桜城日記

桜井いぶき! と新城 舞の二人で管理しています。

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 『食いタン』が個人的には食い倒れてしまった……しかし、土曜日にはもうワンチャンス! 今回は『時効警察』をいってみましょう(山形県ではこのドラマは土曜日深夜に放映してます)。

 『時効警察』……このタイトルを見た時、私『時空警察』と勘違いしてしまいまして━━『おお、あの『時空警察』がとうとうレギュラー化ですかッ?』と、少々興奮気味に感じたことを覚えてます。
 まあ、勘違いだったわけですが……。

         ☆

『オダギリジョーは改造人間である━━』
 
 ━━間違えた……(いや、なぜかそんなフレーズが━━)。

『その頃、私の勤める総武警察署管内では、全裸で逃げる空き巣の事件が話題になっていました━━』
 物語が始まってすぐ、画面に施されるモザイク処理(笑)。この事件がドラマのメインになったら嫌だなあ。でも大丈夫そうです。主人公の警察内で仕事している部署は『時効管理課』。ということはタイトルと合わせて考えれば、主人公が今起こっている事件を追いかけるとは思えません。
 というか……警察の物語とは思えないほどのんびりのほほんとしたこの雰囲気は一体なんなんだ?
 ━━バカばっか……。
 こ、これは……期待してよろしいのではないでしょうか(笑)。

 主人公の霧山は所轄管内でどんな事件が起こっていてもそんなことには関わりなく日々時効になった事件の資料の整理やら処理やら━━雑務としか思えない仕事を課の人々と雑談しつつ、マイペースで処理してます。そんな永遠に続くかと思われるような彼の毎日の中で、誰かが言った。
『霧山クンの趣味ってなに?』
 問われて『趣味がない』と答えると、『趣味のひとつもないと結婚できない』と言われる。ちょっとした危機感を感じてしまい、言われるままに鶴を折ってみてもピンとこない。一晩で折り上げてみた千羽鶴にとりあえず願をかけてみる。
『なんかいい趣味が出来ますように』
 でもって、彼は唐突に思いつくのだな。『時効になった事件を調べて、真相を突き止めるのはどうだろう?』
 
 こうして━━時効を迎えた事件を趣味で捜査する男、霧山修一郎が誕生したのである。

 ここでタイトル。

『時効の事件にはおいしいご飯の湯気が似合うといっても過言ではないのだ』

 長ッ!(そらツッコむわ!)

         ☆

 そういったわけで、主人公は手始めに先ごろ時効になったばかりの殺人事件について捜査を始めてみるのです━━趣味でね(笑)。
 生まれて初めて趣味を持った霧山クンはその趣味に夢中です。もう残業なんてしている時間もありません。仕事中だってもう趣味のことしか頭の中にありません。初めて恋人ができた高校生男子のようです。時効事件のことを考えていると思わず挙動も不審になります。石鹸水に生石灰を入れて泡立っていく様子を見つめてみたりもしたくなってしまいます……?
 休日だって趣味に没頭です。
 普段は眼鏡をかけている彼ですが、日曜日は眼鏡を外して(理由『イギリス人じゃないんだから━━』)事件の関係者の元へ足を運びます(夢中ですから)。なぜか彼の趣味に付き合うのはヒロインの、三日月さん(交通課の婦警さん。この物語の一番の謎のひとつに、彼女が霧山君のことを密かに想っているらしい、というものがある(笑))。結局二人で日曜日一日かけて関係者めぐり。趣味に没頭している霧山クンは楽しそうですが、三日月さんは、どうしてこんなことになったのかわからない、という顔です。

 『あくまでも趣味』で関係者をあたり、15年前の事件に思いを馳せ、事件を推理する霧山クンは、いくつかの不審な点を結びつけることに成功し、『もしかしたら、この事件の真相はこういうことだったんじゃないのかな……?』という結論に達します。しかし、それが真実とは限らない。
 ━━趣味ですから、とことん納得いくまでやらなきゃダメですよね? ので、彼は趣味を完結するために、ある人物の元へ赴きます。

『これからお話しするのは、あくまで僕の趣味の捜査の結果です』
 そうきりだした彼は、自らの推理について語り、証拠(と思われるもの)を提示し、犯人に『善意の自白』を促します。だってほら、事件はもう時効ですから、警察官としての立場で犯人に自供させることなんてできませんもの。でも、趣味ですから、できることならすっきりと解決させたいじゃないですか。だから、彼としては、犯人にお願いするしかないわけですね。
 彼の話を全て聞いた犯人は、穏やかに自白を求める彼の前で、自らの犯罪について『善意の自白』を始めます━━。
 犯人の善意に対して、彼も善意で応えます。
『事件はもう時効ですから━━これで、終わりです。でも、せっかくご協力いただいた犯人の方を、不安な気持ちにさせてはいけないとと、いろいろ考えた結果ですね━━』
 そういって、霧山クンは犯人に『ある物』を渡します。
 これが!
 この『ある物』がッ!
 やられたなあ……と。
 そのあるものが何のか━━是非、ご自身の目で確かめてください。私はこの『ある物』をみて、主人公の霧山修一郎くんのことが大好きになりました(笑)。

         ☆

 いろいろな作品のパロディや、小道具の使い方、小ネタも満載。見てくれる人にとにかく楽しんでもらおうという考えと、そのためには作り手がまず楽しまないとね、という美学が見え隠れして、なんともいえずに私好みの作品でした。大好きです、こういう作品。
 
 いやー、土曜日深夜が楽しみだわ。この時間(放送局によって時間が違いますが(苦笑))、もし皆さんが時間を持て余すことがあったら、試しにチャンネルを合わせてみてください。お口に合わなくても責任はもてませんが(笑)。

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こ、これは全くのノーマークだった…。普段だとドラマは一話目を見逃すともう見る気を失くす性格なんですが、これはぜひチェックせねば!

2006/1/24(火) 午後 11:47 [ ] 返信する

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ドラマというよりは舞台劇のほうに近いのかもしれません(参加スタッフに舞台経験者が多いらしい)。でもただオチャラケているだけではなくて、決めるところをしっかり決めてくれるので思わず拍手したくなります(笑)。気に入っていただけると嬉しいなあ。━━新城

2006/1/26(木) 午前 8:24 [ sak**ai_ara*i ] 返信する

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