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本業は儲かっているのに、倒産する中小企業が相次いでいます。
信用調査会社の東京商工リサーチによると
為替デリバティブによる損失が原因の企業倒産は
昨年は26社、しかし「氷山の一角」と言われ「予備軍は1万社」とも
この26社は円高の影響によって倒産した会社の3分の1に当たります
違いは本業は儲かっていたのに・・・ということ
これらの中小企業に共通しているのは
2004年〜06年に銀行から「為替デリバティブ」という商品を購入していること
この頃銀行に対して、貸し借りだけの薄い儲けの仕事だけでなく
商売も上手くやっていく努力を強いられた リスクのある商品も手掛けるようにと
時は円安
外資系の金融機関からこれを売ってほしいと頼まれたのが
この「為替デリバティブ」
その特徴は・・・
ちょっと複雑なのですが
為替デリバティブ
①円安になると儲かり 円高になると大損するが ものすごく複雑な仕組み
②契約が5年〜10年に及び、途中で解約しようとすると、数億円の違約金をとられる
③国会でも問題になった
色んなサイトでこの説明を読んでも、なかなか理解するのが難しいのですが
私の能力は別としても、それほど複雑なものを売りつけたと言ってもいい状況が見えてきました
▼企業と銀行が為替デリバティブという契約を結びます
(当時 1ドル100円の時代 10年契約)
為替デリバティブの商品の中身↓
①:10万ドルを1000万円で銀行から買う権利
②:30万ドルを3000万円で銀行が売る権利
①と②をセットで売るのが理想
②は言いかえれば企業は銀行から買う義務になります
もっと言いかえれば買わされてしまう義務
↓
●1ドル100円の時に契約⇒1ドル=110円の円安になると
① 10万ドル1100万円のところを1000万円で買えるから企業は100万円得
② 3300万円のものを3000万円で銀行が売る事はないので不行使
●1ドル100円の時に契約⇒1ドル=90円の円高になると
① 900万円で買えるものを1000万円で買うことはないので不行使
② 2700万円を3000万円で企業が買わないといけないので300万円の損
↓
円高になると損失が一挙に拡大
しかも円安時には上限が設定されているが
円高時には下限が無い契約になっている
↓
企業か銀行のどちらかが損をするシステムに見えるが
銀行は市場で①②の反対の売買を行い為替のリスクを回避している
↓
つまり銀行は「胴元」
胴元とは、掛け金を回収して配当を払う人のこと。
競馬なら、国 カジノなら、ホテル パチンコなら、パチンコ店
競馬もカジノもパチンコも 掛け金>配当 になっているので胴元は必ず儲かります 為替デリバティブ商品の特徴は「販売手数料」はタダ
銀行側は為替手数料などで利益を得ていると言っているが
もうけの仕組みはブラックボックスでよくわからない
そこに外資系の金融機関が絡んでおり
大変複雑な仕組みを呈している
その上に 日本の多くの中小企業が いわば買わされており
この金融商品が 日本の中小企業を危機に陥らせています
なぜこの状況になったのか
今日本で運用されている 為替デリバティブの問題点
▼取引銀行という優位な立場で売り 企業は契約をせざる得なかったのでは?
融資を受けているメインバンクということもあり、朝晩毎日足を運ばれ
中には営業部長が土下座までして契約を迫った銀行もあり
また融資と抱き合わせで売りつけた銀行も・・・
▼リスクについて 十分な説明はしたか?
ほとんどの企業では 説明が無く 銀行に泣きつかれた状況だった
デリバティブのデの字も知らない会社や 知識・経験の無い人にまで触手を伸ばし
商品リスクをよく理解できずに 銀行に言われるがまま契約してしまうケースが多い
▼本来、為替リスクヘッジの必要ない会社までも 売りつけていないか?
外貨取引の無い会社にまで 商品を売りつけた事が今回の一番の問題と言われ ている
要は為替の変動によるリスクに備える必要の無い会社にどんどん契約を迫った
そのために 本業は黒字で利益を上げても その利益分やそれ以上の
損失が出てしまって倒産に至っている
いくら働いて働いて苦労しても 銀行に吸い上げられてしまい
しかも解約はできず しても数億円の違約金を取られる
金融庁は 三菱東京UFJ 三井住友 みずほの各銀行に行政指導を行い
多額の損失を抱えた中小企業の資金繰り融資をする方針を固めたが
しかし、融資をするだけでは 借金漬けの中小企業を作るだけで
抜本的な解決にはならない
こうした銀行側の問題がクローズアップされるのを防ぐための方便だと指摘する声も
契約に関して違法性があると思われるケースについては
比較的簡単に減額できる枠組みを作るべきと この問題に取り組む弁護士は訴える
▲為替デリバティブを保有する中小企業は1万9000社 契約数4万件
日本の経済を下支えしているのは 中小 零細企業
このまま円高が続いていけば 契約が切れるまで働けど働けど損失ばかり
政局に振り回されて 政治が前に進めず 混乱ばかりしている最中
働いても働いても この状況 非常に身近な問題として実感しています
早く 政治を安定させ 思い切った経済対策をうってくれとせつに願う
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政談 「財政・経済」
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この話題は、先月の週刊エコノミストや今週のちちんプイプイで全く同じ内容が説明されてました。
まだまだ景気は良くならないのかも。
2011/2/19(土) 午後 7:04 [ algo ]
kee*h*ad2*06さん はじめまして コメントありがとうございます。
3年くらい前に初めて言葉を聞いて、会社でも話題になりました。昨年の秋からニュースでも目にするようになり
仰るように「ぷいぷい」での説明が分かり易かったので
参考にして記事にしました。
1ドル80円台前半がずっと続いたままで
国政はめちゃくちゃな状況です
90年代に倒産しかかった銀行を血税で助けて
今度はこの状況ですからね
飛躍しているかもしれませんが
庶民を愚弄し続けると 大きなしっぺ返しが来るのは歴史の必然だと思います。
景気は膠着状態からさらに悪化するという見通しもあるようです
2011/2/19(土) 午後 7:33
こちらこそよろしくです。
しばらくは日本はアメリカのみの取引でドルを買えばという安易な政策や経済の考えが、ユーロや中国の台頭、またはアメリカのドル安誘導により日本は舵取りしにくい環境になってきて、かつこの日本政府の平和ボケと経団連等々の一部の企業の保護に走ってきた結果、日本は格差が助長。
多分、4〜5年のうちに自転車操業が破たんし国債償還すらできなくなりデフォルとの危機になるのでは、、、
借金が1000兆円に達したら10年債の利回りが1%でも10兆円。
銀行やゆうちょが買い支える限界に達して大変な事に。
そんな最悪のケースも視野に入ってきそうです。
デフォルとの可能性が高まったら、円安に向かうと思いますが
そうなったら唯でさえ現在インフレ懸念があるにもかかわらず
インフレが急速に進みハイパーインフレの可能性も、、、
もし政策が増税信仰に傾いたら景気の腰折れも懸念。
企業はまだ倒産予備軍もたくさんある中、モラトリアム法が延長できなかった場合、4月以降利子払いが発生したら、、、
世の中、本当に酷い方向に向かうかもしれません。
2011/2/20(日) 午前 1:10 [ algo ]
kee*h*ad2*06さん
こんばんは
勉強不足の私にも解り易く書いてくださり
ありがとうございます
悲観的にならざる得ない深刻な状況です
私ら ド庶民の町にいますと 肌で感じるというか
毛穴で感じます
誰かが言ってました アメリカは日本のようになりたくない
と思っていると
与謝野が入ると短命政権になるというジンクスがありますが
政策に音痴な管と与謝野が付則104の談合で
財政再建にまず増税という 世界の歴史と常識に反する
めちゃくちゃなことをしでかそうとしているようですが
でも 今の政府与党は そうした政策の論争でもめてるのではなく
小沢をめぐってですからね・・・政治家のリアリティの欠如には参ります
不幸なのは 我々です・・・
江戸時代なら 一揆が頻発していたでしょうね
モラトリアムも賛否分かれますが
でも 人間はピンチの時こそ 知恵も湧き 普段表面化しない
凄い力を発揮するのもですから
大いなる楽観的な思考で、悲観的な状況を覆していきたい
そうひたすら願うばかりです
勉強させていただきました ありがとうござ
2011/2/20(日) 午前 1:46
お互い頑張りましょう。
蛇足ですが、
与謝野さんは政策通ではなく官僚通なので官僚本位の政策に偏りがち。
なので、増税信者。
銀行は企業の貸し出しが減り、本業以外で収益(投信販売や為替デリバティブ等の販売)を得ようとしてます。
為替デリバティブについてはかなりの企業が倒産予備軍になってます。
銀行に預金を預けても金利はわずか。
デフォルトになったら預金封鎖もあるので銀行に預けるのはペイオフの効力もなく危ない状態。
2011/2/20(日) 午後 4:16 [ algo ]
> 凄い力を発揮するのもですから
おっしゃる通りと思いますが、まずは日本がどのような状況にあるか
正確な情報と判断基準を修正しつつ予測しなくては情報に振り回されてしまいます。
国の借金は900兆円ぐらいですが、日本政府の借金。
また資産は500兆円近くあります。
ただ、その資産は為替や景気により左右される(外債や土地資産の場合)。
財務省はその資産の劣化と売却に消極的で嫌がっている節がある。
なので、増税で賄うという安易な発想かもしれません。
日本国のポートフォリオと政策、外部環境を含め冷静に判断しつつ
(政治家は信用できませんが)自分の考えに近い候補者に選挙を投票し
物言う有権者になるべきかと。(悲しいけどそれしかできない)
アイルランドはもっと酷い状態です。
ググったら出てきます。
2/25に選挙がありますが、野党が勝利する確率が高まってます。
もし野党が政権を握った場合、ややこしい事になりそうです。
2011/2/20(日) 午後 4:22 [ algo ]
kee*h*ad2*06さん
こんばんは
>まずは日本がどのような状況にあるか
正確な情報と判断基準を修正しつつ予測しなくては情報に振り回されてしまいます。
まったく同感です
私は恥ずかしいほど世の中に無知でして
ブログを一つの一助にして勉強中です
昨年からブログのタイトルも変えて
成長を期すものにしました
kee*h*ad2*06さんのコメントは 非常に正確な情報を元に
偏向的な理論や理屈ではなく 事実から次の段階を見据えるように感じ
読ませていただいて すううっと入ってきます
とかく 非常に偏った論調で押しつけがましかったり
時には 小馬鹿にして 書きなぐる人もいましたが
仰る通りに正確な情報を元に 冷静に淡々と核心を書いてくださり
非常にありがたくおもいますし
勉強させていただけます
話しが逸れてしまい失礼しました^^
2011/2/20(日) 午後 5:56
私も無知で勉強しましたがまだまだです。
お互い頑張りましょう ^_^
もし国が破たんした場合のインフレについて良いサイトがあったので
URLを記載しときます。
http://www.インフレ.jp/taisaku.html
2011/2/20(日) 午後 6:33 [ algo ]
ありがとうございます
今日は休みますので
明日じっくり勉強させていただきます
御親切に ありがとうございます
2011/2/21(月) 午前 0:49
半年くらい前、ニュース番組で取り上げていましたが、商品内容の説明がなかったので、全く理解できずにいました。
勉強になりました。ありがとうございました。
実は先週、取引先が黒字倒産しました。
本件の投資が倒産の根本要因らしいです。
更正法や再生法を適用せず、自己破産したのは、本件の契約があるためだったのかも。。
メインバンクも、追加融資はできませんよね。
自分で売った商品ですから、損確定ってのが明白ですし。。。
金融商品は、証券会社から購入すべきです。
というか、銀行からは絶対に買うべきじゃない。
証券会社は世間からも厳しい目で見られ我々も警戒します。
しかし銀行は我々を強制的に従わせられる武器を持っています。
以前、メインバンクの担当者が、金融商品を売ろうとし、私が固辞し続けたとき、運転資金の話しをしたことがありました。
つまり、遠回しの脅しですね。
それにキレた私は、その後、メインバンクに頼らないことを心に決めました。
まだ脱却しきれていませんが、慎重かつ着々と脱メインバンク、脱銀行に向け進めています。
当然、この不景気のご時世。。。思うよう
2011/2/28(月) 午前 11:55 [ - ]
はじめまして、コメントありがとうございます。
素人の記事ですが、参考になりましたでしょうか。
言葉は軽いかもしれませんが、予備軍は1万社あると言われていますので、対岸の火事とは思えません。
努力して儲けても、銀行に吸い上げられて、倒産に至るとは
本当に心が痛みます。
倒産しかけて、税金で救われた
銀行のやり方にも 憤りを感じています
1ドル80円台前半がずっと推移していますが
実質実効レートは1ドル60円を割っているという見方もあり
1995年の円高ショックよりも3割安いと聞きます
党内の問題にしか興味の無い 現政権与党の無為無策ぶりには
怒りばかりです
どうぞ健康で ご健勝を祈ります
2011/2/28(月) 午後 1:02
政治ショーには辟易しますね....ウンザリです。
私は真面目に選挙にも行っていましたし、
政治にも私なりに関心を持っていましたが、
最近では、政治を考えることもくたびれてしまいました( ̄。 ̄;)
2011/2/28(月) 午後 2:16 [ - ]
いや ほんまですね
多くの人がそう思ってますが
政治家も国民が育てるものと思ってますし
厳しく監視しながら 声をあげていきたいとも思っています。
広く大きな意味での楽観主義も必要ではないかと考えております。
2011/2/28(月) 午後 3:38