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面白かったです。 私がオースティンで今まで読んだのは3冊、エマと、プライドと偏見、分別と多感。 オースティン原作の映画を見たり、読んだりしていると、余計に楽しめる作品かもしれません。 最愛の犬を亡くしたブリーダーのジョスリン(マリア・ベロ)を元気づけるために、 親友のバーナデット(キャシー・ベイカー)が提案したのは“人生の解毒剤 ”といって愛読する ジェイン・オースティンの小説を論じる読書会。 恋に踏み込めない独身主義のジョスリン、夫との価値観の違いに悩むプルーディ(エミリー・ブラント)など、実は会のメンバーたちは複雑な悩みを抱えていた。(シネマトゥデイより引用) 読書会のメンバーは、裕福だけど男性と距離を置きがちなジョスリン、恋多きバーナデット、 バーナデットが誘う意固地なフランス語教師のプルーディ、 突然夫が女性を作って出て行ってしまい失意に沈むシルヴィアと、それを慰めようとする娘のアレグラ、 ジョスリンがシルヴィアの失意を取り除こうと誘ってみたユニークな男性のグリッグ。 6人いれば6様の読後感、解釈があり、性別の違い、育った環境の違い、価値観の違いで、 様々な意見が出てくるところもなかなか面白いです。 とりあえず、一般的に好感をもたれる登場人物がプライドと偏見のエリザベスということがわかったのは 収穫?でした。 陰の主人公と言ってもいいドラマをはらんでいるのは、頑ななフランス語教師のプルーディ。 彼女はだらしないヒッピーだった母親に育てられた過去から決別するために、 意固地で頑なな難しい人物像を自分に強いています。 過去から抜け出すために結婚したのかと思わせられるほど、夫はプルーディと共通点はなさそうで、 この夫婦関係も危うい感じです。 また、高校の生徒であるハンサムな若者トレイが、彼女を誘惑するんですよね〜、 これは、もう行ってしまうんではないかと思うぐらい、非常に上手な誘惑でした(笑) グリッグはとっても朴訥で魅力あります。彼はシルヴィアよりジョスリンに興味があるんです。 どうもシスコン気味だし。 彼がオースティンに自分が初チャレンジする代わりにジョスリンに一生懸命勧めるのが、 ル・グウィンってところは、知ってる作家さんなのでちょっと嬉しくなりました。 ゲド戦記で有名ですがメインはSF作家さんなんですよね やや感情がもつれだしたグリックとジョスリンは、「プライドと偏見」の回に露骨に衝突を見せます。 ジョスリンの読みが正しいのか、それともグレッグか、このあたりはこちらも考えさせられます。 そして最後の「説得」。手紙がキーとなるこの作品、 ちょうど娘のけがで和解の糸口をつかんだシルヴィア夫婦は、 説得のアンとウェントワースのように手紙によって関係修復に向かっていきます… オースティンの本と現実が少しずつリンクしていたりする様子が、なかなか心憎いです。 そして、自分一人の読書ではなく、オープンに語り合うことで自分自身の内面と向き合ことになる それぞれのドラマもなかなか興味深いものでした。 オースティン全作読んでいるともっと面白かったかもしれないなってことで「説得」を読んでみましたが、 これはかなり良かったです。 これからこつこつオースティンを読もうという気にさせられたと共に、 この映画自体も原作があるんですね、これも読んでみたいところです。 キャストが良かったです。スターが揃ってるってわけじゃないけど、 それぞれがいかされている印象でした。特にプルーディ役のエミリー・ブラント。 「プラダを着た悪魔」で共演したメリル・ストリープに絶賛されたというだけあって、 プルーディそのもののような焦燥感のある演技でした。これからが楽しみな女優さんですね。 とにかくこの作品を観た感想は、読書会っていいじゃんってことですね。 非常に好きな作品でした。 好き度:4.5
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『プライドと偏見』がこの作家の作品である、程度しか知らないで観たのですが、この作品は素敵でした〜♪
読書会というのも、こんな形で行われるのを全く知りませんでしたので、それにもかなり興味を持ちました ^^
トラバさせて下さいませ。
2009/10/6(火) 午後 9:09
なんだか読書会企画したくなっちゃうような、楽しい作品でしたね〜
それぞれの葛藤が、語ることやオースティンを読み込むことで
浮かび上がってゆくあたりは、とても共感しやすいものでした。
トラバ、ありがとうございました♪
2009/10/7(水) 午後 2:30
素敵でしたよね〜♪オースティンを読んだ事はないけど、知ってたらもっと楽しめただろうな・・・と思いつつもなかなか手が出ないのですが(笑)
こういう読書会あったら参加したいですよね!!!
トラバさせてください。
2009/10/7(水) 午後 9:11
オースティンは女性ならではの心理描写と皮肉な視点が、
今読んでも面白いなと思う作品もあり、「エマ」のようにドン引きさせられる作品ありで、なかなか興味ぶかいです。
そうなんですよ、読書会っていいですよね、日本でも流行ればいいのに^^
トラバ、ありがとうございます♪
2009/10/8(木) 午前 9:37
私もこの作品、大好きです。
読書会っていうもの自体、いいですね。憧れます。
そしてみんなそれぞれ受け取り方が違うところも丁寧に描かれていて良かったですね。
TBさせてくださいね。
2009/10/8(木) 午前 10:26
読書会って本当に楽しそうですね
この作品、読書会を契機に少しずつ皆自分と向き合って成長していくところや、
それぞれの価値観で本を読み取っているさまが、とても興味深かったです。
トラバ、ありがとうございました♪
2009/10/9(金) 午前 9:14
このレビューを見て、原作を読みました。小説のほうの感想ですが、トラバさせてくださいね。大時代的な古きよきイングランドの片田舎で起こる、男女の結びつきを描いただけのジェイン・オースティンの小説が今なお色褪せていないということは、考えてみればすごいことだと思います。
2010/1/5(火) 午前 11:04