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※ドラマでは描かれてない原作でのみ書かれている事象に触れています
なぜジョン・スノウは蘇ったのかと考えると、この物語が「氷と炎の歌」であり「氷と炎」とは何かというのは避けては通れないテーマな気がする。
炎というのはターガリエン。氷は?スタークだろうか。北の王の血?
どちらも併せ持つことが濃厚だと思われているのはジョン・スノウ
だが、デナーリスが不死者の館で見た幻影では、兄レイガーが、赤子にエーゴンと名付けようとし、そして言う「彼の歌は氷と炎の歌だ」と。順当に考えればこれはマウンテンによって殺されたとされるエーゴンのことだろう。
「かれには歌がある。」「かれは約束された王子だ。そして彼の歌は氷と炎の歌だ」と生まれたばかりの赤子に乳を飲ます女に言う兄を、デナーリスは見る。そして「もう一人いるはずだ」ともレイガーらしき幻影は言う。それがジョンのことだろうか。
ジョンは間違いなくこの物語の鍵だ。しかし彼は刺殺された。なぜ復活できたのだろう。
今までも何人も人々が死んでいったこの物語。
死にゆくものと蘇るものとの差はいったいなんなのだろう。
実は原作ではメリサンドルがジョンを復活させるシーンにはいたっていない。原作での蘇りは、ミアのソロスによって行われる。ベリック・ドンダリオンやキャトリンに対して。復活できるもの、できないものの差は何なのか気になって読み返してみた。
(以降引用・要約)
紅の祭司は頭をさげた。「あなたを蘇生させたのはル=ロールです、光の王です。わたしは神の道具にすぎません」
アリアはソロスに尋ねる。ネッドを想って。首のない人間を生き返らせることはできるかと。
「わたしは魔法使いではないよ、祈祷師にすぎない」とソロスは答える。
祭司の義務として最後のキスと呼ばれる体内に炎を吹き込む儀式をしたとき、ベリック公のみ死者が身を震わせ眼を開いたとソロスは言う。
「この人を目覚めさせたのはわたしではなかったのだよ。それは主だった。ル=ロールはまだ彼を見捨てておられないのだ」と。
メリサンドルはダヴォスに促され半信半疑だったのもわかる。復活させるのは祭司の力ではないからだ。
そもそもあれほど自信満々だったメリサンドルの今の姿も、幻視というのがメリサンドルも自覚していたように曖昧な危険なものだからだ。
これまでに数々の祭司がまがいものの幻視で自滅してきた。ロードオブライトから託された真の幻視ではなく自己の願望が体現された幻視をみて自滅してきたとメリサンドルは語る。おそらくドラマの意気消沈したメリサンドルは自分がまさにそれだったことに気づいた状態なのだろう。元々メリサンドルはスタニスを約束の王と思おうとしていた。「世界の命運を担う王が危機のただなかへ向かって南へ進軍する」姿をみた。これはスタニスだとメリサンドルは思っていた。しかしメリサンドルは何度願っても実はスタニスの姿をみることができていなかった。いつもスノウばかり。
ジョン・スノウがこの物語のロードオブライトの世界における「約束された王」なのだとすれば、彼が蘇ったのは偶然でもメリサンドルの奇跡でもなく、メリサンドルが仕えるロードオブライトの意志であり、この物語はそういった世界での物語だから、ということだろうか。
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