|
来月4月、言いかえれば来年度から
食品に含まれるかもしれない、放射性セシウムの新しい基準値が決まりました。
▼1kgあたりのベクレル
暫定基準値 新基準値
一般食品 500 ⇒ 100 (乳製品200⇒100)
飲料水 200 ⇒ 10
牛乳 200 ⇒ 50
乳幼児用 なし 50
食品 (※米など一部には経過措置もあり)
数字だけ報道されても、よく分かりませんわな・・・
3月31日までよくて、4月1日からダメとなったら
今まで食べてたんは、どないなん?(どうなの?)
と思うかもしれません。
これはかなり厳しい基準
消費者の安全のためということで、誰もが文句を言わないような
小宮山のおばちゃんの、とことん厳しい基準にした経緯があったといいます。
最初に上記の赤字の数値を厚労省で決めて、
その後に法律に則り
文部科学省放射線審議会という所に図らなければならないんです
が
この審議会はもともと、緩い規制に対して「待った」をかける役割だそうで
厳くした規制を「もっと厳しく」はできず、規制強化に対する是正は勧告できません。
これだけ厳しいとなんの役割も果たせず
今回は「差支えない」と答申しました
が
「厳しすぎる」とする意見をつけてきました。
いわば 「まあそれでええけど、ちょっと厳しすぎるんとちゃう?」
って感じ。
その根拠とは?
▼放射性セシウム 食品新規制値の考え方
食品から受ける年間被曝量の上限(許容線量)を1ミリSv(シーベルト)とする。
いわゆる内部被曝量ですが、人間の場合は体内に残らず尿と一緒に排出されます。
この理由は
内閣府 食品安全委員会が、広島・長崎の被爆者データなどから
「食品経由の被曝で健康に影響が出るのは、生涯の累積でおよそ100ミリSv以上」
としているため。
年間1ミリSvでも100年かかる。
汚染割合は
「一般食品の50%が汚染されている」と仮定するなど、高い想定で設定。
食品を並べてその半分が、昨年の事故で汚染されているとして設定されたので
西日本はおろか、東日本でも今は汚染されたものが半分もあるとは言えないので
かなり厳しい想定であることがわかります。
なので
この規制値の上限の食品ばかりを食べ続けても
年間被曝量は最大でも0.8ミリSvとなります。
安全そものです。
これに対して
「差支えない」と答申した文科省放射線審議会は
『仮定の汚染割合が50%というのは、高すぎる。
過度に低い基準を導いている。必要以上に厳しい規制は
被災地の食生活や農業への悪影響を及ぼし
さらに検査にも時間がかかりすぎる』
として
消費者にとっては安心なのですが
実際に4月からのこの新規制は
厳しい基準設定で知られるヨーロッパと比べても
さらに厳しいほど、きびしい基準となります。
飲料水では日本は4月から10ベクレルですが
ヨーロッパは1000ベクレル以上が基準になっています。つまり100倍以上
食品でも10倍以上厳しい。
しかし
▲一方で食の安全に対する不信も続いています。
東京の上野に市民が食品を持ちこんで自ら測定する
「放射能測定器レンタルスペース」【ベクミル】がオープン
これは、昨年10月に千葉県柏市にできたものが、非常に反響が大きく利用者が増加
都内にも、との声から12月に2店目としてオープンしました。
ニュースによると
千葉の柏市はベッドタウンで家庭菜園が盛んで
家庭で採れたものを測りにくる人が多いとのこと。
上野店、柏店共通に多いのはお米を測る人が多いようで
1kg10ベクレルが検出限界のドイツの測定器を使用。
1検体20分の利用で3980円。
高いようですが、民間の検査機関に持ち込むと15000円以上とられるらしいです。
しかし2店舗で延べ3000人が利用し、半分がリピーターになっているとのこと。
ただし検査結果は自己責任です。
【ベクミル】 http://bq-center.com/bqmil/
●この新規制値の1kg100ベクレルを超える食品は
探しても見つからないほど、レアなもの。
一方で規制値を5倍厳しくすると
検査時間は25倍になります。
国民の不安の元は不信感であり
これだけやりゃあ、大丈夫やろと
このやり方もなんかなあです。
輸出入への影響はどうなんでしょうね。
各自治体の役所などに、測定器を設置して
消費者が自分で測れたら、みんなが安心できそうですけど。
|
政談 「原子力・放射能
[ リスト ]



