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井戸寺の礼拝
十七番井戸寺の山門は、間口が広く、鮮やかな朱色で、とても堂々としています。
孫は目ざとく指摘しました。「今まで見たことないね。まるで武家屋敷のようだね」
「この門は、江戸時代、約200年くらい前に阿波藩の殿様が別邸の門を寄進したんだそうだ。長屋門づくりというんだよ」と、じいちゃんは説明しました。
山門の正面に本堂が見えます。
本堂の右手に大師堂があります。
まだ朝が早いので、我々以外のお遍路さんは2人でした。
淡々粛々とお参りを済ませて、16キロ先の恩山寺に向かいます。
面影の井戸と拾った一円玉
山門を出て数百メートル歩いたところで、二人はちょっとした失敗に気づきました。
「おじいちゃん 井戸をのぞかなかったね」
「あ〜 そうだったな〜。ごめん、ごめん! おじいちゃんはもう3回も覗いているので、ついつい忘れていたよ」
「20歳の時に初めて覗いたときにはけっこうと緊張したな。映った時にはホッとしたよ。だけど、次の時にはたいてい映ると思っていたので、なんとなく覗いていたよ。気休めを言うようだけど、お前がのぞいたらきっと映ったよ。安心しな」
面影の井戸(2004年、3巡目撮影)
次はじいちゃんが孫に聞きました。
「ところであの一円玉はどうした?」
この質問に孫は一瞬ハッとしたようでした。 「あっ! ない」
これにはじいちゃんもちょっと驚きました。
「えっ! お賽銭箱に入れたんじゃないのか?」
「ポケットに入れると忘れると思って、左の手に握っていたんだ。おじいちゃんの井戸の話を聞いているうちに、手から落ちちゃったんだね。きっと…」
「そうか、せっかく良いことをしようとしたのに残念だったな」
疲労がたまった孫〜翌日の計画変更
きょうはしばらく徳島市内の道を歩きます。
孫の歩みがなんだか遅くなってきました。振り返る度に10メートルくらい後方です。
これまで午前中は大人に近いスピードなのですが…、5日目ともなると疲れがたまってきているなと感じました。
井戸寺からまだ4キロくらいしか歩いていませんが、裏道へ入って、小さな公園で大休憩となりました。
今日はどうにかするとしても、明日はもっと歩けなくなるだろうと判断しました。
22番平等寺付近の宿から21番太龍寺を下り終えた所に宿を変更することにしました。
阿波おどり会館〜仙台市に対する義援金募集
それから4キロ行ったところに阿波おどり会館があったので、見学を兼ねて再び休憩。
中に入って驚きとともにうれしくなりました。
「徳島市では、東北地方太平洋沖地震における被災地支援のため、観光姉妹都市である仙台市に対する義援金を募っています。皆さまのご協力をお願いします。」
という、ポスターや、看板がありました。
素直に感謝の気持ちがわきました。
阿波踊り会館から国道55号泉バイパスへ向かう途中のお店屋さんで呼び止められてジュースとアイスクリームのお接待を受けました。
孫は、立ち話をすると途端に元気になります。
55号線に入って間もなくと小松島市に入りました。井戸寺から約13キロです。
単調な道なので孫は、後方をいやいや歩いて来ます。
今日は、21番鶴林寺の上り口よりもさらに奥の「ふれあいの里 さかもと」まで行かなければならないので、じいちゃんはちょっと気がもめます。
今日は、宿入りが遅くなりそうですね。
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2012年06月27日
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