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広野郵便局から200mほどの地点にある河野橋を渡って、対岸を走る県道21号へ出ました。鮎喰川を左手に見ながら歩みを進めます。。
トラックや乗用車がひっきりなしに通り、トラックに笠があおられます。
山道では孫を先に歩かせますが、一般道では孫を守ってじいちゃんが先に歩きます。平地では、歩く速度がわたしの方が大分速いので、孫のスピードに合わせるのに苦労します。うっかりすると、10mほど差がついてしまいます。
橋を渡って1キロほど歩くと、前方にゆっくりゆっくりと歩いている人が見えます。近づいてみると、昨日12番焼山寺で別れた大阪の榎本さんでした。焼山寺からの下りで足を痛めたとのことでした。
「どうぞお先に」と言う榎本さんに、
「くれぐれも無理をなさらずに、様子を見て判断してくださいね。またの機会もあるのですから…。ではお気をつけて」と、わたしが言うと、孫も「お気をつけて」と言ったので、ちょっとおかしくなりました。中々、おしゃまなのです。
私は、彼が無事に結願できる幸運に恵まれることを心から祈りました。
お茶のお接待
一向に見当たりません。
やむを得ず、行者野バス停のベンチに腰を下ろしておにぎりを食べ始めました。
すると、向かいの家のおばあちゃんがお茶を運んできてくれました。
「終わったらここに置いていっていいからね」と言って、家に戻っていきました。
みかんを食べ終えてから孫の足元を見ると、小さな皮が何個か落ちています。
「お世話になったバス停なんだからきれいにしようや」と声をかけると、すぐに拾いはじめて、ほかのごみも拾いました。この子は、公衆道徳は割合守る方だと以前から思っていました。2年生の夏休みに我が家に来たとき、朝の散歩のとき、歩きながらゴミ拾いをしていました。どこで教わったのか、「環境問題だからね」と、大人のようなことを言っていたのを、じいちゃんはよく覚えています。
湯飲み茶わんと急須を返しに行くと、出かけたらしく、留守でしたので、お札を添えておくと、私を見習って(まねをして?)自分のお札も置きました。この子は一人前にみられることが好きなんだなと、また気づきました。
ここから3キロほど歩くと、「おやすみなし亭」という休憩所の看板が見えてきました。
あと2キロほどで大日寺なので素通りしようと思いましたが、好奇心の強いじいちゃんと、休みたい孫の気持ちが一致して、入ってみることにしました。
セルフのホットコーヒー、お菓子、みかん、水等があり、大変ありがたいお接待でした。「おじいちゃん 入ってよかったね」と言う孫に、「うん」と返事はしたものの、予定の遅れが気になるじいちゃんでした。
予定していた十七番井戸寺まではおそらく無理だろうと、思いました。
この辺りから、孫の足取りが急に遅くなってきました。
ややもすると遅れがちです。
「あとナノカ(七日)、あとナノカ〜」と、口に出しながら、後ろから付いてきます。
孫なりに自分を励ましているのでしょう。
孫の場合、あと7日で辛さから解放されるというよりも、「あと7日で家族に会える」という気持ちが強かったようです。
梁田橋を過ぎました。間もなく大日寺です。
この時がよみがえってきます。
パソコンに向かっている今、目頭が熱くなってしまいます。
「がんばれ 諒! あと500mで大日寺だ」
と、思わず心で叫んでいるじいちゃんです。
孫と爺ちゃんの四国歩き遍路 前回までの記事(記事は題目をクリックしてご覧ください)
17、孫に大きな財産になった「焼山寺遍路ころがし」の超越〜焼山寺遍路ころがし3
みなさん!
毎日、孫へのたくさんの応援や励ましのコメントありがとうございます |
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2012年05月12日
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