エクセルシア Season 12

大震災 原発災害 東北を忘れない

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http://sp.mainichi.jp/select/news/20140225k0000e040149000c.html?inb=tw

『東日本大震災の津波で七十七銀行女川支店(宮城県女川町)の行員らが支店屋上に逃げて犠牲になったのは同行が適切な避難誘導など安全配慮義務を怠ったためとして、行員ら3人の遺族が同行に計約2億3000万円の賠償を求めた訴訟で、仙台地裁(斉木教朗<のりお>裁判長)は25日、「屋上への緊急避難には合理性があった」として請求を棄却した。遺族側は控訴した。震災犠牲者の遺族が避難を巡り、勤務先や学校などの責任を問う訴訟では2件目の判決で、遺族側が勝訴した1件目とは司法判断が分かれた』

ご家族の訴えを退けた仙台地裁は斉木裁判長は
「企業は経済合理性の観点で活動している。
行政機関に比べ、最悪の事態を常に想定して高い安全性を労働者に対して保障すべきだとまでは言えない」

企業は利益獲得だけを目指して、社員の生命を守る義務は無くても仕方ない
と言わんばかり。


大変僭越ですが
まさに、その部分が問われた訴訟なだけに、原告のご遺族の心中はいかばかりでしょうか。
裁判官は異例の現地視察もしていましたが
これが判例となったら、
企業の責任は問えなくなる。
非常にきつい状況に。
自己責任なのか?

家族を失いながら、裁判を戦うことの
心労の大きさ、周りからの目
そして法さえも頼れない。
我が子を亡くした母は、発見された海を見ながら
「水も冷たかったろうし、雪も降ってたし、どんなだったろうと想像すると、なんとも言えません・・・しっかりと高台に避難してれば、そんなことにならないはずだったのに・・」

別の母は
「 (息子が)無理しなくていいよ、と言ってる気もするんだけど、でもやはり、すごく無念だったろうと思うんです。
この事案はなぜなのか?という部分をしっかりと究明すること。それが息子のためと考えてます。次の教訓としなければという想い、息子の命が教訓に活かされればという想いなんです。」

今も観光などで訪れる人々に、我が子が最後にいた場所で、命の教訓を伝えられています。

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8年前に掲載されて有名になった、さかなクンのめじなの話し
いわゆる「いじめ」についてだけでなく
排他的で狭い殻に閉じ込める思考や、ナショナリズムというものへの、警鐘と捉えて読ませていただきました。
日常でも、色々な活動をしている人や、様々な人と交流している人、沢山の本を読んでいる人と話しすると、面白いし触発を受けます。


【広い海へ出てみよう】

東京海洋大客員助教授・さかなクン

 中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけはわかりませんでした。
 でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。
 広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。
 中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。
 ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。
(朝日新聞2006年12月2日掲載)
文字数制限のため抜粋
全文は書きリンクでお読みいただけます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/126433

 東京都内の公立図書館に所蔵されている「アンネの日記」や、ホロコーストに関する書籍のページが破られるという被害が相次いでいる。

 2月21日(金)時点での被害は、東久留米市、西東京市、武蔵野市、練馬区、中野区、豊島区、新宿区、杉並区の東京都西部の3市5区で、計294冊にのぼるという。「アンネの日記」以外の、破られた「ホロコースト関連の書籍」とは何か、書名はまだ判明していない。

 この事件は日本国内だけでなく、海外の主要メディアもこぞって報じている。


※Anne Frank’s Diary vandalised in Japan libraries(BBC 2014.02.21)

※Hundreds of Anne Frank Books Vandalized in Japan(New York Times 2014.02.21)

※265 Anne Frank books vandalized in Tokyo libraries(The Washington Post 2014.02.21)

※Anne Frank books damaged in Tokyo vandal attacks(the guardian 2014.02.21)

※Hundreds of Anne Frank books vandalized across Tokyo(HAARETZ 2014.02.21)

◆広域に及ぶ被害 組織的犯行か◆

 「これまで、個別の破損は色々とあったが、これほどの被害は聞いたことがない」とのことで、図書館協会事務局としても、まだ、今回の被害の全貌がつかめていない。

 次に、実際の被害にあった杉並区立図書館の担当者に話を聞いた。担当者によると、2月3日に隣接する練馬区から連絡を受けて調査を進めたところ、杉並区内の全13館のうち11館、計119冊が切り刻まれた状態で発見されたという。

 犯行の動機について聞くと、杉並区の担当者は、「こちらが知りたいくらいですよ」と困惑の様子を隠さずに答えた。

 「職員の対応が悪くて、それに怒って…ということで1〜2冊破る、というならあり得るかもしれませんが。だから、そういう目的以外のところに、動機があるのではないでしょうか。特定の本を広範で、というのは初めてですからね」と、単なる愉快犯ではなく、思想的・政治的な背景があるのではないか、との見方を示した。

 「アンネの日記」は、ユダヤ系ドイツ人の少女アンネ・フランクが、第2次世界大戦中、オランダの首都アムステルダムで、アウシュビッツをはじめとする強制収容所にユダヤ人を連行しようとするナチス・ドイツの秘密警察「ゲシュタポ」から身を隠して暮らしていた時の様子を、日記の文体で描いた文学作品である。

 戦争や人種差別、そしてナチスによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)がいかに悲惨なものであるか、これまで世界中の多くの人々に訴え続け、親しまれてきた。「アンネの日記」を破るということ、同時に「ホロコースト関連の書籍」も破損されていることを考えあわせると、事件の背景にホロコーストの史実を疑う「歴史修正主義」の考えがあるのではないかとも疑われる。

 菅義偉官房長官は2月21日の定例会見で記者からこの事件に対する受け止めをきかれ、「わが国として受け入れられるものではなく、極めて遺憾なことであり、恥ずべきことだ」と語った。

 しかし、事態は既に、官房長官が「遺憾だ」と言っておさまるような水域を超えてしまっている感がある。今回の事件に対し、米国のユダヤ人権団体「サイモン・ヴィーゼンタール・センター」が緊急の声明を発表したのである。

◆サイモン・ヴィーゼンタール・センターが声明を発表◆

 以下、サイモン・ヴィーゼンタール・センターの声明の全訳を掲げる。


・ヴィーゼンタール・センターは、日本の図書館で『アンネの日記』が大量に冒涜されたことに衝撃を受け、深い懸念を示します


 サイモン・ヴィーゼンタール・センターは、首都東京の少なくとも24館の図書館で『アンネの日記』が何百冊も破られたことに衝撃を受け、深い懸念を表明します。この衝撃的な新事実はまず、ハフィントンポストで報道されました。

 「この事件が広範囲で行われたことは、第二次世界大戦中ナチスによるホロコーストで殺された150万人のユダヤ人の子どもたちのうちで最も有名な子どもの記憶を侮辱しようとする組織化された運動であることを強く示しています」と、サイモン・ヴィーゼンタール・センターの共同センター長であり、ロサンゼルスの「寛容美術館」でアンネ・フランクに関する主要な展示を設置した「ユダヤ人人権組織」のリーダーであるラビ・アブラハム・クーパーは訴えます。

 「わたしは何度も日本を訪問し、いかにアンネ・フランクが学ばれ、多くの日本人に尊敬されているかを知っています。偏見に根ざした憎悪や強い嫌悪に満たされた人だけが、差し迫る悲運に直面して書かれたアンネの勇気・希望・愛の歴史的に有名な言葉を破壊しようとしたのです」とクーパーは言います。

 クーパーは最後に、「私たちは、日本当局に、このヘイト・キャンペーンの犯人を探す迅速な努力をするように要求します」と述べています。

 サイモン・ヴィーゼンタール・センターは国際的なユダヤ人人権組織のうちの最も大きな組織のひとつで、アメリカで40万以上の家族がメンバーになっています。国連、ユネスコ、欧州安全保障強力機構、米州機構、欧州評議会、ラテンアメリカ議会を含む国際的なエージェンシーにおけるNGO組織です。



※SIMON WIESENTAL CENTER

 日本の言論界と「サイモン・ヴィーゼンタール・センター」との間には、浅からぬ因縁がある。

 阪神・淡路大震災が発生した1995年1月17日、この日発売された、(株)文藝春秋の月刊誌「マルコポーロ」に、内科医の西岡昌紀氏が寄稿した「戦後世界史最大のタブー。ナチ『ガス室』はなかった」という論文が掲載された。

 これはナチスによるユダヤ人虐殺がなかったと主張するもので、この記事に対し、サイモン・ヴィーゼンタール・センターは、(株)文藝春秋に対して抗議を行い、その抗議に対する対応が鈍いとみてとると、日米の経済界に働きかけて、同社への広告の出稿を引き上げさせるなどした。

 「マルコポーロ」誌への広告だけでなく、同社の柱をなす月刊「文藝春秋」や「週刊文春」へ広告を出稿していたスポンサーも続々と降りてゆく事態に至って、同社はようやく、事の深刻さを理解することとなった。

 2月2日、文藝春秋とサイモン・ヴィーゼンタール・センターは共同の会見を開催。文藝春秋の田中健五社長は辞任し、「マルコポーロ」誌は廃刊に。「マルコポーロ」の編集部員らはサイモン・ヴィーゼンタール・センターの求めに応じて、改めて、アウシュビッツ強制収容所でのユダヤ人虐殺について「勉強」させられる羽目となった。

 当時、「マルコポーロ」の編集長を務めていたのは、文藝春秋のエース編集者として業界に名前が知られていた花田紀凱(はなだ かずよし)氏。「マルコポーロ」に、西岡論文を掲載した責任者である。花田氏は「マルコポーロ」の廃刊が決定した後、(株)文藝春秋を退社、現在は雑誌「WiLL」の編集長を務めている。「WiLL」は、田母神俊雄氏の特集を発行するなど、「タカ派」色の強い雑誌として知られている。

 私はこの「マルコポーロ」廃刊騒動のただなか、「ナチ『ガス室』はなかった」を執筆した当人である西岡昌紀氏を取材。高等教育を受けた人間が、ホロコーストを否定ないしは過小評価する歴史修正主義者のプロパガンダに飛びつく心理を分析した、「無邪気なホロコースト・リビジョニスト」というルポを「宝島30」誌に発表した。

 ちなみに、記事の執筆者である西岡昌紀氏は、「マルコポーロ事件」から19年経った現在も、ユダヤ人虐殺の史実を疑う主張をやネット上で繰り返している。彼の読者や信奉者は、「マルコポーロ事件」当時よりも、むしろ増えているかもしれない。

 この「アンネの日記」破損事件が明らかになる前日の2月20日(木)、私はツイッター上で西岡氏から唐突にメンションを送られ、それに返答したばかりだった。なぜ、彼がこの日、私にメンションをつけてこのツイートを送ってきたのか、真意は不明である。


サイモン・ヴィーゼンタール・センターが日本に向けて抗議声明を発表したのは。「マルコポーロ」事件と今回の事件の2回だけではない。昨年の夏、2013年7月29日に飛び出した、麻生太郎副総理による「ナチスの手口を学んだらどうか」という発言に対して抗議を行ったことは、記憶に新しい。日本国憲法を改正するにあたり、正当な手続きによるのではなく、ナチスが当時最も民主的と言われていたワイマール憲法を機能停止に追い込んだやり方を麻生副総理が「学ぼう」と発言したことに抗議を行ったのである。

 この抗議声明の中でサイモン・ヴィーゼンタール・センターは、「麻生副総理は、ナチス・ドイツが権力の座についたことが、間もなくして世界をどん底に陥れ、人類を第二次世界大戦の計り知れない恐怖に巻き込んだことを忘れたのか」と厳しく追及している。なお、麻生副総理はこの抗議声明に対し、8月2日の会見で「(謝罪するつもりは)ありません」と突っぱねた。

※2013/08/02 麻生太郎財務大臣兼金融担当大臣 定例会見

「ナチス統治の『手口』、すなわち、いかに秘密裏に民主主義を損なわせるかという点の、どこに学ぶべき価値があるのか」と、有数の人権NGOであるサイモン・ヴィーゼンタール・センターの副代表であるエイブラハム・クーパー師は問いかけた。「麻生副総理は、ナチス・ドイツが権力の座についたことが、間もなくして世界をどん底に陥れ、人類を第二次世界大戦の計り知れない恐怖に巻き込んだことを忘れたのか」とも

 サイモン・ヴィーゼンタール・センターが日本国内の「事件」に対して抗議声明を発表したのは、1995年の「マルコポーロ事件」、昨年の麻生副総理による「ナチスの手口」発言、そして今回の「アンネの日記」事件の3回だけである。後述するように、日本は先進国の中では「例外的」に反ユダヤ主義の陰謀論が言論界で野放しに横行している国だが、それでも、同センターがこの約20年の間に抗議声明を出したのは3回だけ、ということは、今回の事件とその背景をなす日本の政治状況にいかに深刻な危機感を抱いているかという証左でもある。

 思想家で神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏は、今回のサイモン・ヴィーゼンタール・センターの抗議について、ツイッター上で以下のように連投し、右傾化する安倍政権に対する国際世論の反発の「徴候」であると分析している。



 サイモン・ヴィーゼンタール。センターの要請通り、「アンネの日記」を破った犯人探しが行われ、首尾よく犯人を検挙できたとしよう。

 もしかすると、心配性な私の懸念など大外れで、組織的な思想犯や政治犯の犯行などではなく、単なる孤独な愉快犯の度が過ぎたいたずらだった、という拍子抜けの結末になるかもしれない。今後、同様の犯行に及ぶ模倣犯も現れず、日本社会の健全さを示す展開もありえなくはない。そうなる可能性はもちろんあるし、そうであって欲しいと願っている。

 だが、そういう結末を迎えたからといって、「ユダヤ人大虐殺も、南京大虐殺もなかった」と唱える極右活動家に応援された田母神氏が、都知事選で61万票も獲得し、NPTの脱退と核武装を叫び、彼に熱烈にリスペクトされている安倍総理は、解釈の変更で憲法を変え、戦争準備にひた走っている、そういう状況に「平和的な結末」がもたらされたことにはならない。

 だれが「アンネの日記」を破ったのか、ということは突き止められなければならない。と同時に、何が「アンネの日記」を破らせたのか、という問いも、問われなくてはならないはずだ。誰かの手前、ではなく、我々自身のために、である。

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