エクセルシア Season 12

大震災 原発災害 東北を忘れない

要談 「震災関連 神戸・東北」

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安田菜津紀の写真日記
震災から7年 「明るい話題を」に思うこと 
 東日本大震災から間もなく7年という月日が経とうとしている。「東北の報道をするなら明るい話題を」「前向きなニュースを」という声は、月日を経るごとに増えていった。ただその”希望”は一体、誰のためのものなのかといつも考える。
 東日本大震災直後、かつて何万本もの立派な松林だった「高田松原」から、一本だけ波に耐え抜いた松を、私は「希望」として撮り、そして発表したことがある。ところがこの街で被災し、最愛の妻を喪った義理の父は、この一本松を“波の威力の象徴”だと悲しんだ。
 父の言葉からはたと気づいた。私が探していたのは、この地に生きる人々にとっての光ではなく、破壊されてしまった街を前にする、その苦しみから逃れたい自分にとっての希望だったのだ。
 その後も明るい話題を耳にする度に、「自分は復興に携われていない」「自分は前向きになれていない」と義父の心が追い詰められていくのが分かった。もちろん被災した人々の中にも、そんな未来を見据えるようなニュースに支えられる人たちはいるはずだ。ただそこに、“悼む”時間が欠落していることはないだろうか。そしてそれによって傷つく人々がいることに、どれほど自覚的になれるのかが、伝え手に問われる。もちろん、そのニュースの受け取り手にも。伝える仕事は本来、声をあげられずにいる人々を置き去りにしないことが役割のはずだからだ。
 今、伝えられている“希望”は、被害を受けた方々にとってのものなのか、それとも厳しい現状から目を背けたい、外に暮らしている私たち本意のものなのか。改めて見極めながら、この日を迎えたいと思う。

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他のブロ友さんもこのような報道の問題について書かれていますが、「イイ話」や美談は「中央」のシナリオに沿ったストーリーにされているフシがあり、そこには被災者が本当に訴えたいことがうやむやにされているように見えます。
また、明るい話題は「めでたし めでたし」で終わってしまい、その後の問題提起にならなかったり思考が停止してしまう、とも聞きます。本当に伝えるべきことは明るい話題ではなく陰の部分だと思うのですが…。

2018/3/9(金) 午後 9:42 [ スタリオン ]

> スタさん

本当にその通りだと思いますし
特に、「思考停止」ということには強い共感を覚えます。

前を向いたら何が見えるか
誰にも共通する唯一見えるものは
希望とかハッピーでなく、自分が死ぬということだけだと思います。
それがわかれば、どうすりゃいいか 自分で考えられると思うのですが。
世の中にはヒーローではなく、サポーターが必要ではないかとも思います。

2018/3/9(金) 午後 10:38 春光


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