東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

11楼蘭への砂漠の旅

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228 ヤルダンの不思議な造形美 〜自然は超一流の芸術家〜  楼蘭への道4
 
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光の中で幻想的によみがえる長安 〜ゆったり流れる西安の夜〜

 
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                       ライトアップされた大雁塔

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5.憧れの長安へ =遙かなり長安5=
 
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[本 日 の 記 事]

 不気味! これぞ魔鬼城  楼蘭への道6

 楼蘭への旅第一日目の夜は、ヤルダン地帯の大龍城(ヤルダン魔鬼城)でのテント泊であった。
 
宵闇迫る魔鬼城
 いよいよ日没が迫ってくる。
 ヤルダン魔鬼城に夕闇が訪れようとしている。

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  昼間に登った最も見晴らしのよい丘の中央付近のヤルダンに登って、撮影を開始した。


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   夕陽がさえぎられているヤルダン群は早くも灰色がかった薄紫を帯びてきた。


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 風景は茶色ががかった紫かから黒の世界へと移り変わってゆき、
 次第に不気味さが押し寄せてくる。
 かなたから死者の叫び声が“ウォーン ウォーン!”と湧き上がって来るように想えて、
 おののきを感じた。
  

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 人ひとり訪れなくなった廃墟の寺院。そこに建つ仏塔は今にも崩れかかっている。いかにも死者の霊が彷徨っている――そんな風な雰囲気がただよってくる。


 四方八方、どちらを見ても不気味の世界だ。

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                     まるで地獄の火の山のようだ。


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 不気味な光が地獄の谷底から沸きあがってくる。
 その光は、まるで何千年もの長いあいだに、もだえ苦しみながら死んでいった何千、何万もの人々の霊 の怨み のエネルギーのようだ。
 シャッターを切るとその霊のエネルギーがカメラの中に入り込んでくるのではないか――
 そんな怖い感覚が私を襲った。
 以前知人の写真を撮った時に、右肩の上に人魂のようなものが映っていたことがあって恐ろしくなった ことがあった――思わずそのことが瞬間的に頭をよぎった。



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 あれこそが魔鬼城だ――あそこにはたくさんの霊たちがうごめいているにちがいない。


テントで野営
 午後9時前に撮影を切り上げ、
 ナン、キューリ、トマト、魚肉ソーセージ、お茶、という腹ごしらえが目的の夕食をすませて、
 10時前にそれぞれのテントに引き上げた。
 
 <こんなところでテントに一人で寝るのか…>と思うと…、気意味悪くてしかたがない。
 
 風が出てきた。



 
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228 ヤルダンの不思議な造形美 〜自然は超一流の芸術家〜 楼蘭への道4

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光の中で幻想的によみがえる長安 〜ゆったり流れる西安の夜〜

 
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   南門  入城式  唐代のの古式にのっとって客を迎える踊り子の女性たち

 
[本 日 の 記 事]

 絶景! ヤルダン魔鬼城の夕暮れ  楼蘭への道5

夕景戦争
 シルクロードの情景は夕方になるとさらにすばらしさを増す。
 その瞬間を捉えようと、辛抱強くシャッターチャンスを待つ。
 いったんチャンスが訪れると撮影戦争が始まる。
 絶景は待ってはくれない。
 刻一刻と姿を変えてゆく。
 まるでパノラマ映画を見ているようだ。
 時と空間との同時戦争だ。
 日中にめぼしをつけた撮影スポットを車や足でめまぐるしく走り回る。
 アングルや撮影条件を手早く変えながら、シャッターを切り続ける。
 
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 砂漠やヤルダンに夕陽が当たり始めると、黄色い単調な砂漠が次第に部分的に赤みを帯び始め、陰影もはっきりしてきた。広大な自然には次第に見事なまだら模様や縞模様が描かれてゆく。


?H5>神秘的な夕暮れの魔鬼城

 夕陽を浴びて赤く輝く照り輝くヤルダン魔鬼城は神々しい。
 陰影をおびて…造形美がいっそう引き立ってくる。
 日光が弱くなり赤みをおびてくると、
 不思議に色彩の差が明確になって来る。
 昼間は目立たなかった砂漠の砂の色や茶色一色に見える瓦礫の山肌が何色にも見えてくる。

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 切り立って日光がほぼ直角に当てる部分は金色に輝き、傾斜部分は茶色やオレンジに、水平面は次第に紫を帯びてくる。



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   やがて光が弱くなると全体が薄紫色から黒褐色に変化してきた。まもなく日暮れだ。
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  まるで浄土の世界を想わせる、うっとりと穏やかな気持にさせてくれた情景でした。


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227  ヤルダン魔鬼城へ  楼蘭への道3
 
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226  http://blogs.yahoo.co.jp/sakurai4391/31896865.html 敦煌から玉門関・漢の長城へ  楼蘭への道2]


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          ライトアップされた大雁塔 夜空には高校と月が輝く

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                        シルクロードへの出発点西の城門

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ヤルダンの不思議な造形美 〜自然は超一流の芸術家〜(改訂)  楼蘭への道4

奇岩・美顔
 
 キャンプ地へ到着したのは午後3時ころ、日没の午後8時過ぎまではたっぷりと時間がある。
 ガイドの黄さんは車を飛ばしてあちこちの写真スポットへ案内してくれた。
 
 おかげさまで、とてもこの世のものとは思えない絶景や造形美にめぐり合うことが出来た。
 
 まるでエジプトのスフィンクス、イースター島のモアイ像を思い起こさせる土塊群
 アメリカの砂漠で見た西部劇に出てきそうな情景などなど… 
 不思議な想いに誘ってくれた。
 以前訪れた感動的な場所を思い浮かべながら造形の中に浸り、情景がいっそう生き生きしたものになった。
 最も圧巻だったのは、真っ先に案内してくれたのは、最も見晴らしのよい小高い丘だった。
 さらにその丘の中央付近には、10メートルほどのヤルダンがあった。
 「あそこへ上ればヤルダン魔鬼城がほぼ一望できますよ」と言う。
 一も二もなくなく「登ります」と言うと、
 「アイゼンや命綱が必要ですよ。ロッククライミングの経験がありますか?」と訊いたので、
 幸い若いころ経験がある旨を話すと、二人で登ることを了承した。
 「あくまでも自己責任でお願いします]と付け加えた。
 中国ではまだ保険制度が充分確立されていないので、これはやむをえない。
 
 黄さんのお陰で、自分なりに心に残る傑作をたくさん生むことが出来た。
 感謝したい。
 謝謝! 黄先生。

 
イースター島のモアイ像を思わせる造形
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              チリ・イースター島のモアイ像に似ているとは思いませんか?(上三枚)
         

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                      チリのイースター島のモアイ像 (2004年撮影)


ピラミッドのスフィンクスを思わせる土堆群
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      ピラミッドのスフィンクスのように見える。

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                     ピラミッドとスフィンクス


仏塔のような土堆群

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                    まるで仏塔のようにそびえている。30メートル以上はありそうだ。

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                          西安の小雁塔

西部劇の世界

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  まるで西部劇の世界に入り込んだようだ。「ここは私たちプロしかしらない場所です」とガイドの黄さんは胸を張った。


美しくも不思議な造形
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神の世界・浄土の世界
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 ここへ入った瞬間、創成期の混沌とした地球を感じた。

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  なんだか神々の世界に迷い込んだような感覚にとらわれた。

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  この世ではお目にかかれないようななんとも不思議さを感じる光景だった。まるで極楽浄土を想わせる世界だった。

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224 楼蘭への道 〜出発地の敦煌へ列車で戻る〜  幻の王国楼蘭をたずねる2 記事は下線文字をクリックしてご覧ください。

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                           列車からも火焔山が見えます。


=== [お勧めの記事9]  楊貴妃のラブロマンス 〜華清池〜 ===  
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 華清池

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                       西安のシンボル鐘楼

[本日の記事]

ヤルダン魔鬼城へ  楼蘭への道3

 漢の長城の最西端を過ぎてからは、疏勒河沿いに、
 砂漠や小石混じりのゴビ灘の道なき道をヤルダン魔鬼城をめざしてを走る。
 おおよそ6,70キロの道のりだ。
 今では玉門関を通ってヤルダン魔鬼城まで舗装道路が完成している。
 それを利用すれば、敦煌市内から約2時間半でヤルダン魔鬼城へ到達できる。
 半月前には舗装道路を通ったが、
 今回は先人たちの歩んだ道を少しでも味わってみたかったので、
 あえて昔のシルクロードにこだわった。

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     ところどころに車の轍の跡がわずかに残る砂漠へ入る。


 「ここもタクラマカン砂漠ですか」と訊くと、
 「いいえ、クムターグ砂漠です」と、ガイドが教えてくれた。
  クムターグ砂漠は中国の8大砂漠の一つで、羽毛状の砂丘が分布する国内でも珍しい特徴的砂漠とのことだ。
 「よい写真スポットへご案内しましょう」と言って、小高い砂丘へ案内してくれた。
 なかなかの美観だ。

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    羽毛状の砂丘が続くクムターグ砂漠    左手遠方には先ほどおさらばしてきた漢代長城が見える。やがて2台の車が見えてきた。どうやら私たちだけでなくこの砂漠を走る人がいるようだ。

 
 次第に地面が硬くなり浪打ち始め、やがてあちらこちらにヤルダンが見え始めるた。
 ヤルダンは以前も何度か説明したが、ウイグル語で「険しい崖のある土丘群の地」の意味である。
 ここのヤルダンは、風蝕で出来た様々な形の土丘が南西約25km、幅約2kmに及んで連なっている。この一帯は三龍堆と呼ばれている。

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 いつ見ても見事な砂漠の造形美に圧倒されっぱなしだ。

ヤルダン魔鬼城(大龍城)


 三龍堆から50キロほど走ると、地面が次第に凸凹が烈しくなり、道が大きく波打つようになってきた。
 まるで海岸か山の岩場のようだ。
 ここからが本格的なヤルダンが始まるのだ。
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 われわれの4輪駆動ランドクルーザーも、後続の6輪駆動のトラックも、運転手がひどく大変そうだった。 
 車体がひっきりなしに前後左右上下に烈しく揺れる。
 何度も車の天井に頭をぶつけ、体がときどきドアに打ち付けられる。
 まるで洗濯機の中にほうりこまれた古パンツのようにもみくちゃ。今にも壊れそうだ。
 自分の身を保つのが精一杯で写真どころではない。
 それでも車に乗っているだけなので、砂漠を行くといってもたいした辛いわけではない。

 こんな道を法顕や玄奘三蔵たち先人たちは、
 ラクダや馬で進んだのだろうか、
 それとも下りて歩いたのであろうか?

 こんなことに想った瞬間――
 「ガイドさん 少し歩かせてください」
 という言葉が無意識に口から出てきた。
 ちょっと怪訝そうな顔をしたが、即座に
 「そうしましょう」と、拍子抜けするほどあっさりと応じた。

 歩くのは、私とガイドと、トラックに乗っている世話人の計3名である。
 私の車の運転手、トラックの運転手と助手は10キロほど先――その日のキャンプ地で待つことになった。

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                 一足先にキャンプ地へ向かうトラック

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  硬い凸凹の土塊を越えつつ、約10キロの道のりを、先人の苦労をちょっぴり味わいながら歩みを進める。

 
 7、8キロ歩いた地点で、私たちは大自然が創りあげた壮大な城の中に入り込んだ。
 ここが大龍城とも呼ばれる、ヤルダン魔鬼城だ。
 2003年「敦煌ヤルダン国家地質公園」としてオープンした。
 だがこんなとんでもないところを歩いているのはわれわれ三人だけだ。

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 さすが大龍城と呼ばれるだけのことはある。
 ゴビの砂漠の中に、巨大な土の塊が、ちょうど南極の海に浮かぶ氷山のように、何十何百とそびえ立っている。
 土の塊は、周囲数百メートル、高さ4、50メートルといった巨大なものもあれば、まるで人が創りあげたような仏塔形のものもある。
  
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                     まるで仏塔のようなヤルダン


 土塊の上に立ってみると、トラックやランドクルーザーが、まるでミニカーのように見える。
 高層ビルの展望台に登って、下界を見下ろす様(さま)に似ている。
 ――道路が縦横に走る。その両側に並ぶ巨大な土の塊は、大都会のビルである。それが見渡す限り続いている。

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 「これは大上海ですね〜」
 わがガイド氏は、自然の造形をそう形容した。
 中国最大の都市、上海、その上海を数倍も上回る都会の景観だというのである。
 このヤルダンは、東西80キロ、南北40キロほどあるという。
 そういえば、ウルムチでビル街の夕景を撮った時、「まるでヤルダンだ」と、想ったことがあった。
 「なかなかうまい表現をするなあ」と感心しながら、私も頭をひねっってみる。
 「自然がつくった大都会、神々の居城」と、名付けてみた。

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     大都会のシルエットがなぜか砂漠のヤルダンを思い起こさせた。



 この地形は、風化土堆群と呼ばれている。
 ゴビに吹き荒れる烈風によって土が削り取られ、硬いところだけが残っているというのである。
 実際土塊に近づいてみると、激流が岩を削り取るように,土塊には風の流れが刻み込まれていた。
 
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以前公開した、 
ヤルダン魔鬼城  〜自然がつくる造形の不思議〜 (クリック)
は大好評でしたので、クリックしてぜひご覧ください。

とりあえず1枚だけ公開します。後はクリックして見てね〜

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225  楼蘭めざしてタクラマカン砂漠をゆく1  ガイドチャーター

224 楼蘭への道 〜出発地の敦煌へ列車で戻る〜  幻の王国楼蘭をたずねる2 記事は下線文字をクリックしてご覧ください。

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233 心ふるえた小説『楼蘭』  幻の王国楼蘭をたずねる 1 記事は下線文字をクリックしてご覧ください。

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=== [お勧めの記事8]  嘉峪関の夕景 ===  
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旅を振り返って

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2.よみがえる 西安のホットな思い出  =はるかかなり長安2=

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                    朝日の中に幻想的な姿を現した大雁塔

[本日の記事]

敦煌から玉門関・漢の長城へ  楼蘭への砂漠の旅2 

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敦煌発 9:00

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  砂漠の舗装道路を玉門関に向かう。半月前には馬を走らせたが、今日はランドクルーザーでの走行だ。走りは快調だが、気持ち的には馬の方がず〜っと快適だ。

玉門関で不法業者を懲らしめる
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  10:30 玉門関に到着 半月前に訪れているので短時間停車。
 以前訪れたときの記事をぜひご覧ください。(クリックしてください)

 ここはこれで3回目だ。
 今回は不愉快な思いもしたが、溜飲を下ろした。
 玉門関の周りには柵がめぐらされている。
 バスでやって来た日本人ツアー観光客がこの柵の中に入って写真を撮ろうとしたら、貸し馬屋2人がやってきて、入場料がいると言って3人から100元ずつ集めていた。
 半月前に私が来た時にはそんなことは言われなかった。
 どうも腑に落ちない。
 おせっかい焼きの私としては、黙っちゃいられない。
 同じ日本人がだまされるのを見過ごすことは出来ない。
 チケットが無いのはおかしいと言うと、
 柵内に入る人はあまりいないので、そんなものはないと言う。 
 それじゃ、どこがこれを管理しているのか知りたいので、3人が払った金の領収書がほしいというと、
「そういうものはない」と、またまた言う。
 では、どういう組織から委託を受けてあなた方はここの入場管理をしているのか、と聞いたら、
 「ここは水もないし管理がとってもむずかしい」
 などと答えにもならないことを言って、話をそらそうとする。
 私はここに取材に来ているので、ここで見たことをありのまま書かなければならない、
 それと知り合いの政府観光関係責任者にこのことを確認しなければならないと言うと、
 急に二人は動揺して、ポケットの中の100元札を返してよこした。
 ポケットの中にはたくさんの100元札がねじ込まれていた。
 観光バスでやって来たツアー客などは、100元のニセ入場料をすぐ払ってしまうだろうから、
 観光バスが10台くらい入ってきたら、1万元以上の金があっという間に稼げるだろう。
 私が車で発進しようとしたら、この二人のボス格らしい中年男が馬で追いかけて来て
 「悪かったです」と謝った。
 これまで中国に来てたけっこうだまされたが、問い詰めてこういう風にはっきりと謝られたのは初めてだった。
 この違法搾取は完全に犯罪なのだから、どこかに通報されるとまずい、と真剣におびえたのであろう。

 
 ここ玉門関は漢の西端に位置した関所だ。
 ここからは漢の支配の及ばない西域だ。
 古来ここで多くの惜別の詩が詠まれた。
  
 楼蘭――この国名は、流麗でまろやかな韻律をもち、限りない幻想をかきたててくれる。
 この地を目指して、私の冒険旅行の始まりでもある。
 
?H5>漢代長城  漢代長城を右手に見ながらひたすら走り続ける。
 ラクダに乗ったいにしえの旅人たちはどのような想いをもってこの長城を眺めたのであろうか。

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 途切れ途切れに続いて板長城の最西端へやって来た。ここの烽火台から西は完全に異国だ。漢の庇護を離れた古の旅人たちはさぞかし心細かったに違いない。



 

 

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