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私が長年関わってきた自死・自殺のこと。
このほど、10年前に施行された「自殺対策基本法」の改正法が
年度内に成立する見込みとなり、先月から報道されていました。
これまで国だけに対策を義務付けていたものを、すべての都道府県と市町村に策定を義務付け
さらに、学校と保護者の協力を一層強化することを促す内容ももりこまれ
文字数が倍になる大改革で、本当に前進したと感じますし
ライフリンクさん、参議院の谷合氏が中心となって委員長提案され全会一致で可決
今国会の大きな仕事の一つとして評価されるべきですが
本来は、国や行政などより、地域いわばご近所の力、つながりが求められます。
自死・自殺を身勝手な死という認識、自己責任という認識がまだまだ根強いですが
自殺は防ぐことのできる死でもあり、決して身勝手な死ではありません。
木を植える時に、強い添え木があれば、大風が吹いても倒れないのと同じように
人にもつらい時、支えがあれば、やっていけます。
自殺の問題は個人の問題、家庭の問題ではなく、社会の構造の問題であることが
未遂経験者や家族への聞き取りから、はっきりとしています。
自己責任、孤独に追い込まないで、そして情報を共有し
支えとなる人が隣にいれば、
減らしていける死です。
月曜日や月末、期末、年度末に多いのは、誠実でまわりに心配をかけまいとする人に多いからです。
だから、人前では明るく振る舞って、心にあるものを見せまいともします。
最近も長い付き合いの50代の男性と話をしましたら
何度も死にたいと思ったことがある、俺はもうこの家にいない方が良いのでは
と何度も思った
そう語っていました。今までの付き合いの中で、一度もそういうことを匂わせたことはない方だったので
本当に驚きましたが、多くの人が、死が頭に浮かんだことがあると思います。
そこで、何が留まらせたのか、思いだしていただきたいです。
弱音を吐くな、愚痴を言うな、いつまでも悲しんでいるな、お前1人がつらいんじゃない
いつも笑顔で前向きに、人生は勝負だ 勝て
そういうことが、生きづらい人、しんどい人を見放し、孤独に追い込んでいってます。
苦しい人を見てほおっておけない・・・
たったそれだけのことで、助かる命があります。
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放談 「自死・暴力」
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