さくらぶんこ と パピヨンおりがみ

丹羽兌子のさくらぶんことパピヨンおりがみのご案内

ぱぴよん折り紙   

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ぱピヨン折り紙   

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恐竜との出合い

私がまだ幼稚園に勤めていた1996年の7月下旬のある日、自宅研修日(出勤はなく自宅で研修をする日)のため、家で、折り紙を楽しんでいた時、ふと、小さなステゴサウルスに出会いました。15cm角の折り紙1枚で折ることができ、それほど難しくないシンプルなものですが、ステゴサウルスに見えます。これだったらリクエストされても、プレゼント出来る!ステゴが出来たから、他の恐竜はどうだろう?折り紙創作のスイッチが入った瞬間でした。

早速、恐竜の図鑑を出してページを繰りながら、折り紙を片手に恐竜たちとの対話がはじまりました。この、ステゴサウルスとの出会いが、私の折り紙創作へのきっかけでしたが。そこに至る前段階はもちろんありました。子どもの頃から折り紙は好きでしたが、幼稚園という、折り紙に親しい環境に入ってから、長い間忘れていた折り紙と再会しました。園児との、遊びのアイテムとして利用しているうちに、この小さな紙切れが、あたかも魔法のようなパワーを秘めていることに気づきました。

この頃、折紙の世界では「ビバおりがみ」や「トップおりがみ」が出版され、季刊誌「をる」も発行されコンプレックス折り紙が活気づいていました。前川淳氏の「悪魔」を折り、吉野一生氏の「ティラノサウルス全骨格」を征服し、ジョン・モントロール氏のステゴサウルスや川畑文昭氏の恐竜などを折り続けているうちに、恐竜のグロテスクで薄気味悪い風貌に、親しみさえ覚えるようになりました。いわゆるコンプレックス折り紙には、従来の折り紙の常識がくつがえされる驚きがあって、折るものを夢中にさせる魅力があります。これらの折り紙は、高度な技術を必要とし、完成した時の達成感は大きいのですが、保育現場では、自慢のタネにはなっても、気軽にあげるわけにはいきません。こどもたちに気軽にプレゼントできるものがあったら、という思いがあの日のステゴサウルスとの出会いにつながったのだと思います。

シンプルな恐竜たちは私の手の中から続々と生まれ、こどもたちの手に届けられるようになりました。その最初の一歩となり、子どもたちのハートをつかんだたステゴサウルスの折図を紹介します。(2018/12/1)


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さくらぶんこ

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                   菊の季節

季節の節目に古くから行われる行事に五節句があります。奇数月で数字の重なる日を祝う中国由来の行事です。1月の七草がゆ(1/7)、桃の節句(3/3)、端午の節句(5/5)。七夕(7/7)の節句は日本の生活に定着していますが、最後の9月9日の重陽(ちょうよう)の節句は少しなじみが薄いのではないでしょうか。重陽の節句は菊の節句とも言われ、中国では盃に菊の花びらを浮かべて飲む行事でした。9月9日といっても旧暦で数えるので実際には1か月ほど後、菊の咲く頃になります。

菊は秋の花を代表する花で、古くから深く愛されてきました。中国では、蘭、竹、菊、梅を四君子として、有徳の人を讃える品位の高い植物として、別格の地位を与えられてきました。菊も四君子の仲間です。日本でも菊の愛好者は多く、秋になると方々で菊花展が開催されます。丹精込めて育てた大輪の菊 ,何 百もの花が滝のように咲き誇る懸崖の菊 、見事なものです。でも、なんといっても高貴な菊は、皇室の菊のご紋章でしょう。16弁の菊は日本のシンボルデザインにもなっていて、パスポートの表紙を飾っています。

そのように格式も格調も高い菊ばかりではなく、普段着の菊もあります。田舎の家々の庭には秋ともなればさまざまな菊が咲き乱れます。なんの手入れをしなくても毎年庭を彩ってくれます。珍しい花に出会ったら1枝いただいて挿木をして増やすこともできます。我が家の庭にもいつの間にか色とりどりの愛らしい菊が秋の庭を彩るようになりました。庭を一回りして一枝ずつ集めてみました。黄色、白、赤、色とりどりの菊を生けるとこんなに愛らしい花かごができました 。こんな普段着の菊が私は好きです。

菊の季節になると口ずさみたくなる漢詩の一節があります。田舎で悠悠自適の日々を送る陶淵明( とうえんめい 4ー5世紀 中国の詩人)の詩の一節です。「菊を採る東籬の下 悠然として南山を見る」(飲酒 から)。静かな田園の住まいに身を置いて菊を愛でる心境をのべている詩です。

以前、節句にちなんだ作品の折図集「節句の折紙」(誠文堂新光社)を作りました。ご覧いただければ幸いです。(2018/11/14)

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