エクセルシア Season 12

大震災 原発災害 東北を忘れない

放談 「社会問題全般」

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擁護派とか、レッテル貼りは論外として
週刊誌記事とネット拡散で、一気にバッシングに振れることに危険性を感じます。

がんっている人=優等生からすると
「こんなに一所懸命、井戸を掘ってあげたのに、ラオスの人はグウタラなままだ」

様々な社会の問題に対して、安全な場所で「抗議行動」とかは
その抗議先の相手をかえって増長させている
これ、この数年の出来事からも明らかです。
何かモヤモヤするなあ、としている人に、もっと真剣に抗議行動しないといけない
と、相手と同じ側に立ってしまっている。

ネットで何かを検索して、一番上にあがってくる情報を正論と思ってしまい
「自分」が無くなっていく傾向にある人が増えているように感じます。
規律から監視へ、そういう社会を招いているのは政治家ではなく、我々市民。

以前、朝日新聞に掲載された記事が、警鐘をならしていました。
以下転載

例の10年に一度(浅田彰の『逃走論』、東浩紀『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』に続く)といわれる画期的哲学書、『動きすぎてはいけない』の著者の、千葉雅也と、浅田彰の対談。

電車に乗って周囲を見回すとスマートフォンをいじってどこかにつながる人ばかり。今の社会の特徴を「接続過剰」と呼ぶ哲学者の千葉雅也さんと、かつて「逃走」という言葉で消費社会の最先端を語った批評家の浅田彰さんに「つながる」社会の行方を聞いた。

 ――「接続過剰」とは、どういう意味ですか。

 千葉 今のネット社会では、ささいなことまでソーシャルネットワーク(SNS)などで共有され可視化されている。コミュニケーションの形骸化も進む。常に「つながりのアピール」が求められ、メッセージが来ればできるだけ早く返信することが「思いやり」として目的化する。SNSとスマホの普及は、視聴覚を総動員し、依存症のような状態を広げている。僕が考えているのは、個であるための「切断」の哲学。浅田さんが1980年代に主張した「逃走」論をふまえたものだ。今は、「逃走」の行方だった横へのつながりが、過剰化している。

 浅田 30年前に提案したのは学校や企業、反体制セクトにせよ、一丸となって前進しようとするパラノ(妄想症)的なドライブ(力)から「逃げること」。その後横につながればいい、と。

 ネットの発達で横につながる可能性は広がったが、今は逆に忘れられたはずの問題発言さえ、ネットで事後的に検索される。当局が望めば、裏からすべてを見られる65億総監視社会を招きつつある。ドゥルーズの言葉で言うなら「規律(ディシプリン)から監視(コントロール)へ」。個人に規範を内面化させずとも個人をネットで監視し制御すればよくなった。

 千葉 深刻なのは、重要性の程度を判断する「仁義」が失われていること。「不良」の存在を許さない「仁義なき優等生社会」になっている。程度問題が成立しない。規範から外れても許される「適度なグレーゾーン」が失われ、不良はシステムからの「落伍(らくご)者」にされる。一方では形骸化したコミュニケーション、他方では残酷なまでの落伍者の排除という両極端に。そこからの「切断」を考えたのが、『動きすぎてはいけない』だ。

 浅田 今の若手論客と呼ばれる人たちが総じて優等生的ななか、千葉さんの「切断論」はいわば、「不良の思想」であるところが面白い。「優等生」は、ネットを使ってマイノリティーの声なき声を拾い上げ対話を密にするなど、民主主義のバージョンアップを目指す。「優等生」が「マイノリティーの声に耳を傾けよう」と熱弁をふるっているとき、そんな議論に堪えられなくて黙って出て行くのが真のマイノリティーたる「不良」だ。「逃走」とは「マイノリティーになること」。在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピーチのように、自分を「日本人」というマジョリティーに同化しようとすることで、激烈な排除が生まれる。しかし、自分も別の次元ではマイノリティーだと気づけば、対話や合意なしでも共存は可能になる。

 千葉 優等生的な議論では、他者への配慮と言いながら、大前提として許容できない他者を考えないようにしていることが多い。マジョリティーの思考パターンを裏切ることをやめてはならない。

 浅田 この30年の情報社会の発展を振り返ると、べき乗(累乗)的とも言える急速な変化に改めて驚かされる。

 千葉 でも、行われたことは実に単純だ。「情報をためる」→「検索できる」ということだけ。なのに、今は情報社会の底が突然、がらっと崩壊するかもしれないという不安がある。LINEでの頻繁なやりとりは、不安な社会での「祈り」のようにも見える。

 浅田 全ての情報が一瞬で検索されてしまう万能のシステムに見えながら、一瞬で壊れてしまうかもしれない脆弱(ぜいじゃく)性を抱えている。日々の生活がそんなシステムに依存していることを考えても、「切断」の思想の意味は大きいと思う。


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