東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

シルクロードの旅2004

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18日目(9月12日)
 クチャ2日目の朝、いつも通り朝の散策に出発。まだあたりは薄暗い。
 砂漠地帯は一日の寒暖の差が激しい。日中は40度近くになるが、朝晩は20度を下る。半袖では肌寒い。
 
 大通りを外れて、農家が並ぶ小道へと自然に足が向いた。道の両側は背高のっぽのポプラ並木だ。
 
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 ちらほらと人の姿が見える。
 前方からオジサンが何やらかじりながらこちらに向ってゆっくりと歩いて来る。ちょっと見は怖そうだ。近くへ来たので、ウイグル語で「ヤフシムスィズ(こんにちは)」と声をかけると、オジサンの表情は急にゆるんだ。コミュニケーションの第一歩はあいさつ。しかもウイグル語での挨拶がオジサンのこころをすっかりとらえたようだ。
 片手をあげて「ヤフシ、スィズチュ?」と応えた。私のウイグル語は、ガイドブックから旅ノートに写し書きした簡単な会話と単語だけである。何時も「これ流」でけっこうコミュニケーションが取れている。
 
 
 オジサンは何かちぎりなが口へ入れてモグモグしている。ナンだ。彼はちょっと大きめにちぎったと思うと、私に差し出した。わたしは 「ラハメット ありがとう」と言いながら遠慮なくいただいて、できるだけおいしそうに食べた。日本のように遠慮して一応断るのはタブー。とても失礼なことなのです。好意はありがたく受けるのがシルクロード流です。
 
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写真を撮るときはナンをポケットにしまいこんだ
 
 わたしは何はともあれ「メン ヤップンヤリッキ(わたし 日本人)」と言うと、その辺で立ち話をしているオバサンたちに向かって「ヤップンイェー(日本) ヤプンイエー」と声をかけて、呼び集めた。
 オバサンたちはカメラを見つけると、カメラを指さしてから自分を指さして、撮ってくれといいしぐさをした。さっそく親善撮影。
 
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    最初に撮ってくれとsi  この二人は夫婦でした
 
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上の夫婦のむすめさんは、少しはにかんで…
 
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こちらは母娘です
 
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ごめんなさい! ちょっとはずれましたね〜
 みなさんは日本人の私を珍しがってどんどん話しかけますが、さっぱりわからない。
 苦し紛れに、私はメモ帳を見ながから、カタカナのウイグル語を発音してから、日本語で発音してみた。みんな子供のように喜んで真似をした。ちょっとした日本語教室が始まった。みなさんは私の後について発音する。
 
メン 私
 「スィズ あなた」
 「ヤップンイェ― 日本」
 「ラハメット ありがとう」
 「ハイェル ホッシュ さようなら」
 などなどだ。
 例の積極的なオバサンが珍しそうに私のメモ帳をのぞくと、ほかのオバサンたちも見せてくれと私を囲みこむように近づく。
 時計を見ると20分以上たった。他の場所も見てみたいので、あまり時間がない。楽しい日本語教室も切り上げなければならない。
 「ハイェル ホッシュ」 と言って大きく手を振って別れた。
 その後10分ほど農家の住宅地を回った。
 
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子どもとの出会いはいつも楽しいものですね
 農村地帯から大通りに戻ると、入るときにつながれていたロバが相変わらず辛抱強くその場にいた。
 
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 17時15分、ホテルに到着。
 夕食は20時からなので時間は十分ある。 例によって一人で散策に出た。この辺では、9月初旬の日没は20時過ぎなので、まだまだ明るい。
 
オート三輪タクシーの値段交渉
 
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  ホテルを出ると間もなく、道端に停まっている赤いオート三輪タクシーが目に付いた。運転手はしゃがみこんで、客を待っている様子だ。案の定、手招きして「安いよ、安いよ!」と、ウイグル語ではなく中国語で呼びかけてきた。西域も漢人の方が多くなっているが、この人は顔を見るとウイグル人のようだ。中国語なら値段交渉しやすい。招きに応じた。一度乗ってみたかったのだ。こちらには10元という腹づもりがあるが、一応値段を聞いてみた。始めから10元で交渉すれば、それより高くなってしまうのが落ちなのです。
「1時間貸し切りでいくらだい?」 「50元」
「冗談じゃないよ。人みてを見て値段を言えよ。それじゃあんたの1日の稼ぎよりずうっと多くなるよ」
そう言うと態度がちょっと改まって、「それじゃ30元でどうですか?」
「30元と言えば、ホテルにだって泊まれるんだよ。ちゃんと知ってるんだから…。まだまだ高いよ。5元でどうだい?」(わたしは、いつも言い値の10分の1から交渉に入っている。)
「絶対ダメです!」
「それなら。乗らないよ。もともと歩くつもりだったんだから」
「いくらならいいんですかい? ダンナ」
「10元なら乗ってやってもいいよ」
「まいったな〜。いいですよ」
「でも、あんたもわたしが乗らなきゃ客がいなくて、家に帰るところだったんだろう?」
と応ずると、思わずにやりと笑いました。
こんなやりとりで交渉成立。
すっかり交渉にも慣れてきました。
痛い目を見て成長するってことですね。
 
夕方のクチャへ
 「クチャは1989年以来、約15年ぶりなんだよ。オート三輪に乗ってみたいだけだし、雰囲気を味わえればいいんだから…。運転手さんのおすすめのところは、どこでもいいから案内してくださいよ
 「クチャへ2度も来ている人は聞いたことがないですよ。1989年と言えば、私はまだガキのころでしたね。そんな時分から来てたんですか!?」
と言って運転手は驚いた。
 
 おしゃべりしながら街を回った。
 訊けば、やっぱりウイグル人だった。
 土台にして、ウイグル人は明るくて、人懐っこいけっこういい人なのです。
 だから、ウイグル人には好感を持っているのです。
 
 クチャも大分近代化された。
 
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回ったところを紹介します。
 
庫車大寺
  ツアーでの見学の予定がないので入ってみました。
 ミナレット(尖塔)の高さは、約20メートル、礼拝堂には2千人くらい入れるそうです。
 
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礼拝堂
 
亀茲故城
 先ほど見学したのですが、また案内してもらいました。別な場所で撮影
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庫車王府
 内部には博物館もあるとのことですが、時間がないのでやめました。
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清代の城壁跡
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バザール
 
 昨日見物しましたが、また行ってみました。(←もっと見たい人はクリック)
 いつ行っても楽しいのです。
 夕方ですがまだまだにぎわっていました。
 
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 商品はロバ車で運搬してきます。
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                         大きなナン 
 
 「はい、夕飯にしてよ」と言って、運転手さんにナンを3枚プレゼントしました。
 ホテルまで送ってもらって今日の行動は終わりました。
 塩水渓谷、キジル千仏洞、クズルガハ烽火台、亀茲故城、朝夕の散策――と、 今日も、とても充実していました。
 
 
 
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祝 ワールドカップ出場決定
 
クズルガハ烽火台からクチャへ
 クズルガハ烽火台からクチャの街へ戻る。
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約10キロの道のりだ。北は荒涼としたチョルタク山麓の丘陵地帯が続き、南はタクラマカン砂漠に向けて茶色の砂と黒っぽい小石が混じったゴビが広がっている。
 
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 チョルタク山麓の丘陵地帯と砂と黒っぽい小石が混じったゴビ
 
 4,5キロ走るとカシュガルへ向かう幹線道路に入り、オアシスの緑が見えてきた。オアシス内に入ると、ポプラ並木がうっそうと繁り、緑陰下にできたトンネルのようだ。
 
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     カシュガルへ向かう幹線道路の両脇に高くそびえるポプラ並木のトンネル
 
 ポプラ並木の間から、ウイグル族の家屋の白い鮮やかな白い壁が時々見えてくる。白い色はウイグル人の伝統的な意識では幸福,幸運,善,純潔, 高尚の意味を表してきた。多少お金にゆとりのある家は白壁が多いとのことだ。
 
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亀茲故城
 ポプラ並木が切れると、現地ガイドは「間もなくかつての王城跡、亀茲故城です。写真を取ったらすぐお戻りください」と案内した。長安いも劣らないと言われた壮麗な宮殿を誇った王城も、現在は、高さ約7メートル、幅5メートルの城壁が、200.メートルほどにわたって断片的に残っているだけである。
 玄奘三蔵は、「国の大都城は周囲17,8里」と、伝えている。調べてみると、当時の1里はおよそ400メートルだから、城壁の全長は、大体、7,8キロあったのだろう。
 現在残っている朽ちた城壁は、外城の一部である。
 亀茲国の人口は8万強、戸数約7千で、シルクロードの要衝に位置し、しかも実り豊かなオアシスであったという。 栄華を誇った王城の残骸は今や麦やトウモロコシの畑に取り囲まれている。そのそばで、何人かの男たちが、千古の昔から何事もなかったように腰を下ろしておしゃべりに花を咲かせていた。
 
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 亀茲国は、豊かなオアシスであったがゆえに、匈奴や漢民族、突厥など多くの民族との間に幾度も戦いが繰り返されていた。私は、この「兵どもが夢の跡」に立って、数万の兵士たちを率いて戦った名称たち、この地に文化の華を咲かせた鳩摩羅什ら名僧、そして名楽師を想った。
 そしてもちろん、この宮廷を彩った美人たちを想った。これが私のシルクロードの旅に彩りを添えるのである。
 
 
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  クズルガハ千仏洞を出発するとすぐ、とひときわ高い岩石の丘の上に高い塔のようなものが見えきた。忽然と立っているという表現がぴったりだ。今から向かうクズルガハ土搭(烽火台)(写真中央)である。
 まさに荒涼たる固い茶色の世界を、バスにガタガタ揺られながら走る。クズルガハ烽火台は2千年以上も前の前漢時代につくられたものだ。なんだかタイムスリップしたような不思議な感覚だ。英雄霍去病と同じ光景を眺めていると思うと、偉くなったような気分\(^o^)/。
 
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 この光景が見えた途端、ガイドはクズルガハ土塔を指さしながら、搭をめぐって地元に残されている伝説を話し始めた。
クズルとはウイグル語で、娘と言う意味です。ガハは、とどまるという意味です
とまず説明すると、長話が始まった。
 話を要約すると―― 当時、クチャ国王が溺愛していた王の娘が、ある占い師に「あと100日でこの娘はサソリに刺されて死ぬだろう」と言われ、この土塔を築いて匿ったそうです。
しかし、100日目に国王が贈ったリンゴを食べたところ、娘は亡くなってしまいました。
リンゴのなかにサソリが潜んでいたのだそうです。悲しんだ国王は、土搭の下に身を投げ出して、「娘よ、とどまれ」と叫んだそうです。
 
 
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 バスを降りて丘陵へ登ると、烽火台の周辺は平坦な台地上になっている。
 
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 この烽火台は今から2000年以上前の前漢時代に匈奴の侵入をいち早く知らせるためにつくられたもので、烽火台の遺跡としてはシルクロードで最古と言われている。霍去病の時代かそれ以前につくられたと思われるので、彼の戦にこの烽火台が役だったに違いない。
 
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霍去病の遠征
 
 当時は、このような烽火台が等間隔に設けられていたが、現存するのは、この一基のみとのことである。
 以前の説明では、17メートルと聞いていたが、看板には、高さ13.5mと書いてあった。中国観光では、ガイドたちが話すことが適当なこともけっこうある。時と場合、人によって異なることもあるので、要注意だ。
 
 上部には物見やぐらがある。それを囲んでいた木の柵を今でも確認できた。
 
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 物見やぐらを囲む木の柵
 
 やはり看板によれば,昼間は煙で,夜は火で信号が発せられたようである。主に土で出来ているようだが,上部に木製のフェンスが突き出ている。烽火台はシルクロードに沿って5〜15km間隔に設けられたそうである。この土搭(烽火台)は,万里の長城と同様、土を固めて作られている。
 北は天山山脈に跋扈する匈奴を睨み、東はクチャのオアシスを見下ろすこの烽火台は、敵の襲来を知り警報を発する台としては、絶好の位置にあるなあ――そう思いながら周辺を見回した。
 先ほどのサソリにかまれたお姫様の伝説は砂漠の民にはふさわしい話ではあるが、この土搭は漢代につくられた烽火台であって、残念ながら娘をかくまうために建てられたものではない。しかし、美しいロマンとして受け止めておきたいですね。
 
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伝説の姫はこんな感じだったのでしょうか? 
 
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  キジル千仏洞の見学を終えて併設のレストランで昼食の後クズルガハ千仏洞へ向かう。出発前のトイレが普通だが、ここのトイレはあまりにも汚い。5分ほど走って青空トイレ。女性たちも砂漠や山岳の旅のベテランなので、むしろ青空トイレのファンのようだ。                                
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   青空トイレの後20分ほど走ると、午前中に通った塩水渓谷に再び入った。
 
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 両側から迫りくる断崖が余りにも見事な造形だ。これに見入っているうちに、子供のころに読んだ『孫悟空』の絵本の一場面が浮かんできた。この辺はいかにも妖怪が出てきそうな怪しい雰囲気だ。
 
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          西遊記と言えばやはりこの人  夏目雅子さん
 
 
 
クズルガハ千仏洞
 
塩水渓谷からがたがた道を500メートルほど入り込んだところに、クズルガハ千仏洞が佇んでいた。
 
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 南北に走る丘陵の東西の東西に壁面に石窟の入口が開いている。
 
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窟の入口には1〜46番までの通し番号が付いている
     
 この石窟は、2世紀〜7世紀にかけて46窟が開鑿され、そのうちの壁画が残っているのは11窟である。しかしながら、キジル千仏洞と同様、石窟内部はかなり破壊されていまい、岸壁の最前列にある6窟のみが見学に耐えうる状態になっている。 
 ここもカメラ撮影禁止で、遺跡の外にあるゲート付近でしか千仏洞の景観をカメラに収めることしかできなかった。
 
 ガイドの説明によると、比較的保存状態の良いものが38窟あるが、壁画の残っているものは11窟に過ぎないとのことだった。見学したのは、11、14、16、27、28、30、32の7つの窟である。
 壁画はたいてい描かれた当時の面影はほとんどなく痛々しいほどだったが、
 30窟は壁画がきれいに残っていてことさらすばらしかった。
 
 極楽飛天図―30窟
 「みなさんのご期待にそえる石窟にご案内しましょう」と、ガイドに連れられて、長い石段を上った。30窟は、高さ、奥行ともに4メートルほどのチャイティアー窟(礼拝のための窟)だった。4,5世紀の造営とのことだ。中に入って見回したが、窟内は岩肌が露出しているだけで、壁画はさっぱり見当たらない。
ガイドは、「奥にあるのです」と言いながら、中心柱の横に掘られたトンネル状の回廊に向かった。奥には、ベットのような台座があり、その一端に枕の形をした盛り土があった。ガイドは、「たぶん、釈迦涅槃像が安置されていたのでしょう」と、説明した。この盛り土の上の天井には、極楽の音楽を奏でる8体の飛天が描かれていた。鮮やかなブルーの地に、小さな黒色の球がいたるところにちりばめられている。
現在は黒色になっているが、煌めく星なのである。飛天は、星月夜に天衣をひらめかせて飛翔しているのである。
8体の飛天は、4体ずつ向かい合って描かれていた。楽器を奏でる伎楽天と花を撒いている飛天がそれぞれ4体ずつ、いずれもはっきりとしていた。
 
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                 シルクロード 歴史と人物(講談社) より
 
 
 石窟見学を終えて、ゲートに近づくと日干しレンガのみすぼらしい番人小屋が見える。ウイグル族の老人が塀の上に座って、じぃ〜っと私達を見つめている。電気も水道ない小屋に住み込んで年から年中番人生活をしているのだ。
 
              http://www16.plala.or.jp/yasu310/sirukrodo-4/siruk-307.jpg

 

 寂寥感ただようクズルガハ千仏洞に別れを告げ,3kmほど南にある烽火台へ向った。
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