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9月末、政府は自治体が行う除染に対し、年間被曝量5ミリシーベルト以上の地域について
財政支援を行うと提示。この5ミリシーベルトという基準の根拠はまったく分かりません。
費用は1兆数1千億円(13年度まで)、はぎ取るなどして発生する汚染土壌量は最大2879万㎥
この料は東京ドーム23杯分、除染面積は福島県の17.5%
これに対して当然ながら、県や自治体から不満があがり、細野原発担当兼環境大臣は
「年間被曝量1〜5ミリSv未満の地域も除染支援の対象にすると表明。
一方、国や県の対応にしびれを切らし、被災地では住民による除染も行われています。
東電福島第一原発から60km離れた福島県の郡山市でも5月からボランティアによる除染がはじめられ、会社員や商売をされてる人たちが呼び掛け、
仕事を休んだり、全国から駆けつけた人たちがこれまで100人以上が参加しました。
大阪や兵庫など関西からも車で駆けつけ、日々被曝が続いている地域、住宅の除染を行っています。測定器で計ると台所などでは0.5マイクロSv、子ども部屋0.5〜6マイクロSvと高い放射線量がみられました。(測定機器によっては誤差がでることもあります)
さらに庭を計ると、雨どいの下、植木の土壌は15〜32マイクロSv、さらに測定不能の場所も。
高圧洗浄機で家中と庭の除染、これを大人5人で6時間がかり。
台風がきた影響で放射性物質が家の隙間中にも入り込んでいるため、丹念に洗い流す必要がありました。
特に雨水の流れ道に貯まりやすく、流した水には活性炭を使い汚染水を吸収させます。
庭の芝や草をはぎ取り、その上で15cm掘り下げ袋にいれ敷地内に積みます。
それぞれの袋の線量を測定し、線量の高いものを下に置いて、低い土でブロックする感じで積み上げました。
本来は行政の仕事でしょうが、子どもたちがそこでずっと遊んでいるかぎり、すこしでも早くホットスポットを減らすしかないとの責任感に満ちて作業を行っていました。
家の隅々や戸井の中のゴミまで掃除、除染をしてもゼロにはなりませんし、家の中の線量はすぐには
下がりません。
すべての作業を終えて測定しても、年間1ミリSvを時間にした0.19マイクロSvを上回る数値ばかりでした。
家の中まで減らそうとすれば、地域さらに数100キロ範囲で除染をしなければならないですが
あまりにも気の遠くなりそうな圧倒的な範囲と作業。
地図の上に円や線を引いて語れるものではまったく無い話しです。
緊急避難地域などになれば、民家のすぐそばに裏山があり、草村が生い茂るという環境の中に
住んでおられました。半径100kmを除染するとなると、本当に大変な作業が想像され
だからこそ、早い対応が望まれます。
・土、コンクリ、汚泥、草木など除染によって廃棄物を集積して管理する場所が必要
・高圧洗浄放水によって除染しても水に溶け、他の場所に移動するだけ
・現時点で植物に吸収させる方法は有効ではない
・表土の除染を早くしないと、どんどん土中に入ってしまう
除染にはこうした課題が指摘されています。
とにかく早くしないといけない理由の一つに
土中への浸透も言われています。
1986年チェルノブイリ原発事故で、土中のセシウム137がどのくらい深く入ったかというと
事故発生の翌年1987年の測定では、8割以上が0cm〜5cmのところにありました。
1年後では15cmより深いところには無かったですが
2000年の測定では6cm〜10cmが大きく占め
深いところでは25cmまで浸透していたというフォーラムの報告もあります。
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2011年11月10日
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