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先日大阪のニュースで鳥獣被害の現場の苦闘を取り上げられていました
場所は福井県小浜市 2008年のアメリカ大統領選挙時 表記も発音も同じ「オバマ」ということで熱烈に応援し
今でもオバマを前面に地域の活性化を図っている市で
日本海の若狭湾に面し山林と田畑が広がる人口32000人の都市
この小浜市で 農家の方々から困っているのでなんとかしてほしいという 強い要望の声が上がっているのが
「鳥獣被害」
エサを求めて山から人里に下りてきた 鹿や猪や猿が稲穂などを食べて 田畑を荒らされる被害が年々増加
2008年にはその被害額が1700万円を超え 福井県内でもワースト1になりました
農家の方達は田畑の周囲に自費で手作りの防止網や電気柵などを設置しますが
山際に柵が無い為に 動物が降りてきて進入し
網はすぐに破られ 電気柵も壊されてしまい 田畑は荒らされるばかり
昼間は柵の修理 夜は動物を追い払い 昼夜を分かたず大変な苦労を強いられていました
これまでの電気柵でさえ倒されてしまうので これに対策として国の補助を受けながら
山際に動物の進入を防ぐ強度も高い新たな恒久金網柵の設置を進めてきました
設置が終わった地域では被害が減少し効果は十分でていました
ここまでのニュースなら 後はフェンスの完全設置を急げばなんとかなるのでは
と思います なぜこれほど農家の方達が苦悩するのか・・調べると
この対策が昨年(09年)11月の事業仕分け第一弾にかけられました
農水省の鳥獣被害総合防止対策事業に対して仕分け人は
「自治体の判断に任せる」
という 廃止でもなく 見直しでもなく 縮減でもない ちゅううううと半端な判断に
小浜市はどうしていいのか不安を抱いていました
動物の進入防止フェンスは農家の強い要望で これまで12.3km設置
今年度はさらに5.3km拡張する計画で費用はおよそ3700万円かかります 内訳は
当初は国が55% 2035万円 小浜市が25% 925万円 農家が20% 740万円
と国からの補助はなくてはならないものになっています
しかし これまで55%負担すると言っていた国が 自治体に任せるといいながらも
今回 国からの補助が大幅に減らされ 2035万円の内の4割の815万円しか認められず
2.13kmしか設置できない状態になっています
色んな要因から動物が山を下りて 田畑を荒らすようになってきたニュースは何年も前から報道され
鳥獣被害は農家にとっては緊急課題でした
フェンスの設置も小さい自治体では多くの予算が組めず 年に数キロ単位でフェンスを張ってきましたが
自治体ごとに設置したり 予算がなく 柵が途中で切れていて
また強固なフェンスの故に 鹿や猪も学習し 設置がされていない地域に動物たちが移動し始め
被害が倍以上になってきています また 稲穂は2度食べられてしまうと
新芽がでなくなり 深刻な状況の農家も増えつつあるといいます
負担するものは負担するので早くしてほしいという
被害を食い止めたい地元に声に対して小浜市も国に不満の声をあげています
鳥獣被害はもはや自然災害の様相もあり
各市町で捕獲したり個体数削減に取り組んでも 動物にとっては市町も県域も関係がないので
広域に対策をとって駆除するしかない状態
国が基本的に生態系の保全にしても 駆除するにしても フェンスを設置するにしても
リードしていくべきと訴えています
当然この対策は小浜市に留まっておらず 他の自治体からも強い要望が寄せられていますが
農水省も予算の権限はなく 政府に従うしかなく 鳥獣被害の対策を打つようにという要望だけは続けているよう
事業仕分けで 自治体に任せる という判断は一見現場に任せているようですが
一方で実際に予算を削っているわけで 巧妙に責任を押し付けているといえます
現場にとってはいらんことしてくれたおかげで死活問題に発展しています
仕分けで7千億円削って実際に1兆円削れたというのも 無駄削減の空気の流れの中での遠慮の塊
仕分けしていた女性は白いスーツで首の周りを高いフェンスで囲ってましたが
そんなところにフェンスしている場合やおへんのえ
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政談 「財政・経済」
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