南相馬・小高にアンテナショップ 人、情報集う拠点に 小林友子さんが開店
全域が東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域になっている南相馬市小高区のJR小高駅前に31日、同区にゆかりの商品を販売するアンテナショップ「希来(きら)」が開店した。オーナーの小林友子さん(62)=同市原町区に避難中=は「小高を発信する拠点にしたい」と意気込む。
小林さんは避難先から小高区に通い、駅前に花を植えるなどの活動をしているが、県内外から視察や研修で訪れる人に小高の現状を聞かれる機会が多かった。「情報を伝える場所が必要」とアンテナショップの開設に向けて準備を進めてきた。
小林さんが女将(おかみ)を務め、補修工事が進む双葉屋旅館に隣接する倉庫を改修した。店内には同区の住民が仮設住宅で作ったアクセサリー、同区で育てた菜種で作った菜種油、絹のコースターなど復興に向けて歩む住民の姿が浮かぶような商品が並ぶ。店舗は誰もが気軽に足を運べる交流拠点としての役割も果たす。
同区の避難指示解除準備区域と居住制限区域の解除は平成28年4月に予定されている。「帰るか帰らないか迷っている人もいるが、小高を少しでも元気にして帰還促進につなげたい」と古里の復興に思いをはせた。
開店時間は木曜日から日曜日の午前10時から午後3時。問い合わせは電話0244(26)4665へ。
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