愛・地球万博のプロデューサーも務めた、造園家の涌井雅之さんの大震災発生後のお話しをもとに
記事にしていました。
奈良時代の「大宝律令」
その時に日本を60の国に分けましたが
それは河川の流域で国を区切りました。
時とともに人口も増え、開発も進み江戸時代には300以上の藩ができました。
その藩の古地図をよく見ると、山や川 海 地形 地質など自然の個性でそれぞれの藩がなりたっています。
そこで、土地の産物から産業を興したり食文化が発達していき
自然を支配するのではなく、自然の容量にあった暮らしが築かれ、常に自然と対話してきた歴史を持ちます。
四季があり、美しい国土であるけれども、地震、台風、火山など自然災害にも悩まされる
いわば美人だけどちょっと気の強い奥さんの顔色をうかがいながら暮す亭主のように
征服しようとせずに往なしていくような暮し、自然や地域の共有、人間と土地の関係をうまく築き
農林水産物の流通、また数万年、数億年経て積み重ねてきた地質学に基づいたグラウンドデザインを描いたり
そうした発想の転換が求められていると考えます。
広域に物を流通させるだけでなく、その地域内で自己完結できる流通
今で言うと東北のそれぞれの地域にしか無い特産物を
全国の人々がうらやましく思って買うというシステムなども理想的な物の流れと思います。
外国人が北海道や京都などを好むのも、極端に言えば他の地域はどこに行っても同じように見える
官僚が作ってきたこの国土の風景だからとではないかと思います。
その上で、原発にも化石燃料にも頼らずにこの国土で供給可能なエネルギーでは、「地熱発電」と思います。
地熱発電は地下深く掘り下げ、マグマで温められた熱水と蒸気をくみ上げてタービンを回して発電するというもの
この技術は日本が最先端を行っています。日本のメーカーの技術で開発されたフィリピンやニュージーランドでは
地熱発電が総電力供給量の20%以上を占めるまでになっています。
世界ではアメリカがリードしていて3000メガワット、火山国で有名なアイスランドでは電力需要の3割が地熱発電
地熱発電が今後急速に世界の主流になりつつあるとの発表もあるくらいです。
日本でも以前から地熱発電が言われてきましたが、なぜ高い技術力がありながら
伸び悩むのか、そこにはさまざまな利権が絡んでいると共に
国立公園法や温泉旅館の経営者の人達の意向もあって、なかなか進められないというのが現状。
アメリカではエネルギー政策法により地熱発電も税制優遇措置の対象となり、米国西部の市場では化石燃料による電力価格と同程度になっています。
こうしたことから、地熱発電を優先する「特区」を設けていき
震災の復旧復興特区と共に地熱発電特区の創設など思いきった政策を考えてもらいたい。
利権・金にまみれた原発よりも、クリーンで安全な地熱発電
大規模な施設ばかりでなくとも、地域ごとにあれば済む程度の規模を沢山つくることもできるはず。
|