実名報道した週刊新潮への明快な批判。
ジャーナリズムで実現されるべき<社会正義>は、社会における弱い立場の者を助けるために発揮されるべきで、「たたきやすい相手を攻撃する」という新潮は加害少年と同じことをしていると。
ネットも同じ。
「週刊新潮」は3月12日号で川崎中1殺害事件に関し、「『少年法』と『実名・写真』報道に関する考察」を掲載した。「大人顔負けの蛮行に及んだ18歳は『少年』といえるのか」として、「身上報告」と題する当該少年の特定情報を含む記事を載せた。同社の刊行物はこれまでも、18歳未満の少年も含め何度か実名・顔写真を掲載して物議をかもし、訴訟になった経緯がある。少年法61条は、加害少年の特定が可能な報道を禁止しており、社会的に未熟な存在としての少年の更生可能性という<社会正義>の実現のためのものであるとされてきた。この禁止原則は「少年司法の運営に関する国連最低基準規則」(北京ルール)として国際標準にもなっている。
あえていえば、個別事件における実名報道は、ネットがない時代には少年犯罪に対する問題提起的な意味があったのかもしれない。その前提は、少年法の禁止規定を是としたうえで、凶悪事件だから「特別」に成人事件並みに扱うことにする、というスタンスであった。日本新聞協会は法務省とのやりとりを経て、逃走中で凶悪な犯行が明白に予想される場合などには例外にすることを決めている。しかし今回は、少年を特別扱いする必要はないといった声が出て、ネット上では事件発生直後から犯人探しが始まっていたとされる。
このように、ネット世論がさらしと厳罰志向を見せる中では、週刊誌の実名報道が後追いとなる形でお墨付きを与える結果となっている。「悪いやつ」には社会的リンチを加えてもよいという判断に基づく制裁を正当化するネットと、週刊誌報道が同列になってはならない。記事中で、中心的役割を担ったとみられる少年を「自分より強い者には逆らわず、弱い者を自分の暴力衝動のはけ口にする」と批判しているが、たたきやすい相手を攻撃するという意味で、同じことをしていないか。
ジャーナリズムで実現されるべき<社会正義>は、社会における弱い立場の者を助けるために発揮されるべきだ。犯罪に対する怒りをぶつけるだけでは<私憤>と変わらない。それを<公憤>に転化させるためには新しい切り口が必要で、実名報道によって世間の耳目を集め、凶悪な少年犯罪に厳罰を求めるという手法から脱皮する必要がある。=専修大教授・言論法
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テレビでたけしさんが言ってた言葉にごもっともと思ってしまいました。
だというのは、いくら保護条例があるとしても、おかしくないか?と言ってました。
被害者の顔や名前を出して素性を明らかにしているのに加害者は少年だったりすると少年の将来の為に顔出し
論理的に頭ではわかっていても、現実的に自分の身内だったら、加害者として顔出しされてもそれだけのことをしてしまった罪の重さをちゃんと示して欲しいですね。そして社会は、それでも更正してきた人間をちゃんと見てあげれる世の中だったら良いのに…そう思ってしまいます。
人の命を殺めて反省も謝罪もない人間には一生塀の中にいて罪を償って欲しいと思いますが…被害者家族にしてみたら同じ空気を吸うのも嫌でしょうね。
2015/3/23(月) 午後 10:45 [ chi*12*c*n ]
> chi*さん
まず、そもそも被害者をあれだけ晒すことが問題ですよね。
だから加害者を晒せもまた短絡的だと考えてます。
一つの事件には、必ず経緯があり
誰もが被害者にも加害者にもなりたくて生きている人はおらず
また、誰もが、被害者にも加害者にもなりうるし、被害者家族、加害者家族にもなりうる可能性があります。
確かに、度し難い事件があまりにも多いのも現実です。
事件の結果や表面的に伝わることだけを取り上げて、怒りや不満をぶつけたり、週刊誌やネットで匿名で誹謗するのに終始するだけでは、社会は変わらないし、厳罰化のみを言うのは、実は事件が起きる社会のあり方を長らえてるに過ぎないと思います。
社会は厳しいから、そこで這い上がって勝て、というのが、結局その社会を助長させているようなものです。
飛躍しましたが、結果について論じるばかりでなく、なぜ そういう事件があとを絶たないか
社会の問題と捉えていく人が増えれば、少しは良い方向に向かっていくと思ってます。
2015/3/24(火) 午前 0:21
ネットって便利で良いこと沢山あるけど、怖くて嫌なことも沢山ありますよね…
事件は被害者と加害者の問題で蓋を開けなければ、世間の人間にはわからないことが沢山ありますよね…
わかりもしないで誹謗中傷はどちらにせよ、いけないことじゃないかと感じます。それは当人にしかわからないことで…
こうしたことって何か震災にも同じこと言えますよね…
震災だけじゃなく、世の中のこと全てかな〜
本当に生きづらい世の中です。
2015/3/24(火) 午前 7:39 [ chi*12*c*n ]
> chi*さん
いまさら、言わずもがなですが
でっかくいこう、とか、元気よく、威勢よくみたいなヨタ話や、前を向いて進んでたら、あっという間に人生終わるよ、それっぽっちでいいの? ってことですかね。
本当に寄り添い続けたら、範囲は狭く小さくなるはずですよね。
グローバルとかでなく、東北 宮城県 石巻市 町 地区 人になるはずです。
上ばかり見てると横を向いた時に見下すんでしょう。
横を見たら、必死で生きて、これ以上無理という方々がいっぱいて
その人たちと共に、またchiさんたちと共に生きているんですよね。
そしたら何を考え、何をしたらいいか、胸に手を当てて考えていきたい。
そういうことやと思うんです。
2015/3/24(火) 午後 5:13
大震災以降に繋がった皆さんとのネットのご近所つきあいが、同苦から協働まで広がるとは、奇跡的ですね。
まだまだこれからですが、ゆるやかな連帯の中で
生きづらさをほぐしていきたいです。持ちつ持たれつ。
2015/3/24(火) 午後 5:20