それは、19世紀初頭に書かれたイギリスの古典小説『Pride and Prejudice』(『高慢と偏見』)と『Emma』(『エマ』)です。
ふたつともイギリスの女流作家ジェーン・オースティンの作品です。
彼女の作品はイギリスではだれもがあらすじを知ってるくらいポピュラーだそうです。
『Pride and Prejudice』はBBCでドラマ化され高視聴率を獲ったそうで、それを観たヘレン・フィールディングはインスパイアされて『ブリジット・ジョーンズの日記』を書いたのだとか。
ドラマの中で主人公の相手役(Mr.ダーシー)を演じたのが、『ブリジット・ジョーンズの日記』でマーク・ダーシーを演じたコリン・ファースです。
今回紹介するのは映画版の『Pride and Prejudice』(『プライドと偏見』)です。
18世紀の終わり。イギリスの田舎町の豪邸に金持ちの独身男性ヒングリーが越してきた。
女性に相続権のない時代ゆえ、お金持ちの男性との結婚は女の花道。
そんな中、舞踏会が開かれ、ベネット家の五姉妹の長女ジェーンとヒングリーの間には恋が芽生える。
そして次女エリザベスは、ヒングリーの友人ダーシーのプライドの高さに反感を持ちつつも、
次第に彼の存在が気になっていく…。
〜Amazon・映画『プライドと偏見』内容紹介より〜
なんといっても、映像美!!
↑の画像でもおわかりのように、イギリスの自然の美しさがダイナミックに描かれています。
それから、その映像に花を添える音楽も素晴らしいです。
節目ごとに流れるピアノコンチェルト風の曲が切なく美しいのです。
主人公エリザベス役には『パイレーツ・オブ・カリビアン』で今やすっかりハリウッド女優として定着したイギリス人女優キーラ・ナイトレイ。
彼女はとっても美しくてスラーっとしていてエリザベスのイメージにぴったり!
でも、個人的にはただひとつ、ヒヒヒ・・・という笑い方だけはいただけません。
ほかの映画でもよくこの笑い方をしているので癖なんでしょうね。。^^;
相手のダーシー役はマシュー・マクファディンという俳優ですが、私の中でコリン・ファースの印象が強いためか、感情移入できなかったなぁ〜><;
ハッキリ言って、ジェントリー(荘園領主)という特権階級のお方には見えなかったし。。。
とは言え、映画としてはおもしろかったですよ!
まぁ、原作が古典ですからかなりシンプルな筋立てではありますが。
でも、その『筋立て』が『ブリジット・ジョーンズの日記』のストーリーと重なる部分が多いのです。^^
そして、『Emma』の方は、ストーリーというよりも主人公の性格形成に影響を受けたように思われます。
ブリジットとエマの、自分に都合の良いように解釈し周りをしっちゃかめっちゃかにする傍若無人さぶりがよく似ています。
ちなみに、作者ジェーン・オースティンは「今度の作品の主人公(エマ)は私以外には好きなれないでしょう」と言っていたとか。
でも、ブリジットもエマもなんだか憎めないキャラなんですよね。。(笑)
さて、次にご紹介するのはその映画版の『Emma』(『エマ』)です。
エマはイングランドの片田舎に住む荘園領主の娘。
幼くして母を亡くし、姉は嫁ぎ、今は父と二人で広大な邸に住んでいる。
自分だけは絶対に結婚しない、と公言するエマの趣味はなんと『縁結び』!
家庭教師のMissテイラーがウェストン氏と結婚できたのは自分の手柄であると思っている。
ところが、姉が結婚した相手の兄であるMr.ナイトリーだけは一笑に付し、信じない。
それどころか彼は、今度は友達のハリエットを牧師のエルトン氏と結婚させようと企てるエマに対し、
ことあるごとに意見し、彼女をたしなめる。
そんな中、エマが子どもの頃から関心を持っていた、ウェストン氏と前妻との息子・フランクが都会から
帰ってくることになり。。。
エマ役はグウィネス・パルトロウで、とにかくとにかく美しいです。
衣装が18世紀風のドレスなのですが、ものすごく胸が開いていて、当時の男性は目のやり場に困らなかったのかしらん、と思ってしまいます。^^;
彼女はアメリカ生まれですが、オスカー(アカデミー主演女優賞)を獲った『恋に落ちたシェイクスピア』でもイギリス人の役でしたからイギリスと縁がある女優さんですね。
しかし、彼女もブリジットを演じたレニー・ゼルウィガー同様、クィーンイングリッシュに苦労したそうですね(笑)
まだ新人同然のユアン・マクレガーが王子様のようなカツラをかぶってフランク役で出演してます。^^
関係ないけど、『プライドと偏見』で主人公を演じたキーラ・ナイトレイって『エマ』に出てくるMr.ナイトレーと同じ名前(Nightley)だわ〜。
あんまり聞かない姓だけど、イギリスにはよくある名前なのかしらん。。。
イギリスの女性はオースティン作品に出てくる人の中でどの男性がいちばん好きか、ってことを話したりするらしいのですが、私だったらMr.ナイトリーだな。
ドラマの影響もあって、圧倒的にMr.ダーシーの人気が高いみたいですけれど、彼は人見知りで陰気な性格なので、私は大人で理知的なんだけれども人あたりが良くて快活なMr.ナイトリーのほうが好みです。
『ブリジット・ジョーンズ』では散々な役柄だったけれど、ヒュー・グラントの本来の役柄に近いかも。
ぜひ彼にMr.ナイトリーを演じてもらいたいな〜。^^
☆追記☆
タイムリーなことに4月から『ジェイン・オースティンの読書会』という映画が封切られるそうです。
この原作本はちょうど昨日、図書館で借りたばかりなのでびっくりしました☆
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