先日NHKのトーク番組に出演された由紀さおりさんが語った言葉。
昨年の欧米でのブレイクで日本でも再注目され、メディアへの出演が増えています。
昨日は「SONGS」でも特集されました。
由紀さおりさんと言えば、紅白での「♪ティアララルン・・」のトルコ行進曲や
童謡や歌謡曲を丁寧に歌う歌手というイメージと
子どもの頃はドリフなどのコントでも笑いを取る、歌って笑わす庶民的な大歌手というイメージでした。
先日「徹子の部屋」に出演された時に、
その人格と秘めた情熱に感心し
由紀さんの歌に興味を持ち始め、
「スタジオパークからこんにちは」でのトークでは、
言葉に無駄が無く深い見識と洞察
主観と客観、世代間を貫くバランス感覚を持ち合わせ、
さらに控えめでも「プロの歌手」としての誇りに満ちた、
聡明な女性としての魅力を放ってました。
私は上方の古典落語を聴くのが好きですが、それはいわゆる「お笑い」を聴くのではなく
日本語・言葉を耳で味わうということができ、噛めば噛むほど味わいが出て来るのと同じで
噺家が発する言葉や動きで、頭の中に自分の知らない時代の文化
江戸から昭和初期の時代や風俗を想像しながら、言葉の旨味を味わうことを知ったからです。
それと同じような感覚を由紀さんの言葉から感じました。
由紀さんは決して現代の音楽を否定したり批判はせず、
その時代、その世代にとって響くもの、大切なものがあるとして、
その上で世界を広げてもいいのでは、とご自身の考えを堂々かつ淡々と語られました。
それは悲観的に嘆いたり、説教がましい言い方で無いところが、個人的に非常に共感できました。
『絵はそのままのインパクトで映像にするから、
その先を想像しない
考える余裕を与えてもらえないように、
次から次へと情報があふれている』
童謡歌手から大人の歌謡曲の歌手へ さらにモデル、女優、コメディエンヌの顔を持つ。
コメディで人を笑わすことも大好きでやっていると言い
姉妹で25年間に渡り童謡を歌い続けた後
デビュー40周年を機に歌謡曲への情熱から再び「歌謡曲」を歌うことに。
そんな時にアメリカのジャズオーケストラ「ピンクマルティーニ」が
由紀さんのデビュー盤「夜明けのスキャット」に収録されていた「タ・ヤ・タン」をカバーし、
それを由紀さんのスタッフが発見し、インターネットですぐさま連絡をとったことから、
縁が深まりピンクマルティーニが2010年に来日した折に共演が実現。
そこから共作アルバム「1969」が製作に発展し、アメリカの音楽配信サイトで1位を獲得。
インターネットの口コミでまたたく間に世界に広がり22か国でCDが発売されヒット。
「SaoriYuki」「Kayoukyoku」が世界で使われるようになりました。
由紀さんにとって、デビュー43年目にしてはからずも世界デビューとなりました。
ライブに参加したアメリカ人は
「日本語の歌を初めて聴いたが、美しい言葉だと思った。」
「意味は分からないが、情景が浮かぶようだった。」
「パフは日本語の方が良いんじゃない」と語る。
ピンクマルティーニはトマース・M・ローダーデール氏が1994年に結成され
1940年代から1960年代の世界各国の歌を現代によみがえらせる活動をしているジャスオーケストラ。
アルバム「1969」は一曲除いてすべて日本語で歌われており、
NYなどのライブでもほとんど日本語で歌い喝采を浴びた。
トーマス・ローダーデールはライブでこう紹介した
「バーブラ・ストライトサンド オブ ジャパン」
「歌謡曲には、
全然違う世界に連れていってくれる
世界観がある歌がいっぱいある。
女優さんが自分以外の人生を
演じることが楽しみというが、
それに似ている。
20曲歌ったら、
私の中には、
20人の女の人がいる。
そういうことを体験してほしい」
音楽の楽しみ方は人それぞれですが
プロの作詞家と作曲家が作った「歌謡曲」
音楽と共に日本語を味わい、世界観を想像する
そういう楽しみ方を、いろんなジャンルの音楽に
広げるのも心を豊かにしてくれるようです。
カラオケで歌う時も、歌い方に違いが出るかも。
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こんにちは♪
由紀さおりさんのブレイクにはびっくりしましたね〜。 でもすっごくよくて、元々ジャズが好きなので由紀さおりとJUJUのジャズのカバーアルバムがマイブームですよ^^;
でも娘たちには理解してもらえないんですよ(TT)
2012/1/27(金) 午後 4:09
minママ、こんばんは♪♪
恥ずかしながら、JUJUとジャズカバーしてるの知りませんでした。
ドストライクですやん、早速検索して調べます!
娘さん達に理解してもらえない・・・まだまだお子チャマね(^^;
大人のミューズィックを理解するには、人生の酸いも甘いも、山も谷も越えて、色々と深みを理解できるようになってからですよね(^^
って、単なるズネレーションギャップって言われてしまいそうですが・・(^^;
由紀さおりさんは本当にオットコマエですね。
今宵はジャズィな夜を過ごします(^^)
2012/1/27(金) 午後 11:29
桃香も落語が好きです。
桃香苺ミルクo(^-^)o
あまり聴く機会ありませんが、
ようするに話“芸”ですよね。。
言葉による“芸”は、落語だけではなく
音楽でもそうですね。。。
由紀さおりさんが言われている通り、
音楽と映像と一緒になると、想像することを
しなくなるし、余裕もなくなると思います。
もちろん時代、世代によって大切なものがあり、
良い悪いという事ではないと思います。
しかし、桃香としては想像する力をつけたいし、
皆も身につけてもらいたいと思います。
想像する力が、創造することにつながっていくのだと思います。
ですから、音楽聴く時は映像を見ないようにしていますし、
また、文章の“芸”である小説なども出来るだけ読むようにしています。。
ちなみに桃香は、由紀さおりさんの隠れファン?です。。
2012/1/29(日) 午前 2:39
桃香さん、こんにちは。
落語すきなんですね、大阪ではいつでも、どこかで落語をやってます。
ちょっと飛躍しますが、子供の頃に映画「スターウォーズ」を観て
どうやって撮影しているんだろう?って想像しワクワクしたものですが、新しい3部作ではCGが多様され、CGもすばらしいですが
どうやって撮影しているんだろう?という想像が消えました。
そういう想像が創造に繋がるということが自分の人生にも大きく影響を与えてくれました。
でも、将来また今の世代の人が新たな時代になって
自分達の頃はこうだった、と繰り返していくんでしょうね(^^)
ただ「芸」をしない、磨かない芸人が増えましたね。
2012/1/29(日) 午後 0:36