東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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高野山参り

 一般に、遍路に先立って、あるいは結願後に高野山奥の院に参詣している。

 関西以東から来た人たちは、第一番霊山寺のお礼参りを済ませたその足で、
 徳島から和歌山まで船でわたるか、高速バスで大阪まで行って電車で高野山まで行く人が多いようだ。
 打ち終えて参詣する人は、
 「大師様が常に自分のそばにいて、無事に修業と旅とを続けることが出来るように導いてくださった
 ことに、感謝をささげながらお祈りするのだと思う。    

 一方、関西方面の人は、先に高野山参りをしてから、四国へ渡る人が多いと聞く。
 先だって参詣する人は、
 これから遍路に出かけることを弘法大師に報告して旅の安全とご加護をお願いするのであろう。

奥の院

 
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                         高野山奥の院の山門

 奥の院へは、一の橋から焼く2キロの参道を行き、途中、三つの橋を渡る。
 奥の院とは、狭義には弘法大師廟(御廟)をさすが、
 広義には、一の橋から御廟までの墓域群全体を指す。
  
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                      奥の院の入口となる一の橋を渡り、参道に入る。

 文字通り一の橋からは死後の世界とされ、ここからは結界の地である。
 渡る前に、脱帽して一礼する習わしになっている。
 修行中は、菅笠を被ったまま礼拝してよいことになっており、
 お堂で読経するときや僧の前でも傘を取らなくてもよいが、
 私はここは特別の場所という意識で、傘を取って一礼した。
 

 参道には樹齢400〜600年の杉の巨樹がそびえている。
 この“霊の森”には、武田信玄、伊達政宗、織田信長などの墓石群が延々と続く。
 大師への篤い信仰心と、江戸幕府の政策とが相まって、奥の院は宗派を超えて、
 死後の安住の地とされるようになった。
 墓石の数は約20万基といわれる。
 
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 伊達政宗墓所  我ら仙台人の誇りと憧れなので探し当ててお参りました。   武田信玄・勝頼の墓所    
 
 中の橋を渡ると、左手の橋畔には「汗かき地蔵」が立っている。
 人びとの罪業を一身に背負って汗をかいてくれるありがたいお地蔵さんである。
 
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               中の橋と汗かき地蔵が祭られているお堂


 中の橋を渡ったころから、石畳を折り重ねた長い石段が始まる。
 この石段は覚鑁坂(かくばんざか)と呼ばれ、石段の数は「死に」(42)を超えるという意味で43段だという。
 
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 やがて、御廟の橋にいたる。
 この橋は、橋の板36枚と橋全体を一尊と数え、金剛界三十七尊を象徴するのだそうだ。

 
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                      御廟の橋と高野山奥の院

 
 橋を渡った先が聖地中の聖地といわれる御廟になる。
 もちろん一礼。
 「橋から先は脱帽、撮影禁止」の立て札が立つ。
 石畳を進み、石段を上がると灯篭堂である。
 正面両脇に「四国八十八ヶ所納め札入れ」がある。

 灯篭堂の裏手の静寂な森の中に、桧皮葺き、宝形造り(ほうぎょうづくり)の御廟がある。
 入定後、弟子たちはここに大師の亡骸を祀って御廟とし、生前同様に日々の給仕を絶やさない。



高野野山参りまで含めて「結願する」という考え方もある。
 納経帳、納経白衣、掛け軸には、高野山で納経していただくためのページが最初に設けられている。
 
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 せっかくの高野山なので、いろいろな寺院を巡った後、宿坊に泊まるのもよいでしょう。
 
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    (上) 金剛峰寺山門   (下)本堂
 
 
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       高野山では三食すべて精進料理を堪能しました。

京都まで足を延ばして東寺参り
 京都まで足を延ばして、東寺参りをする人もいる。
 東寺は真言宗総本山で、教王護国寺」(きょうおうごこくじ)とも呼ばれる。
 つまり、東寺で発願あるいはお礼参りをするというわけである。
 私も、三度目の遍路では、高野山の帰りに東寺に足を延ばした。
 なお、東寺には以前三度訪れたことがある。
 私と四国歩き遍路2 〜『砂の器』と弘法大師縁の東寺〜←クリック

 
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     東寺の五重塔
 
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                          本堂
 
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                       東寺のパンフレットより

イメージ 15 高野山と東寺へお参りすることで、四国遍路と弘法大師がよりいっそう深いつながりを持っていることが感じられることでしょう。
 

四国歩き遍路の巡り方 記事一覧

 題目をクリックしてご覧ください。
1.四国遍路のいわれを知ろう     2.l路の時期はいつがよいか     3.いろいろな巡り方があります
4.全行程の距離と所要日数   5.遍路地図の選び方と活用の仕方   6.お遍路さんの泊まる宿
7.おおまかなプランの立て方           8.歩き遍路の費用はどれぐらいかかるの?
9.歩き遍路にはどんなものを持っていけばよいか     10.雨の遍路もいいものだ 〜おすすめの雨具
11.歩き遍路の大敵はマメ 〜快適な靴選び〜       12.遍路用品の購入
13.遍路中の現金の携帯 あなたはどうしますか?   14.遍路中の現金の携帯 歩き遍路に向けた体力準備15.お遍路さんのマナー          16.お遍路さんの身じたく 〜スタイルも次第に多様化             17.お遍路用品の知識1  金剛杖     18.お遍路用品の知識2  白衣    19.お遍路用品の知識3  菅 笠 20.お遍路用品の知識4  輪袈裟と数珠  21.お遍路用品の知識5  経本・納経帳・納め札   22.巡拝順序とマナー(まとめ)       23.巡拝のマナー1 巡拝の心を大切に   24.巡拝のマナー2 巡拝の順序  25.巡拝のマナー3 巡拝作法あれこれ   26.経のしかた  四国歩き遍路の巡り方26    27.仏様や由緒あるものへの礼拝   28.宿坊でのお勤めと番外霊場    29.結願とお礼参り    

 

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