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今の日本で進行しているものに、高齢者の激増と、子どもの減少、現役世代の減少があり
15歳から64歳の減少が著しいという指摘があります。
経済学上ではこの15歳から64歳を「生産年齢人口」と呼び、実質的に「消費年齢人口」と見ています。
経済活動の中心であるこの層が全国的に減少していますが、特に大阪は著しく驚愕の数字が発表されました。
生産年齢人口の増減で2000年から2005年の調査では(政令市)
増えている都市ー川崎市3.4万人増 東京23区部2.6万人 福岡市1.6万人
減少してた都市ー横浜市0.4万人減 名古屋市1.5万人 大阪市7.3万人
都道府県レベルでは
大阪府は31万人減少でダントツトップ 2位の北海道の14万人にくらべてもその多さが際立ってます。
大阪市の全体の人口は2000年から2005年までに3万人増えていますが、
子どもが増えたわけではなく65歳以上の人たちが増えたと見られています。
そこで、一つのキーワードは大学生。
東京のお茶ノ水と言えば、大阪人でも知る本屋の多い学生街。明治、順天堂、東京医科歯科大に日大とひしめき合い、また早稲田にも2万数千人が学び、街の新陳代謝が途切れることがなく
東京は学生街だらけ。
それに比べて大阪市の総合大学と言えば、大阪市立大学くらい。
東京23区には92の大学があり約50万人の大学生がいます。
2位の京都は25校で13万5千人、3位は名古屋16校・9万人、次いで横浜8万人、福岡7万人・・
大阪市はといえば、大都市別20都市の中で11位の11校2万8千人
人口に占める大学生の割合は20都市の中では最下位のわずか1.1%
さらに政令指定都市の中で、単身高齢者世帯率が最も高いのが大阪市
特に西成区は26%・4人に1人が単身の高齢者世帯
野村総研では鉄道沿線ごとの所得水準を表した推計があり
平たく言えばお金持ち度を表したもので
年収590万から620万円を真ん中に置き、それ以上か以下で色を決めて地図を塗ると
上記の年収の真ん中層よりも以上の人が山手線の内側を中心に多く占めています。
関西・大阪にそれを当てはめると、都市全体がほとんどが真ん中層以下の年収。
御堂筋線の難波・心斎橋・本町あたりがちょっと高いくらい。
そして吹田や豊中など北摂地域に少しそれ以上の層がありますが
所得の高い層はほとんど兵庫の芦屋や西宮。
所得の低さの一つの表れが、生活保護受給者の多さで、大阪市は全国で最も多い15万1097人
市民の18人に1人が受給しており、市の一般歳出1兆7200億円のうち17%にあたる
3000億円で人件費2330億円より25%多い計算。
(生活保護費の4分の3は国庫負担)
さらに15歳から64歳の稼動可能層の生活保護受給者世帯が急増しており
この3年間で8570世帯から22992世帯で2.6倍に増えている。(2008年〜2011年9月)
稼動可能層の生活保護をどうするかについて
橋下次期大阪市長は「自治体が負担を求められるなら、働く能力のある人には就労義務を課す」
と述べたが、働く場所が無いことに対しての対策には具体的な言葉は聞けませんでした。
上記の数字を見方を変えると弱者に優しい都市という人もいましたが
これからの大阪市をどうするか、都市の再編、都への移行・・・
大胆な行政改革への期待が高まった選挙結果でしたが
他の都市にはない、単純に比較できない大阪独特の諸問題にどう向き合うか
好き嫌いの感情論を戦わせている場合ではないなと思います。
「もうかりまっか? ぼちぼちでんな」の「ぼちぼち」どころでもなく
「もうかりまっか」が愚問になったら、大阪やあらしまへんな。
これから税収が大きく増えることは望めない時代
かつて商都と言われた都市らしく、諸外国のように都市が儲けることを考えて
がめつく儲けて、日本を牽引する大阪に生まれ変えていきたいものです。
青年層、若者が頑張れて報われる大阪、
高齢者を尊び無縁死の無い大阪。
しかし選挙戦では人間に焦点を当てた議論が少なかったように感じました。
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政談 「大阪」
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もっともな分析ですね。大阪ならではの諸問題の解決がどこまで進められるか。
公明は今回自主投票だったのですね。
懸命であると同時に、消極的と感じる気持ちもありますが
私は大阪の今回の選挙について、何も解らないし、大阪市民でもないので、
やはり、大阪のお一人お一人が真剣に考えての投票は良かったと感じました。
あと、やはり、全国的な報道では、大阪人は、民自相乗り平松氏を応援したくはならないようにも感じてました。
橋本氏を好きでは無いけれど、これだけ無能でリーダーシップの無い政府や議員を観ていれば、あの強気は大きな変革をもたらしそうに思えて、私も橋本に入れたかも…
2011/11/28(月) 午後 1:03
Likaママ
自主投票の判断は賢明だったと思います。
独自候補が一番の理想ですが。
投票所に行くまで悩みましたよ・・・
ただ、好きか嫌いかの感情的な論戦が目立ちました。
実際に府知事に立候補した倉田氏は
選挙中どこへ行っても「橋下に負けるな!」という声ばかりだったと
答えてました。
対抗馬は橋下ではないはずなのに、府知事選も市長選も
橋下か否かの選挙だったことが明らかです。
大阪市長選では平松の得票数も前回より上回ってますし
得票率では橋下:平松 6:4です
橋下に対するアンチテーゼも根強い表れでしょうね。
ロックンロールと演歌みたいな対決でした。
2011/11/29(火) 午前 6:30