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マスコミの報道の在り方について
かつて、保守政党は自民党しかなく、野党は社会党だった。冷戦構造の時代で、社共が政権とれるわけでもなく、自民党政治が延々と続いた。
仕方なかったが、戦争に対する無責任は閣僚の発言や世襲議員、官僚からの転職、利権団体からおされた議員など選挙には強いが民意から遠い存在だった。
人権とか基地反対、増税反対とかいっても所詮、自民党は強い存在だった。80年代までそうだったと思う。
たまに溜飲を下げるのは、汚職で検察が自民党議員を逮捕したりするときで、まるで悪を退治する善の代表くらいに思っていた。立花隆の著作もそういうことの見方を増幅させた。
2年前に東京地検特捜部が西松事件で小沢事務所を強制捜査した時も、茶色のフロックコートを着て颯爽と歩く特捜部に迫力を感じた。
何か分からないが、小沢が不正な献金を受け取っているという印象だった。
政権交代が起きて、もうあれは過去の出来事かと思っていたら、陸山会事件で秘書3名が逮捕された。僕は、小沢が悪いんだろう、と思い、早く民主党は、小沢から離れればいいのにと思っていた。
あまり小沢にいい印象を持っていなかった。
鈴木都知事を高齢という理由で下ろさせたり、細川内閣で社会党と衝突したり、自由党の時は小渕さんと決裂したり、菅や鳩山のクリーンイメージに対し小沢はなんか暗いという印象しかなかった。
そのころ、小沢に近い議員が、あれはおかしい、小沢幹事長は悪くないと、真顔でいっているのを聴いて(今考えると森ゆうこだった)「あれっ」と少し思った。
不起訴になったと聞いても、大物だから検察が遠慮したのかなとしか思っていなかった。
それが、ツイッターをたまたま始めたら、郷原という弁護士が、陸山会事件は検察の暴走だ、ということを書いたり話しているのを知り驚いた。
西松事件、陸山会事件、きわめて微細な政治資金規正法違反ということも初めて知った。ネットや本で調べてみると、郷原氏の言うことは筋が通ると思った。
しかし、実力者の小沢氏への攻撃で、民主党は参議院選挙に敗れた。あれは、菅直人の消費税発言でなく、検察マスコミの小沢攻撃で敗れたのだと思う。
小沢は9月の代表選挙に出たが、その際のマスコミの小沢への攻撃は,NHK、朝日、読売、毎日、みなすごかった。マスコミに影響されサポーター票で小沢は敗れた。
政権を取った菅直人は露骨に小沢排除を始めた。マスコミは応援した。
財政再建、親米、構造改革に路線は変わった。
マスコミは、ずっと検察のリークを流して小沢は黒に近い灰色だという情報を流し国民を洗脳してきたが、ツイッターと少数派のジャーナリストと弁護士によってその虚偽が明らかにされつつある。
一つには、大阪地検特捜部の村木裁判での無罪判決と前田検事の証拠改竄で検察への不信が広がったこともある。
もう一つは、検察の小沢への捜査は間違いであり、裁判でもほぼ無罪だということが、国民の多くはまだ知らないが、国会議員や司法関係者、ジャーナリストの多くは知っている情報になってしまったことだ。
西松事件は、架空の政治団体による迂回献金が問題だったが、その団体は実在した。陸山会事件は、政治資金報告書の土地の取得や支払い、その登記の時期のずれでしかなかった。巨額の闇献金は証拠がなく立証は無理だ。
この期に及んでも、毎日や朝日の記者は「小沢は悪で黒だ、議員辞職せよ」と言っている。
今まで言っていたことが間違いだったミスリードだったことを認めようとしない、反権力の姿勢を取りながらも本質的に官僚的体制的な大新聞の報道姿勢を表している。
マスコミは、小泉構造改革を賛美してきた。その結果がこれである。所得の低下、非正規雇用の拡大、貧困層の増大、若者の失業と低所得。
現在の菅政権が続いてもおんなじである。
普天間の基地の件でも国外移設で何の問題もない。それがアメリカの意向ばかり報道する。財政赤字は問題だが、不景気時の増税の経済に与える影響は考えようとしない。
自分たちは、恵まれたカルテルの中にいて平均給与が一千万円近いから不景気がピンと来ていない。
毎日の岸井など「小沢が悪いことをしているに決まっているから、さっさと処分しろ」とまでいっている。
ならば、岸井などは情報を集め論理的に小沢の不正献金や賄賂を見出して反小沢キャンペーンを堂々と張ればいいではないか。予断と偏見で人を攻撃するのは差別でしかない。裁判について情報を流そうとはしない。自社の主張に不利だからである。
新聞社が自社の政治思想を持つのは構わないが、特定の候補を応援したり、特定の議員を誹謗中傷するのは許されない。
こういうばかばかしいマスコミに政治を左右される状況を壊さなければ本当の民主主義は来ないと思う。
検察改革とともに大切なことだと思う。
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