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幼い子供のミスコンがアメリカでは流行ってるとかつて聞いたことがありますが、
今なおそれが続いてるのでしょうか。正直痛々しい。
この家族の父のようにポジティブシンキング?が好まれると言うお国柄もあるのかもしれませんが、
美を競うというのは、大人に対しても違和感を禁じえないのに、
子供に競わせる、そういう価値観を意識させるというのは、
なかなかヘビーなものがあるなととにかく思いました。

小太りの眼鏡っ子、オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)の夢は美少女コンテストで優勝すること。
地方予選で繰り上げ優勝した彼女は、独自の成功論に取りつかれる父リチャード(グレッグ・キニア)
や母のシェリル(トニ・コレット)、自殺を図ったゲイの伯父フランク(スティーヴ・カレル)らと
車で決勝大会の会場を目指す。(シネマトゥデイより引用) 

とにかく家族が強烈で、しかもてんでばらばらなところが強烈さを助長しています。
母シェリルは比較的常識人ですが、夕飯はフライドチキンがカップごとどーんと並びますし、
おじいちゃんに飽きたと吼えられても負けてません。
父リチャードは成功論を振りかざし、勝者になる術を周囲に説いていますが、
人生も財産もかけたそのハウツー本出版の雲行きが怪しそうで
破産するかもという不安感も抱えています。おじいちゃんはオリーブのダンスのコーチも担当で、
ヘロイン中毒で老人ホームを追い出されたというかなりのツワモノ…
そしてポール・ダノ扮するドウェーンは空軍パイロットを目指す若者ですが、
ニーチェに心酔し沈黙の誓いを守っており、家族の誰とも口をきかず、
同居することになった伯父に「地獄へようこそ」と筆談で歓迎?の意をしめします。
この伯父もまた曲者で全米随一のプルースト学者を自称していますが、
ライバル学者に恋人(ゲイなので男性)と賞を奪われ、
自殺未遂したあげくシェリルに引きとられたという有様。
そして、黄色のオンボロワゴンに乗って家族全員がアリゾナからロスのコンテスト会場へ向かうのですから、
何もおこらないほうがおかしいという展開です。

絶対に合わないような6人は家族という絆で結ばれてます。
明らかに、絶対に合わないそれぞれだと思います。でも、家族なんですよね〜
この家族の絆にホロリとさせられます。
きれいごとばかりじゃないし、彼らの先行きはバラ色とも思えない。
みんな色々な経験をこの旅の途中にすることになり、それなりに傷つきもする。
傷がうずき、泪を流し、吼え、でも、傍らには家族がいるじゃないか。
全然気が合わなくても、家族がいてくれる。
この過酷な珍道中が彼らの結びつきを強くしてくれたんだなと思うと、
心が温かくなるような、合わなくてもお互いをなるべく尊重し合い生きていってほしいなと
彼らの幸せを願いたくなるような、愛すべき家族の姿を見た気がしました。

オリーブ役のアビゲイル・ブレスリンは、「私の中のあなた」などでも活躍中で
将来を嘱望される演技派ですね。このお腹がポッコリでたオリーブちゃんは本当に可愛くて、
彼女の魅力無しにはこの作品はなりたたなかったと思いますね。
インハーシューズのトニ・コレットはまさにはまり役ですし、伯父役のスティーヴ・カレルもいい。
しかし何よりドウェーンのポール・ダノには驚きました。
きみは「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で瞠目したポール・ダノではないかと。
全然違う感じの役ですが、この作品も彼の個性なくしてはしまらなかったなと思うくらい、
家族への愛憎入り混じる葛藤を抱えて苦悩する青年を非常に好演していたと思います。


とても好きな作品でした。

好き度:4.5

閉じる コメント(20)

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本当に、笑わされて、ホロリとさせられて、温かい映画でしたね。
私もオリーブちゃんのキュートさに、ノックアウトでした。
でも、自分の家族だとちょっと困るなとも思いましたが。(笑)

2009/11/4(水) 午前 10:26 [ パリは恋人 ]

本当ですね、ここまで個性的であちこちを向いた家族だと、
身近だとちょっとつらいかもですが^^
でも、個性豊かに、一つの方向性だけを見つめるのではなく、
互いの価値観を大事に尊重しあって生きていければいいなと思いました。
オリーブちゃんが健気でキュートで、最後のダンスも一生懸命で、
でもなんだか笑えるセンスで、おじいちゃん〜っていうあたりがなんとも言えませんでしたね

2009/11/4(水) 午前 11:26 hazakura

この映画、私も気に入りました。超個性派一家の物語。
一家の最後の馬鹿騒ぎで、やったー!!と爽快になりますね。
オリーブちゃんの演技は胸キュンだし、ばか父ちゃんと、息子役のポール・ダノの演技も印象的でしたね。

2009/11/4(水) 午後 0:33 YH

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個性豊かな家族。母を除くと、全員がどこかに“故障”を抱えた「問題児」ばかり。
そんなバラバラな家族が「ミスコン」に向かう道中で、少しずつ新たな希望に向け、前向きになり、絆ができていく…
とっても可笑しくて、温かい映画でした。
劇場で見て、私は久しぶりに大笑いした作品でした。
TBさせて下さいね。

2009/11/4(水) 午後 0:46 alf's mom

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まだブログをはじめる前に見たので、記事は書いてないのですが、キャストみんながてんでばらばらなキャラの寄せ集めの家族なのに、最後に向かって変化、終結していく顛末がおかしくもジーンとくる設定で大好きな作品です。ポール・ダノ、これからも期待している若手俳優さんです♪

2009/11/4(水) 午後 4:05 オネム

これ良かったですね〜(^ー^)そうそう、やっぱり家族なんですよね^^
アビゲイルちゃんがホントかわいくて^^
あはは、ポール・ダノは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』が最初でしたか^^
キャストみんないい味出してました〜
とっても素敵なハートウォーミングコメディでしたね^^
トラバさせてくださいね♪

2009/11/4(水) 午後 7:33 じゅり

オスカーで、えっ、こういう作品があったの?と、最初は驚いたのですけど、内容を観て納得でした♪
・・・ポール・ダノは、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』では凄い役でしたものねえ。。あの役も別の意味で凄かったです・・・
トラバさせて下さいませ ^^

2009/11/4(水) 午後 10:42 恋

はざくらさん、こんにちは〜!
この映画、観たいと思いつつDVD鑑賞未だ出来ずです^^;
レビュー読ませていただいて…好みな感じがますます湧いてきました!(笑)
「私の中のあなた」でもアビゲイル・ブレスリンちゃん、よかったし、ポール・ダノ…『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』も未見で、知りたくなっちゃいますよ〜
はざくらさんの記事はその気にさせられます。。
ポチ!させて下さい!

2009/11/5(木) 午前 11:56 ふぇい

そっか〜今思えばみんななかなか有名な俳優さんだったんですね(笑)
とはいえ、あのバラバラさがどんどん一つになってゆく・・・シンプルながらも心温まるハートウォーミングなロードムービーでしたね。
ロードムービー苦手なんですけど、これは可愛かったな♪
トラバさせてくださいね。

2009/11/5(木) 午後 9:55 mrt

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幼い子供のミスコンは見ていて複雑です、ジョンベネちゃんを思い出したりも・・・
一方この映画のアビゲイルちゃんはお色気とは無縁(?)ですこーんと突き抜けたような個性が最高でした。家族の再生の物語としても味わい深かったですね。
TBさせて下さいませ^^

2009/11/6(金) 午前 0:06 M

ヨッキーさん、本当に超個性はファミリーでしたね^^
最後のコンテストでは皆おバカなんだけど、なんだかじーんとしました。家族っていいじゃんって。
父もね、結構嫌な奴でKYな感じがよくでていましたね。ポール・ダノは私の中での若手大注目株なので、これも良かったです。これからが楽しみな俳優さんだなとますます期待!

2009/11/6(金) 午前 10:18 hazakura

alfmomさん、本当に、絵に描いたような理想的な家族とは言えない彼らですが、
絵にはけして描けない貴重な「絆」がある、作り出すことができるという家族の可能性をみせてもらった気がしました。
笑いながら、でもちょっと泣ける、そんなおかしくて切なくて温かい作品でしたね、トラバありがとうございます♪

2009/11/6(金) 午前 10:22 hazakura

オネムさん、本当にそうですね。おかしくてジーンとしました、私も。
作品の順番としてはこれが先みたいなので、この演技をみて「ゼアウィルビーブラッド」のキャスティングが来たのかな。
両方超癖のある役でしたが、見事でしたね。これからもいい役を選んでいってほしいですね、ポール・ダノ!

2009/11/6(金) 午前 10:27 hazakura

じゅりさん、そうなんです。初ダノは「ゼアウィルビー」です。以降出演が見当たらないのですが、元気で活躍してくれてるんでしょうか、ちと心配〜
家族っていいよね〜と思える、個性も捨てたモンじゃないと思える、ハートウォーミングで味のある作品でしたね。とても好きな作品になりました。トラバ、ありがとうございます♪

2009/11/6(金) 午前 10:33 hazakura

恋さん、賞レースで初めて名前を耳にしたくらいで、キャストも何もかも派手さはないけど、こういう映画が好きだなぁとしみじみ思います。

そうなんですよ、両方個性のある癖の強い役なのに、若いのに凄いなと久々に感心した俳優さんです、ポール・ダノ。次はどんな作品を選んでくるかも楽しみです〜
トラバ、ありがとうございました♪

2009/11/6(金) 午前 10:43 hazakura

フェイさん、私は好きな作品でした〜
でも、お好みもあると思いますのであまり期待しすぎずに観てみてくださいね♪
「私の中のあなた」の宣伝などで見たアビゲイル・ブレスリンちゃんは、随分大人っぽくなってて驚きましたが、この作品では本当にまだ幼い。この幼さがなんとも切なくて可愛くていじらしい。ポール・ダノはこの作品も癖の強い役でいい味ですが、やはり「ゼアウィルビー〜」は重い作品ながらもあのダニエル・デイ・ルイスと堂々とわたりあうところが凄かったなと今尚思うほどです。
ポチ!ありがとうございました♪

2009/11/6(金) 午前 10:48 hazakura

mrtさん、みんなあまり大スターって感じじゃないけど、地味目になかなかいいキャスティングだったのではと思います。
あら、ロードムービー苦手ですか?これでもロードムービー色以上に珍道中色が強くて、笑えて、でも泣ける魅力的な作品でしたね〜
トラバ、ありがとうございました♪

2009/11/6(金) 午前 11:02 hazakura

Mさん、そうなんですよね、どうしてもあの事件を思い出してしまうし、当人の意志と違うところで物事が動くのが、少女には酷な気がしてしまい、この作品もオリーブちゃんの無邪気な願いになんとも切ないものを感じました。
そう、アビゲイルちゃんの個性と、それをやり通してあげようとした家族に、特に父の変化にじーんとしました。家族再生、あの家族は一筋縄ではいかないかもですが、この共通の体験はきっと大きな財産になったような気がしますね。
トラバ、ありがとうございました♪

2009/11/6(金) 午前 11:09 hazakura

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私もこの作品大好きです。
アビゲイルちゃんかわいかったですよねー。
あはは。ポール・ダノ。「ゼア〜」の時にはすっかり変わっちゃって。ほんとびくりでしたよ。
あのおじいちゃんがまた良かったですよね。
楽しい映画でした。TBさせて下さいね!

2009/11/15(日) 午後 8:06 iruka

そうなんですよ、ポール・ダノ。こっちが先ですけど、がらっと違う役で新鮮でした。
おじいちゃんがいい味で、家族てんでばらばらでみんな葛藤があって、でも家族だからな〜っていうあたりがとても魅力的な作品でした。
トラバ、ありがとうございました♪

2009/12/3(木) 午前 9:44 hazakura

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