シルクロード2万キロ一人旅
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祁連草原の朝 [24日目]
早朝、焉支山のご来光を仰いでから、その足で山を下った。
登山口に停めておいたトラックに乗って、祁連草原をひた走りってTさんの村へ向かう。 海抜2000メートルの草原のすがすがしい風をいっぱいに浴びて、心も体も爽快だ。 草原の沼の周りにでは牛がのんびりと草を食み、その周りを水鳥が舞い遊ぶ。おそらく白鷺であろう。 牛と白鷺がのどかに共生している光景を八重山諸島の黒島でも眼にした。だがこの光景とは、スケールと雰囲気がまるでちがう。 あちこちで羊の放牧が行われている。
羊飼いが馬に乗って上手に羊をコントロールしている。 その近くで裕固族の娘さんが花咲く草むらに座って羊をのんびり見張っていた。 何とものどかで、せせこましい日本を永久に離れて、ここで暮らしてみたいとさえ思えてくる。 草むらに座って牛を監視する娘さん こんな生活もありだな〜
前日見学した山丹軍馬場の脇を通って少し下ると、 彼の指差す遠方の眼下に、Tさんの村が見えてきた。 村は山肌を背負うようにして家が集まっている。 遊牧民流熱烈歓迎 さらに下ると大勢の人々が馬に乗ってやってくる。
何だろうと思っていると、Tさんはすぐさまそれ察知して、 「あなたを迎えに来たのですよ」と、ちょっと得意げに微笑んだ。 いつの間にか、連絡していてくれたのだ。 全く想像すらしていなかったので、思わず胸が熱くなった。 大勢の男たちが馬で出迎えるのが、遊牧民の最大級の歓迎だと聞いたことがある。 日本ではとても考えられないことだ。 いや、近代化が進んでいる中国でも考えられないことだ。 客を大切にするシルクロード民族のよき伝統がまだ遺されていることに感激した。 ――この後の旅の中でも、天山北路や中央アジアでもこのような歓迎を体験した。 以前、NHKテレビ「シルクロード」で―― 大勢のカザフスタンの遊牧民族がまるで攻めかかってくるような猛スピードで馬を走らせて、 NHKと中国の共同取材班を大草原の中で迎え入れるシーンを見たことがあった。 迫力の点ではちょっと違うが…、これを地で行くシーンだ。 近づいた若者たちが何か話しながら近づいてくるが、ほとんど分からない。 いわゆる地元言葉だ。ただ表情を見れば歓迎振りはすごく伝わってくる。 遙か昔も、賓客やキャラバン隊をこのように盛大に出迎えたにちがいない。 これにはますます感激! 見ず知らずの私にどうしてこんなに親切にしてくれるのだろう!?―― 嬉しさいっぱいだった。 それにひきかえ 中国政府は、 どうして、このような親切で純朴な遊牧民にひどい対応を取るのだろうか!? この記事を書きながら、尖閣列島問題に対する中国政府の傍若無人な対応や、陰で反日感情をあやつっているやり方に憤りを感じている。
こんなことを書くとちょっとまずそうだな…
この後の2回の記事にもさらに美人が登場しますので、おたのしみに〜(^o^)。
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