エクセルシア Season 12

大震災 原発災害 東北を忘れない

政談 「全般」

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今日、参院選が公示になり、ネット選挙運動も初めて解禁されます。
「ネット選挙」という言葉に、ネット投票と混同する人もいるようですが、あくまで「選挙運動」であり
電子メールを除く投票の呼びかけの解禁で、なりすましや、嘘、事実に基づかない中傷などを取り締まれないことから、禁止事項もあるので、よく精査していきたいものです。
ちなみに、解禁時間は10時ころです。
 
個人的に選挙期間に限って「ネット選挙運動」をする気などなく、そもそも選挙を語る気もありません。
とくに今回は参議院議員選挙ですしね。
東日本大震災発生以後、東北沿岸部に何度か行かせていただき、
(数十万人の被災者のうちの数十人からしか話をきけていませんが)
特に福島県、また日本最大のスラム大阪市西成区の釜ヶ崎
あるいは生活保護などの現場に関わってきて思うのは、そこに存在する問題よりも
それらに対する社会の眼差し、弱い立場の人に寄り添えない、社会からの眼差しに問題を感じているからです。
国境なき医師団や、世界のスラムをわたり歩いてきた人が、釜ヶ崎にきて異口同音に言うのは
社会からの眼差しが、世界一厳しい、ということです。
さらに福島県に住む人々への眼差しの厳しさです。
(原発のほとんどが立地自治体の名称なのに、東電が事故を起こした原発は県の名前がついていることで
県全体に風評が広がったとも考えられますが。)
 
2009年の夏以降ブログで、政治の勉強のつもりで、色々学んでは書いてきましたし
私よりも政治や政局に詳しいブログやツイッターを目にしてきました。
しかし、2011年3月11日以降、違和感を感じるようになりました。
 
「がんばろう」や「絆」という言葉を、単なる流行語ように軽くしてしまった私たち
他人の苦しみを、自分のもにしようという心が欠落して、選挙を語っても、
自分の利益、自分の考えに合わない相手を、中傷批判することと変わらず
そうした相手を異質として差別して、感情的なはけ口としてネットで書きなぐっても、
政治も社会も変わらないことに、このブログを通じて学んできました。
そもそもどれほど本気なのでしょうね。
それでは政治家や政党をいくら替えても、政治も社会も変わりませんね。
トップダウンだけを求めるのではなく、私たちから変えていかねば
主権在民ですからね。
上から何かをしてもらえる、してもらわねば文句だけいう、これを奴隷根性と言います。
私を含めた日本人は奴隷根性が抜け切れていないと痛感します。
 
先日、福島県の子どもの甲状腺がんの実態、放射能の学習会に参加させていただきました。
厳しい現実を知ることはできましたし、今の子どもたちの健康を守ることは重要ですが
これから産まれてくる子どもに、たとえ障がいがあっても、それがまるで不幸であるかのような意識の方が
大問題と思いました。
心身に障がいを持つことで、生きづらい社会の方が問題であり、私たちの眼差しの問題です。
そこが無くて、放射能を語るとしたら違和感を感じます。
 
弱い立場の人を見て、政治は何をしているんだ!
と書く前に、自分は何をしているんだ?
と問うていく中で、政治や選挙というものを語っていきたいものですし
選挙は誰のためか、何のためということも欠落してはいけませんよね。
選挙が終われば、対立候補に敬意やエールを送れないのは、社会をみていないからではないかと思います。
 
何が言いたいかと言えば、上に伸びたり、前に進むことよりも、足下を掘り下げることが大事と思うんです。
深く根を張らないと樹木は大きく育ちませんし、根をはってないとすぐ腐ります。
 
誰かの願いが叶う時に、誰かが泣いている社会を変えていきたいものです。
 
政局に詳しい方々は
福島県の人々の声をどう捉えていけるでしょうか?
 
福島の仮設50代男性

「人間は、自分が当事者にならない限り、原発が爆発しても、福島の仮設で子どもの虐待が増加しても、結局は他人事。皆、自分のことで精一杯。他人の事なんて構っていられない。新聞記者が取材に来たから、そんな話をしたら<そんな話は記事にならない。もっと明るい話を>だって」
 
福島の仮設80代男性

「俺は人生に失敗した。こんな仮設の中でひとり死んでいくと思うと情けない。子供時代はお国の為と教えられ、終戦後は家族の為に必死に働いた。その家族も原発事故で一家離散。今はもう、死ぬのを待っているだけ。世間の人も福島の現状に無関心。俺達は世間から捨てられたんだ」
 
 
福島の仮設20代女性

「ネットで福島の仮設での暮らしを発信すると<税金を払っていない奴は黙っていろ><福島は放射能まみれ、ワロタ>など、誹謗中傷の嵐。何か私が悪い事をした?もし他の地域にある日本の原発が爆発すれば、福島で起こっている事と全く同じ事が起こるだろう。ここは日本の縮図」
 
 
福島の仮設10代女性

「テレビや新聞で取り上げれる被災地の人は、いわゆる<頑張っている人>ばかり。もちろん、それは否定しないが、被災者や大切な人を喪った人の全てが明るく、前向きで、努力家じゃない。多くの人は<被災者に寄り添う>とか平気で言うくせに、被災者の影の部分を見ようとしない」
 
 
福島の仮設10代女性

「私の叔父さんは原発事故後、自殺。叔父の第一発見者は私だった。それを知った周囲の大人達が<生きていればいいこともある。頑張りなさい>とか上から目線で平気で言う。耐えられない。これ以上、何を頑張ればいいのか?何も言わず、傍にいてくれるだけで良いのに皆、一言多い」
 
 

閉じる コメント(11)

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>社会からの眼差しが、世界一厳しい、ということです。
釜ヶ崎や部落問題は、非常に疎いのですが、日本人一人一人に今もある、村社会の歪みの現れの一つなのかなと思っています。

最近でも辛坊氏のボート遭難で国費が使われたことに対し、人騒がせなと言ったりする辺りに、同じものを感じます。そう感じたきっかけは、私がまだ高校生の頃になりますが、イラク日本人人質事件、自衛隊を使っての救助の際に、私の両親がまさに人騒がせなと言いながらテレビを見ていた光景からです。こうした時に、人命救助をするのは、国の役目ですからね。ボランティアでも危険なところにわざわざ行くなという議論があるかと思います。続きますね。

2013/7/4(木) 午後 1:50 [ Kasshini ]

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日本人が古来から持ってい居る、穢れの意識の負の側面ともいえる、汚い物には封をする姿勢が、心身に障がいを持つことで、生きづらい社会の淵源でもあり、冷たい眼差しをしてしまう淵源なのかなと、ここ数日で思うようになりました。そうした眼差しが消えないことには、引用された福島県の方々の声と同じことが必ず起こると思います。

>多くの人は<被災者に寄り添う>とか平気で言うくせに、被災者の影の部分を見ようとしない
佐村河内守さんの音楽に、被災者の方々が共感するところは、まさにここにあると思うのです。第2楽章6分30秒過ぎからのファンファーレ、木管、トロンボーンで奏でられるコラールにそれを感じます。心が沈んだ時に、何度慰められたかわかりません。第1楽章冒頭は、地震の地響きを思い出すというレビューがあって、私もそう思います。最後のコラールが純粋に力強く美しいだけ、最高に知的な音楽だから凄いだけではないと思っています。
私自身、非常に自己中心な人間で、傾聴する力もありませんが、そうありたいと思っています。

2013/7/4(木) 午後 2:12 [ Kasshini ]

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最後に、勘違いされそうなので、最初のコメントに追加をすると、
イラク日本人人質事件の時には、自衛隊は最終的には動きませんでした。
その上で、人騒がせと思ってしまうところに、この問題に繋がるところがあるのかなと思い、この話を引きました。論理飛躍、および長文になりましたが、以上です。

2013/7/4(木) 午後 2:15 [ Kasshini ]

Kasshiniしゃん

自分こそ自己中な人間です、だから踏みとどまらずに、行動しています。
行動の中にこそ、知恵が湧きますね。

自己責任、自助強要の流れが強いと感じます。
あなたがその病気で悩むのは、過去の行いが悪いから・・・と同じだと思います。
それほどの差別意識もないと思います。

弱い命を切ってあげた、そういう無神経で傲慢な人の多いこと。
苦しさ、悲しさを、少しでも自分のものにしよう
それが一番の励ましやと思います。
そういう社会であってはじめて、良い政治も選挙も生まれてくるんじゃないかと思います。

2013/7/4(木) 午後 2:27 春光

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春光さんのご意見にとても心を打たれ、福島の仮設の方々の声に胸がえぐられる思いがしました。

私は政治のことはとんと分かりませんが、参議院候補者がどんなに理想を掲げて訴えても
残念ながらしょせん政党のコマの一つにしか過ぎないように思います。
だからと言って社会の抱える問題に無関心なわけではないですよ。

力で人の体は動かせるかもしれないけど、心を動かすことは難しい。
むしろ黙って頷いたり、ちょっとした気遣いだったり、隠れてぬぐった涙だったり…

でも「国」というのは大き過ぎて、本当に本当に難しいですね。

2013/7/4(木) 午後 3:31 [ 麻巣 ]

誰のための選挙なのか?
何のためのネットなのか?

本当に福島の方々には
言葉もありません!
地震、津波に原発です!

頑張ろう福島!は駄目ですね!
応援します!福島!

選挙では棄権せずに
皆様の一票を国政へ!
皆さんで選びましょう!
たとえ、投票したい人がいなくても一票!

2013/7/4(木) 午後 9:03 [ カツどんどん ]

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ますピーしゃん

>力で人の体は動かせるかもしれないけど、心を動かすことは難しい。
むしろ黙って頷いたり、ちょっとした気遣いだったり、隠れてぬぐった涙だったり…

ここですよね、それだと思います。
ますピーしゃんの言葉の選択は、いつも心のひだに響いています。
映画「遺体」を観た時にことや、あまちゃんを観られた方の感想についてもそうでした。
ますピーしゃんの心がどこに向いているか、何気ない言葉から伝わります。

法律を作り、税金の公正な配分が政治の役割で
万能ではありませんからね。
国というと、確かに大きすぎる存在ですが
国といっても、なにか実態があるのではなく
私たち1人1人の集合と捉えれば、また見方も変わってきました。

小さな1人の力が大事なんだと思っています。
特に女性が歴史を良い方向へ変えたという事実は多いです。

2013/7/5(金) 午前 11:52 春光

カツどんどんさん

私のような東北以外の人間が、被災した方々に「がんばろう」って言うことに、違和感を感じています。
カツどんさんが、いつも、がんばっぺ、と書いておられることに
私たちが、がんばっぺ、と勇気を湧き立たせようと思っています。

福島県、宮城県、岩手県、状況は様々でも接する気持ちには差はありませんので、これからもできる事を、できる時に、役に立つことがあればと思っています。

選挙の投票率も下がってきていますね、選挙権があるということの重みを歴史から学んでいきたいです。

2013/7/5(金) 午後 0:03 春光

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私が常に感じているのは、何か事があると市民は『行政は何しているのか?』と。。“お上”から何かをしてもらえると期待し、またされるのが当然のように思う・・・・あてが外れると中傷、批判。。

規則、規律を忠実に守る。。世界からは驚異、奇異に映り。。賞賛さえされる。。私から見ると、自発的というより義務、ルールだからとか、世間体や社会の無言の圧力、見たいなものを感じます。町内会のルール作りでさえ、一部の“お偉い人たち”によって決まったものに従うだけと云う様な感じでなりません。。“お偉い人たち” “お上” によって決まったから従う。。それでは奴隷根性でしょう。。
日本人はどのようにしていきたいのか?という意思表示が弱いし、自ら進んで参画して行くという行動力も弱いと思います。。

社会的弱者への厳しい眼差しは。。様々な要因はありますが、、
日本の歴史が日本人の精神に大きな影響を与えたと思います。。

他にもいろいろと言いたいこと在りますが。。止めます・・

2013/7/7(日) 午後 5:58 桃香☆彡

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私も直接被災地へ行っていろいろと活動したい思いは何時もあります。諸事情で出来ない事にイライラしているのですが。。。金銭的支援は続けています。。ですから春光さんには、いつも感謝しています。。。

ネットは選挙に限らず。事実無根のデマや、誹謗中傷、感情的なはけ口として考えるのではなく。。

自身の向上。問題提起。諸問題に対する意識のあり方。考え方などなど・・。そのことに常に注意しているつもりですが。。
日数が経って見返して見ると・・拙かった。。と思うことばかりです。。

そして議論のための議論は私が一番ムカつくことです。。


桃香苺ミルク

2013/7/7(日) 午後 5:59 桃香☆彡

桃香さん

桃香さんの琉球・沖縄の歴史・人への人間的な眼差しを常に感じています。
そこから様々に広がる、人間を見つめる目
体裁やメンツを重んじる日本で、いつも快活に繰り広げておられる活動には敬服しています。

長い歴史の中で、島国ということで、独自の精神風土が培われたのは否めないですね。
良い面、悪い面いろいろありますが
この20年間の及ぶ右傾化、排外的な思考は日本にとって
未来を閉ざすものだと感じています。

私も、拙かったと思うことしきりです。
でもある意味、成長を目指そうという意識なのかもしれないです。
私はこれで良い、と思ったら、もう成長はないですね。

2013/7/7(日) 午後 9:34 春光


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