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昨年、京都に水災害救助訓練施設が完成したばかりですが
このほど、大阪府堺市にある、近畿管区警察学校敷地内に
全災害に対応した、救助訓練施設が、4年間の研究をもとに完成し
来年度から運用されるとのこと。
災害に特化した、警察の複合的な訓練施設は、意外にも全国で初めてとのことです。
日本で起きうる様々な災害を想定し、訓練を受けた救助隊員による救助が必要な状況を作り出しているとのことですが
地震によって倒壊した建物からの救助、水害、土砂災害、火山災害、またヘリコプターによる救助訓練施設や学習施設も併せ持つ。
その中でも最も過酷な救助が、ガレキの下からの救助。
二階建の木造家屋の一階部分が倒壊したことを設定した、可変式の救助ユニットも作られていますが
そこには、救助隊員がどういう動きをして、被災者がいる場所までに辿りつき、救助できるか
工学的な研究を重ね、検証結果をもとに、救助可能なギリギリの空間を作り
訓練効果を最大限に引き出せるよう、設計に4年を費やして完成したとのことです。
たとえば、58cm以下の空間では、人がそこを移動できないというデータなど
さまざまな想定の中、その場その場で瞬時に救助する方法の判断力を養うねらいもあると。
地震や土石流などで、家屋の下敷きになった場合の救助で立ちはだかる問題の一つが
「クラッシュシンドローム」
ガレキなどの下敷きになり、身体の一部が強く圧迫され続けると、細胞が壊れ始めていき
そこで急激にガレキが取り除かれると、壊れた細胞から有害な物質が体中にわたり
心停止などを引き起こします。
安全に救出するのは、ガレキの中で点滴などの処置をほどこす必要があり
ただひっぱりあげるだけではなく、良い身体状態で救出するために
隊員がどういう動きをするのが良いのか、そうしたことまで考えて訓練を行うようです。
自力で避難できる空間、隊員が入っていけない空間、その間のさらにギリギリの
救助隊によって救える命の空間の中
一刻を争う状況に、どういう判断をくだすのか、命をまもる技術を磨く訓練
その訓練を受けてノウハウを知っている警察官が、たとえば移動によって
どこかの交番勤務になった場合、特殊部隊ではなく、普通の交番にそういう警察官がいるということにつながります。自衛隊や消防、さらに警察の中にも特別な技能をもつ人が増えることで
災害発生時に、多くの命の救助に期待をしたいものです。
動画を参照してください
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要談 「防災・減災」
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