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八十二番根香寺 紅葉 遍路の人気のポイントはどこにあるのでしょうか? 今日はそれを考えてみました。
お遍路にやって来た人たちの目的やきっかけを聞いてみると、実にさまざまなんですよ。
純粋に供養やお礼参り、あるいは精神修養など本来目的だけの人ももちろんいますが、それよりもむしろ、複数の目的を持って来ている人の方がはるかに多いようです。
心を癒しに来る人、人生に一区切りをつけに来る人、何か今まで見えない自分を発見したいと思って来る人、苦悩から抜け出したい人、本来の自分を取り戻したい人、自分を試しに来る人、体力チェックや健康増進が目的の人、歴史探訪や観光も兼ねて回っている人……などなどすごく多様化しているようです。歩き遍路の活用の仕方も色々あるんだな~と、正直言って少し驚きました。
振り返ってみると、私自身にしても4度の遍路の動機がすべて違っていたのです。20歳の学生の時には、最初は旅行の延長でした。2度目の33歳は人生の指針を決定するため。3度目の60歳では新たな人生への区切り、4度目の68歳は東日本大震災で犠牲ななられたか方々の鎮魂と震災を伝える旅でした。
「現代お遍路」は、次第に「楽しむお遍路」に変わってきていると感じます。
性別も年齢もさまざまで、行くたびごとに若者や子供が増えていることを実感します。私が、20歳や33歳の時に遍路したときには、自分と同じ若者と出会ったことはありませんでした。たぶん若者たちはこの複雑な世の中でストレスを感じているのではないかと思います。
巡り方も人それぞれで、一度に八十八ヶ所すべて回らずに何回かに分けて巡礼する人(区切り打ち)、ところどころ交通機関も利用する人などいろいろですね。まだ現役でなかなかまとめて休暇を取れない人々が、連休や夏休みになるとどっと繰り出してきて、遍路道ははとてもにぎやかになります。
四国遍路は、弘法大師がシンボルになっていますが、宗教性はあまり強くはありません。大多分の人は宗教や宗派に無関係に巡礼していいるみたいですよ。外国人遍路とも結構出会います。イスラム教徒のイラン人学生と出会ったときにはびっくりしました。外国人の方がスタイルも本格的な人が多いですよ。墨染めの衣に錫杖を持った人もいましたよ。
どんな宗教でもすうーっと受け入れてくれるのが、この「四国遍路」のやさしさだと思います。今まで手を合わせたことのない人や、無宗教の人たちもけっこう歩いています。
アイルランドの女性遍路
お接待が一番心に残ったと語るイラン人青年
このようにオープンなところも、人気が高まっているひとつポイントなのだと思います。
人々や自然との出会いや触れ合いはとても心を癒してくれます。
土地の人々の温かさにふれて深く感謝し、強い感動を覚え、そして心癒され、自由と開放感も満喫して遍路を終えていく人がほとんどだと思います。
歩き遍路の魅力は、人間の本来の心を、もう一度自分に思い起こさせてくれるということにあると言えるのではないでしょうか。
それは「心の自由」の中から生まれるてくると思います。
「お四国病」という言葉の意味も身をもって感じました。
「お四国病」と言うのは、一度四国遍路をすると病み付きになって、何度も来たくなることですが、自分自身も軽い「お四国病」患者なのかもしれません。
『四国の歩き遍路』は、やっぱり、たくさんの「大きな魅力を持つ世界」でした。
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2013年10月29日
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