阪神淡路大震災で、甚大な被害を受けた、神戸市長田区御蔵通5丁目、6丁目
狭い路地に文化住宅(木造アパート)が密集する地域でしたが、 今は、消防車が入れる広い道ができ、美しい公園の地下には、貯水タンクができました。 こうして聞くと、前よりも良くなったと感じるかもしれません。
しかし、住民の3割しか戻ってきていません。
もとの住民が住めない町になっている。 これが「安全な町づくり」の結果です。 「行政は、次の災害に備えて、災害に強い町をつくろうとした。安全・安心ってことが、結局、被災された方々の望まない方へ、 復興を推し進めています。 高台移転以外ないという選択肢を被災地にもたらしたのは、 「安全・安心の復興を急げ」という善意。 「朝、テレビをつけ、番組で取り上げられていた仮設住宅のお年寄りが『自宅で暮したい』とつぶやくのをみて、 「元の屋敷を見棄てて高みへ上ったものは、其故にもうよほど以前から後悔して居る」(柳田国男)
それでも高台移転しかないのでしょうか。
またこういうことも
衆議院の定数是正区割りで、山田町が岩手3区に入ることになる。
山田町は、明治30年の郡発足当時は、今の宮古市と同じ東閉伊郡。 ということは、江戸時代より 歴史的にも、文化的にも、宮古市と関係が深く、 今の災害復興でも、宮古市との関連が強い。 それが、今回の区割りで、宮古市ではなく、大槌・釜石側に入ることになる。 全国に広がる一票の価値の平等を、という声に、 山田町の、復興を妨害しないでくれ、 という小さな声はかき消されていく。 確かに、「選挙の一票」の価値は、不平等かもしれないが、 「生活の利便性」は、東京や大阪、神奈川の方が、 圧倒的に、有利で、その不平等はどうなる。 「生活の不平等の解消を」という声には、多くの人が耳を傾けることすらしない。 昨年、石巻市・気仙沼市に行く際、最初に夜行バスで仙台駅に着きましたが
その市街地の繁栄ぶりと、他都市との違いに違和感を覚えたものでした。
生活書院
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要談 「震災関連 神戸・東北」
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はじめまして、しばらく前から覗かせて頂いてました。
国家の礎は、各地でそれぞれの生活を送っている住人なんだと、強く思います。
人びとが暮らしやすいまちづくりが必要ですね。
立派な道路や建物、公園などで夢のある都市を造ろうとして失敗したのが阪神大震災。その失敗を繰り返さないためにも、住民の意見を確りと汲み上げる仕組みと、専門的なアドバイスで住民の意見をリードできる専門家の活用が不可欠だと思うようになりました。
それに、予算の配分についても、それぞれの地区ごとに違う事情に応じて下ろせるようにしなければ有効に使えません。
数キロ離れただけで事情が変わってくるのに、『東北』という大きな枠でとらえることに無理があると思います。
2013/3/31(日) 午後 11:35
オーパスさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
私もご意見のすべてに同感です。
「国家・国民」とよく言われますが
国民のための国であって、国のための国民は危険と思っております。
非常事態に通常の法律などを適用する、官庁のやり方からも
「国家・国民」の順序のように感じます。
町づくりも、神戸の長田のある方の言葉を借りれば、「身の丈にあった復興」
という視点もかなり重要かと感じていますし
また土木政策=復興 として進められていることも危惧を感じています。
宮城県のある町での個人プロジェクトに関して
現地の方だけでは、見えない部分が多く、利用しようとする力や裏切りも続くので
外部の地域で支援グループを発足して、支えていっているものもあります。
町づくりも、同じようにあってほしいと思います。
2013/4/1(月) 午前 0:53