エクセルシア Season 12

大震災 原発災害 東北を忘れない

要談「陸前高田市」

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戸羽太 陸前高田市長の講演から―
(ここからはあまりメモに取れなかった箇所ですので、箇条書きにします)
 
▼現在の課題
 
●良くも悪くも落ち着いてきている。当初は振り返る暇も無かったが、
今は自分の時間を作れることもある。
時間に余裕ができはじめると、市民も職員もこういうときにあれこれ考えてしまいやすく、
メンタルの面で問題を抱えた人が増えてきており、私自身も一カ月ほど前に寝られない時もあった。
精神医療の専門家のチェックとフォローがあるが、職員で半分くらいはひっかかってしまう。
 
●土地が高騰してきている。
公共施設の再建に当たっては、土地の高騰は困った問題。
1㎡800円が2000円弱になってきている。
ハウスメーカーは一坪3万円と言ってくる。
これは当然とは思うが、しかしとても市には土地を手当てできない
 
●岩手県の有効求人倍率が1.03倍に上がった。これはバブル期以来19年振りの高水準。
しかし求人倍率が上がったが、どこで募集しても人が集まらない、それは雇用保険の問題だ。
働く意欲を失った人もいるのも現実。
メディアは市民に自立を訴えている、陸前高田市は仮設住宅に入って、最近食糧物資を渡すのを打ち切りました。
他の自治体は物資の配給も続けたが、自立型の支援が必要と考えている。
しかし、全ての人や一律に打ち切った訳ではありません。
 
●これから、被害を受けた建物の解体が始まるが、
そうした建物を広島の原爆ドームに例える人が市の内外にいる。
世界遺産の宮島と原爆ドームがセットで観光地となっているように、
平泉とセットで観光地にとの声もある。
しかし、遺族の気持ちを思うと残った建物は取壊したい、そういう要望も多いのも事実。
津波の記憶を残すものとして一本松だけは残したいと思う。
一本松だけは希望の象徴であるので、保存したいと思っています。
 
●陸前高田市は津波ですべてが失われました。だからこそ出来ることがある。
復興に向けて、これからの町づくりで影響を受けたこと
それは、昔矢沢永吉さんにあこがれてバンド活動をしていまして、高校卒業後に3年間アメリカに住んでいました。
そこで見たのは、アメリカでは障害を持っている人を町のどこででも沢山みかけました。
障害者が普通に町に出、ディスコでもバーでも出会った。
陸前高田市は障害を持った方も、脳梗塞で車椅子の生活をされてる方も、
陸前高田市なら普通に住めて普通に町に出られる町にしたい。
景観が美しいということではなく、公共施設も居酒屋さんもバリアフリーにし
多くの国民が陸前高田市に移り住みたいと思う、世界に誇れる町にしたいと思っている。
ノーマライゼーションという言葉があるが、そもそもそういう言葉自体を無くしたい。
それが普通にしたい。
 
●復旧と復興があるが、復旧は元に戻すこと、復興は元の町よりもすばらしい町にすること。
3月11日に突然命を失った多くの犠牲者の思いを忘れてはいけない。
またどこまでが復興が正直わからない、80代の方に10年20年で復興とは言えない
でも5年でというのも嘘、だから8年でとしているが、それも分からないのが正直な気持ちだ。
 
●7月に「奇跡の一本松基金」を創設する。
それはワンコインの寄付で。世界中からも集めたいので、
わずかな寄付の為に手数料の掛からないように、寄附方法をカードや Paypal などあらゆる方法を調べて工夫する。
 
あんぱんマンの作者やなせたかし先生からは陸前高田をいろいろ応援して頂いている。
奇跡の一本松基金に対して、今度開設する陸前高田市 Facebook ページに
「私も推薦しています」の一言を入れる許可をいただこうと
やなせ先生をお訪ねし93才の先生に説明をして、しばらくして指を一本立てました
「よし、まず一千万出そう」と。
 
●図書館の復興基金を集めるための「ゆめプロジェクト」も進んでいる。
新しい本を直接送ってもらうのではなく、不要になった本を古本屋さんが買取り、陸前高田図書館の復興基金とするプロジェクトがある、こちらもぜひお願いをしたい。 http://t.co/rDLRodNq
ともあれ、被災地を忘れないでほしい、少しでも気にかけ続けてほしい。
それがなによりの願いです。
 
●反省点
消防団員・公務員、その仕事をどこまでやるのか。
消防団は様々な仕事をしている市民だが、半被を着ると特別公務員となる
有事の時の線引をどうするか消防団のマニュアルも作りなおした。
教訓をどう伝えるか、災害時の対処の反省を伝えて支援の恩返しとしたい。
 
市役所では震度4以上がきたら、会議を開くようにというマニュアルになっている。
マニュアル通りでは臨機応変な対応ができない。
 
 
▼大学生との質疑の際の市長からのメッセージ
 
卒業旅行、夏休みの旅行でもいい、とにかく被災地に来てほしい。
ジュース一本でも買ってもらえるのがなによりの支援です。
募金をしてくださるのもありがたい、せっかく集めたお金をどこかの団体に振り込むだけでなく
代表の方一人でもいいので、直接来ていただけたらと思う。
災害時においても、現在の社会の中でも学生が一番弱い立場だ。
 
●質疑の時に立った19歳の女性の言葉
「市長おばんです。質問でないのをお許しください。私は陸前高田で生まれました。
今はこちらに住んでいます。
今日は、お前も頑張れよと言われたように感じました。市長頑張ってください。私も頑張ります」
 
以上
 
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春光さんが講演に行かれて、書かれたのですか?

高田の被災した友人に先日連絡したら、
「今は自分のことで精いっぱい。行政や政治のことを考えるゆとりがない。」
と言ってました。

市長の話を読んで、なるほど、政治不信どころか、何も期待できないのだと。

つくづく、実現力のある国会議員が居無い土地は、復興が進まないのだと思いました。
公明議員が少ない東北、どうか、被災地に全力投球して欲しい。。。

2012/7/4(水) 午前 10:05 Eigolika

likaママ

そうなんです、3つ前に行ったという記事を書いてたんですが、京都まで聴きに行きました。

1.に書きましたが、政治家も国も、有り得ない対応です。
まさに、鬼神乱るるがゆえに…
ですね。

実は今群馬県に来ています。
明後日には被災地に入ります。陸前高田にも行きたいと思ってます。
今回はボランティアではなく、お金を使って、現状を見て、関西の人や多くの人に伝えたいと思います。

2012/7/4(水) 午前 10:31 春光


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