殿など、
東方貿易で得た巨万の富を注ぎ込んで建てられた絢爛豪華な建造物に四方を囲まれている。
これを見ていると、海洋国としてアドリア海を制した時代(11〜15世紀頃)の栄華の姿が浮かび上がってくるようだ。
ナポレオンはこのサン・マルコ広場広場を「世界一美しい広場」と絶賛したという。(絵葉書より)
広場のランドマーク的存在である鐘楼は、12世紀に灯台として建てられた。地震で二度倒壊したが、1912年現在の鐘楼《約99メートル)が再建された。
ちょうど見物中に、時計塔の荘厳な鐘が鳴り出した。
マルコ・ポーロたち中世の人びとと同じ音の空間を共有しているかと思うと、
不思議な感覚にとらわれてしまう。
広場にはいっぱいの鳩が群れ遊び、餌をねだるように観光客のそばに集って来る。
広場を取り囲む回廊には、オープンテラスのカフェをはじめ、
ギャラリーや宝石店、ブティックなどが軒を連ねている。
観光客でにぎわうカフェからは軽快なイタリアン音楽の生演奏も聞こえてくる。
ついつい引き寄せられるように椅子に腰を下ろす。
そして大聖堂を眺めながらゆったりとカプチーノを飲む。
中世と現代とが混在するような雰囲気の中に身をおく――。
こうした上質な時を味わえるのものも気楽なひとり旅ならではのことだ。
サン・マルコ大聖堂
サン・マルコ大聖堂は、聖マルコの遺骨を祀るための9世紀に創建されたものであり、
11世紀に改築が行われ、約400年後にほぼ完成した。
ファザードがすごい!
サン・マルコ大聖堂のファサードは、さまざまなレリーフや彫像で飾られている。
中央最上部に立つのはやっぱりこの人――聖マルコ像
礼拝堂内は由香や壁面だけでなく天井まで、内部全体が金色のモザイクで彩られている。
シルクロードの各地で豪華絢爛な教会やモスクを見るたびに思うのだが、
こうしたきらびやかさは、信仰の篤さよりも、聖職者や国の統治者の権力誇示の象徴だ、といつも感じるのである。
夜のサン・マルコ広場
人びとの喧騒が去った夜に,再びのサン・マルコ広場を訪れました。
小広場は、神々しいほどの静寂に包まれていました。
ライトアップされたサン・マルコ大聖堂は一段と神秘的に輝き、ファザードのキリスト像や聖マルコ像 は神々しさを増していました。
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