エクセルシア Season 12

大震災 原発災害 東北を忘れない

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安田菜津紀の写真日記
震災から7年 「明るい話題を」に思うこと 
 東日本大震災から間もなく7年という月日が経とうとしている。「東北の報道をするなら明るい話題を」「前向きなニュースを」という声は、月日を経るごとに増えていった。ただその”希望”は一体、誰のためのものなのかといつも考える。
 東日本大震災直後、かつて何万本もの立派な松林だった「高田松原」から、一本だけ波に耐え抜いた松を、私は「希望」として撮り、そして発表したことがある。ところがこの街で被災し、最愛の妻を喪った義理の父は、この一本松を“波の威力の象徴”だと悲しんだ。
 父の言葉からはたと気づいた。私が探していたのは、この地に生きる人々にとっての光ではなく、破壊されてしまった街を前にする、その苦しみから逃れたい自分にとっての希望だったのだ。
 その後も明るい話題を耳にする度に、「自分は復興に携われていない」「自分は前向きになれていない」と義父の心が追い詰められていくのが分かった。もちろん被災した人々の中にも、そんな未来を見据えるようなニュースに支えられる人たちはいるはずだ。ただそこに、“悼む”時間が欠落していることはないだろうか。そしてそれによって傷つく人々がいることに、どれほど自覚的になれるのかが、伝え手に問われる。もちろん、そのニュースの受け取り手にも。伝える仕事は本来、声をあげられずにいる人々を置き去りにしないことが役割のはずだからだ。
 今、伝えられている“希望”は、被害を受けた方々にとってのものなのか、それとも厳しい現状から目を背けたい、外に暮らしている私たち本意のものなのか。改めて見極めながら、この日を迎えたいと思う。


名取市の閖上中学校では、昨日 仮設校舎で最後の卒業式が挙行され31人が巣立ちました。
閖上中学校は7年前の大津波で被災し、現在校舎は解体されて盛り土の下に。
来月4月から新しい校舎で閖上小中学校(一貫校)としてスタートします。
仮設校舎は取り壊されることから、この間に学んで巣立った人たち
旧校舎で学び巣立った人たちには、思い出多き学舎が無くなることになります。

あの日、閖上中学校の生徒14人も津波で亡くなりました。
大震災前を知らない私たちも、14人とともに閖中を忘れません。


2016年4月撮影 解体された閖上中学校
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