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3年前にもブログで書いたことがあるのですがhttp://blogs.yahoo.co.jp/sakuratribune/35132305.html
最近もある方が語っていて、そうだと思ったのが「岩見ヒサ」さんのこと。
青森県から茨城県の太平洋沿岸には原発がありますが、岩手県にはありません。
全国の原発の4分の1が東北・北関東太平洋沿岸部に集中しています。
(立地県を批判する意図はまったくありません)
東日本大震災と東電原発事件が発生した後に、そういうことを知りましたが
遠大な岩手の沿岸部に1基もありませんが、計画はありました。
今では名前は知らない人は少ないと思いますが、岩手県の田野畑村(宮古市)
地盤が固く原発建設の計画が度々持ち上がりました。
その田野畑村明戸地区の無名の保健師 岩見ヒサさん。
大阪から岩手の無医村の山寺に嫁がれ、養護教諭、開拓保健師、看護師、助産師として活躍されていました。
原発建設計画がもちあがると、5億円の予算の村に5倍以上のお金がはいってくると知るや
県や村の男性の多くは
「原発が来れば、何十億というお金がはいるから村も助かるべ」
「何もこわがることは、なかんべ。今まで原発事故で死んだ話しなんて聞いたことがなかべ」
「金は入るし、仕事も増えるし、俺あ大賛成だ」
と語る中で、ヒサさんはスリーマイルや敦賀原発放射能漏れ事故を見て猛勉強し
広瀬隆氏の著作を自腹で何十冊と購入して、建設に賛成する村民に配布しました。
やがて全住民同意で誘致反対意見書が村に提出され、原発建設が白紙になり
東北の太平洋沿岸部で唯一原発のない県となりました。
私が岩見さんを知ったのはテレビ由来で、90年代に見た「朝まで生テレビ」ででしたが
それ以降に関心を持ち続けることはありませんでした。
ただ、当時、中国のトウ・エイ・チョウ(周恩来夫人)やロシアのナタリャ・サッツ、ローザ・パークスなど
世界的に尊敬を集める女性の生き方や思想に関心をもっていた時期で
原発誘致を撤回させた女性が岩手県にいたと知って、感動したのを覚えています。
岩手県は宮沢賢治を読んでからイーハトーブの県と知ったものの
岩手県に対して、いわゆる「田舎」や山と農村が多いという、若さゆえと都会に暮らす者の上から目線で見ていた偏見と、でも歴史や発信される文学などは、清新と進取の気風にあふれた風土という不思議なイメージがあったので、その県に原発を撤回させた女性がいるということがあいまって、印象が残っていました。
東日本大震災と東電の原発事故が起きて、原発に反対する人がはっきりと表明したり
デモや様々な運動が起こるようになってはきましたが、岩見ヒサさんのことを、岩手県意外の人から聞くことはほとんどありませんし、知る人もほとんどいませんでした。
最近、ある方がそのことを語っていて、本当にそうだと思ったんです。
今、原発再稼働が持ち上がっていますが、こういう時でも岩見さんの運動が語られることはないんですね。
岩見ヒサ著作
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要談「宮古市・田野畑村」
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岩見さんのこと、知らんかったです。
岩手に原発がないのは鈴木善幸さんの功績だとばかり。
こうした地元を愛する一女性のおかげでイーハトーブが守られた。
岩手は貧しく暗いと見下されがちだけど、おかげで誰もがお金儲けよりも命の尊さを知っているような気がしますね。
岩見さんの本、読んでみます。
2014/11/23(日) 午前 11:52 [ 麻巣 ]
> ますピーどん
岩見さんは 一般的に有名というわけではないですが
反原発バリバリの方には知っていただきたいと思います
鈴木善幸元首相のことは有名ですよね。
でも政治家の功績より、こうした保健師の無名の女性の活躍にも焦点が当たればと思います。
今でこそ、岩手県や東北が大好きだし、すごい地域と実感するようになりましたし
都会の渇いた社会の方が滑稽に映るようになったけど
若い頃は、田舎や農漁村に対して、上から見るような意識があったことは、正直なところです。
今は、ますピーどんの記事から
岩手の土地と人の魅力は倍増してますだ。
2014/11/23(日) 午後 1:22