エクセルシア Season 12

大震災 原発災害 東北を忘れない

政談 「大阪」

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橋下市長の補助金廃止命令で、
さまざま困難を抱えている子どもたちの最後のセーフティネットが
なくなろうとしています。
日本有数の日雇い労働者の街、大阪・釜ケ崎。
そのど真ん中にある民間の児童館「こどもの里」が5日、30歳を迎えた。
貧困や虐待、家庭内暴力(DV)といった厳しい境遇の子たちにとって、ある時は遊び場、ある時は逃げ場になってきた。館長の荘保(しょうほ)共子さん(63)のもとを巣立ったこどもは900人以上になる。
 日雇いの労働者らの「簡易宿泊所」が立ち並ぶ一角は、放課後になると、こどもたちの元気な声が響く。1階はプレールーム、2階は食堂や図書室、3階は居室スペース。〈でめ〉。顔がでめきんに似ているからと、荘保さんは愛情を込めてこう呼ばれる。
 大学卒業後、22歳のとき教会のボランティア活動で初めて釜ケ崎に足を運んだ。目に飛び込んできたのは、たくましさの一方、寝るところ、食べるものを心配するこどもたちの姿だった。
 いったんは保育所や幼稚園に勤めたが、30歳で釜ケ崎へ。30年前のこどもの日、カトリック団体の学童保育を前身に発足した「里」に、初めからかかわってきた。館長は11年前から。7人のスタッフと一緒に、近所から集まる約30人のこどもらに寄り添う。
 里でいろんな子と出会った。父親が建設現場を転々として学校に行けない子、「飛び降りたい。帰りたくない」と親の暴力におびえる子……。暴力をふるう夫から逃げてきた母子もいた。
 つらい思い出もある。3年前に大阪・南港で見つかった水死体。携帯電話の発信履歴の最後が里の番号だった。20年前に里を出た「男の子」。別れの言葉なのか、助けを求めたのか。だれもその電話は受けていなかった。
 施設の費用は寄付やバザー、市からの補助などでまかなってきた。荘保さんは2000年に市から里親に認定され、虐待を受けた子らの受け入れも始めた。「こどもには希望がある。釜ケ崎のこどもに寄り添いたいと飛び込んだけれど、私が生かされていた」。30年をこう振り返る。
     ◇
 里のアルバイトスタッフ、大谷純さん(37)も里に救われた一人だ。
 11歳まで学校に行ったことがなかった。両親の事情で出生届が出されず、戸籍もなかった。同じ年頃の子が学校に行く間は図書館で本を読み、絵を描いた。放課後のベルの合図で里に出かけ、学校に行っているふりをした。
 転機はその年の秋。「運動会、いつ? 応援に行くから」。遊んでいたら、荘保さんが言う。学校に行ったことがないとは打ち明けたことがなかった。ドキッとした。
 運動会の日。荘保さんはグラウンドで捜し回った。「そんな子いませんよ」。その晩、母親と荘保さんが向き合った。3日後、三つ離れた弟と初めて学校へ。初登校は小学校5年の秋だった。
 「学校に行ってへんから、先生になりたい」。夢はあったけれど、高卒後に就職した。荘保さんは短大の学費を準備するためカンパを呼びかけた。大谷さんは教員免許をとり、教壇にも立った。
 「相談できる大人は〈でめ〉しかいなかった。里に出会わなかったら、いまごろどこで何をしているか」
 大阪市の介護現場で働く女性(42)も、里で居場所を得た。両親との3人家族。父は日雇い労働者で、早朝から土木現場で働き、泥だらけで帰ってきた。雨がふれば仕事はない。3食が2食に減った。
 里は、癒やしの場だった。「晩ご飯、食べたか?」。友達に聞こえないようにさりげなく声をかけてくれる荘保さんの心遣いがうれしかった。
 中学を卒業し、工場で働きだした。16歳で妊娠。家族には相談しづらかった。「しんどいときには、いつでもおいで」。妊娠6カ月を過ぎたころ、荘保さんを思い出し連絡をとった。肌着やタオルといった出産準備をしてくれ、出生届の出し方も教わった。
 赤ちゃんを自分の父に預けて飲みに行き、「しんどい」と愚痴を吐いた。「あんただけがしんどいんと違うよ」。時には厳しい言葉も投げかけてくれた。「〈でめ〉に相談して、いつも一歩踏み出せた。母親代わりなんですよ」
     ◇
 〈釜ケ崎〉 大阪市西成区にある日雇い労働者らが集う国内最大規模の街。長年、土木・建設現場に働き手を送り出してきた。高齢化が進んだうえ、最近は不況で求人が激減。路上生活者や生活保護受給者が増えている。
 
橋下市長や関連のニュースはほぼスルー状態ですが
府知事時代の残念な数字が出てきました。
企業の流出が止まらず、府の歳入は減る一方・・・
 
「帝国データバンク」が3月末に発表した「会社移転(転入転出)ランキング」によりますと
大阪府は10年連続で企業の転出超過。
昨年、大震災の影響で「企業の本社移転が東から西へ進む」可能性を指摘した人もいました
そうした傾向は見られず・・・都市別では大阪市が転出超過ワースト1!
もうワースト1に慣れてきてる感が漂ってますが。
(転出超過=入ってきた企業と出ていった企業の差し引き)
どこに行ったんや・・・東京か?と思いきや・・・
昨年度は東京と兵庫へ転出した企業が33%、32%と多く、次いで京都、奈良になっている。
 
過去10年間に減少した都道府県別ランキング
1位東京都 −2891社
2位大阪府 −1154
3位愛知県 − 152
4位広島県 −   56
5位北海道 −   47
以下長崎県 大分県
 
過去10年間に増加した都道府県別ランキング
1位埼玉県  1324社
2位神奈川県  991
3位千葉県   833
4位兵庫県   288
5位茨城県   236
以下奈良県 滋賀県
 
東京一極集中ということではなく、ドーナツ化現象が起きてます。
 
▼大阪府は10年連続で転出超過、出ていった会社が多いということは
売り上げもそれだけ減ります、
転出した企業の売上高 14兆683億円
転入した企業の売上高  3兆4500億円
その金額10兆6200億円の売り上げ高減。
府と市の借金の総額に似ています。
堺市は転入超過
 
ということは税金も減ります。都道府県にとって企業の税金は大事な収入源。
法人二税=法人住民税・法人事業税も減少に大阪府の財政悪化の原因になってます。
推移でみると、2007年にかけて法人住民税は増えてましたが、翌年から減って
2009年から一気に下がってます。
2007年度と2011年度を比べると
 
年度      歳入総額     法人二税     占める割合
2007     1兆4260億円   5667億円    39.7%
2011     1兆574億円   2736億円    25.8%
差し引き   −3688億円  −2931億円       
大阪府の歳入が減った原因の80%は、法人二税が減ったからと分かります。
 
▼ドーナツ化と先述しましたが、どうも中小企業がドーナツ化
大企業は東京に移っているようで
この10年で大阪から東京へ本社機能をシフトした大企業といえば
双日(旧ニチメン、旧日商岩井)
コニカミノルタホールディング(旧ミノルタ)
住友化学・住友林業
アステラス製薬(旧藤沢薬品工業)
大丸(Jフロントホールディングス)
ハウス食品(東京と大阪の2本社)
日清食品(登記上は大阪 機能の大半は東京)
大林組
などそうそうたる名門企業ばかり。
ちなみに吉本の芸人も沢山東京へ行って売れてます・・・
 
芸人は別として、この傾向は1960年代から続く傾向で
営業効率や情報量などのメリットが理由。
それでもまだまだ良い企業は沢山大阪にありますが
 
一方でドーナツ化現象の中心になっているのは中小零細企業
IT系など事務系の会社が多く、家賃などコストカットを重視している。
 
▼ほなどないしたら、よろしおまんねん
というこで帝国データバンクでは
「大阪に企業を誘致するのではなく、既存の企業に大阪に居続けてもらう」のが良いとしている。
大きな企業になればなるほど、大阪に本社を置くのはお金がかかり、大量の人間の移動も必要。
本社企業の誘致活動は相当ハードルが高い。
世界に攻めるならアジアに近い大阪は、有利な場所にいるから出ないで
ここで頑張ってくださいと、成長過程の企業に大阪にいてもらうアプローチが必要。
それには自治体が考える優遇制度と企業が求める優遇制度に違いがある。
企業にとって大阪にいてメリットがあると実感できる特区を、企業の立場にたって構築していけば
大阪にいた方がいい、大阪に出てみようかとなる。
単純に税制だけではなく、がんじがらめの規制が多くあるので、企業が動きやすいよう
規制を取り除く特区に、近畿・関西が先んじてやることが大事。
二番手ではダメ。
と語ります。 (MBS)
こういうのはアメリカがあちこちでやって成功していますね。
 
橋下市長、帝国データバンク読んではりまっしゃろか
 
ちなみに今月「東洋ゴム工業」(国内タイヤ4位)がアジアを焦点に東京から大阪に戻ってきました。
ただこれは大阪が良いというより、日本全体が悪いので、アジア進出を見越して
高い東京にいるよりは、アジアに近い大阪の方が効率が良いという理由。
 
ウェブサイト http://www.tdb.co.jp/index.html
公式ツイッター https://twitter.com/#!/tdb_pr
東京のテレビでコメンテーターをやってる人たちが
大阪のローカル番組で軒並み、大阪人が思っている以上に
東京では橋下市長の言動に敏感に反応していると言っていました。
大阪では当然のように毎日テレビで顔を見ない日はありません。
松井知事はあまり見ませんが。
最近は「浪花のプーチン」と呼ばれています・・・
 
確かに、「橋下はどうですか?」と聞かれることが増えてきていますが
知事時代、また昨年の統一地方選挙後の「大阪維新の会」議員の発言などを見ていても、
また色んな議員の話しを聞いて率直に思うのは、そのうちにボロが出るだろうなと思います。
驚くほど低レベルです。都構想など信じていません。
在O会と共闘までする始末だし。
 
橋下市長は弁護士らしく、まずドーンと打上げ花火をあげて、相手の出方を見て
段々修正してきますし、市長は議論の中でけっこうゴマカシをします。
でも非常に勉強もしているし、2月の朝まで生テレビのように、程度の低い相手では
ちょっとやそっとじゃ太刀打ちできないほどです。
また正論も持ち合わせ、筋も通します。
さらに賢いと思うのは、感覚的に物事を捉える大阪人の心をよく掴むということです。
賠償金をなんでもすぐ1億円と提示する大阪人。
昨年の市長選で「大阪市長の退職金は総理大臣よりも8倍多いんですよ」と花火をあげると
「ええええっ?!」となってました。
こういう手法がそこかしこに見えます。
最近目立つ発言は「まあ、地方自治体の一首長ですから」  「大阪のローカルですから」
 
一番良いのは「スルー」してしまうことだと思ってますが
批判の対象は言葉ではなく、何をやったかだと思います。
国民の大多数が無党派層の今
騒げば騒ぐほど栄養を与えている感もあります。
 
独裁だ、ファシズムだ、中にはハシズムだとかありますが
橋下市長の政策や手法にファシズムや独裁を言及して批判する形には
メディアを中心とした今の流れに対抗する情動は恐怖にあり、恐怖を引き出す種として
反ファシズムへの感情を利用する左翼の手法も垣間見られます。
 
無党派層の増大の中、それらの層と政治家の感覚との離間に問題があるのではないかと
無い頭で考えてます。
 
 
 
 
 
昨日のデータでは、震災廃棄物、いわゆるガレキを受け入れると検討している自治体で
大阪府は検討中、兵庫県は検討中にすら入っていないかった。※3月14日現在、兵庫は前向きに検討中
誤解を恐れず、阪神淡路大震災で被害の大きかった神戸市をはじめ兵庫県南部は、
痛みを一番分かる県民ではないのかと思う。
現にガレキの一部を関東で焼却してもらっている。
大阪府では、食べられるほどの線量数値の岩手県のガレキを受け入れると表明しても
大阪市以外の市町村は、住民の理解が得られないという理由で受け入れを表明できないという
アンケート調査もある。(MBS調査)
しかし賛成・反対どちらも感情論ではだめです。
海浜公園などに積まれていた神戸のガレキが
片づけられてやっと復興に向かうことができる、と感じた人も多かったと思う。
同情心で受け入れるのではなく、日常の線量と変わらない瓦礫を当然の事として受け入れるべきで
反対する気持ち、子供を守りたい気持ちは分かりますが、正確な数値、経緯など事実関係をおさえた上で
判断すべきと思います。
 
2月28日に書いた記事から、大阪が受け入れようとしている震災廃棄物の
セシウムの数値がどれほど安全か書きます。
 
▼震災廃棄物=がれきの現状
      がれき推計量  仮置場搬入  処理・処分済
岩手県   475万㌧    87%      8%
宮城県  1569万㌧    69%      5%
福島県   208万㌧    59%      4%
全体    2253万㌧    72%      5%
 
2253万㌧という数字は、発災前の家庭ゴミ処理量に換算すると
3県で11年分に相当します。(市町村別だと100年分以上に相当する所もあります)
それがほぼそのまま、今も残ってます。
 
●震災がれきは
仮置き場に集められ ⇒ 分別され リサイクル・埋め立て・焼却されます。
上のから先が進んでいません。
地形からも焼却に関して被災県だけでは処理できないので、広域処理が必要となります。
多くの人が「自分とこには受け入れんといて」と言っているのが
放射性物質への懸念
そこで国が基準を作りました。
1kgあたり8000ベクレル以下の焼却灰になるなら埋め立て可能。
8000という数字を見ると、大きいイメージに繋がりますが
実はそんなに大変な数値ではありません。
我々が食べてもいい一般食品の数値は400ベクレル。
 (4月からは100ベクレルにhttp://blogs.yahoo.co.jp/sakuratribune/36057452.html
焼却灰は土で埋めますから、9割は出てきません。
焼却前に1kgあたり240ベクレル〜480ベクレル以下にして
焼却すれば、かさが小さくなるというか、濃縮されるので、そういう目安にしておきます。
この基準の根拠となるのが、埋め立ての作業をする人の被曝量が
一般人の年間限度1ミリSvを超えないレベル。
 
1kgあたり8000ベクレルであれば、
埋め立て作業をする人が1ミリSvで抑えられるという数値。
我々が普通に暮らしているだけで1.48ミリSvは放射線を受けていますから
目くじら立てて反対と叫ぶことは無い数値です。
 
●受け入れる自治体も住民の不安を考えて、独自の厳しい基準を設けている所もあります。
焼却前のがれき1kgあたり240〜480ベクレルを目安としている国の基準に対して
大阪府の基準は100ベクレル
焼却灰は国の8000ベクレルに対して2000ベクレルとしています。
100ベクレルは食品の厳しくなる新しい基準と同じ。これはかなり厳しい基準を設けています。
※原子炉規制法では100ベクレル以下は放射性物質として扱わなくていい数値になります。
 
大阪府の基準だと一般人が受ける線量は
がれき運搬・焼却       0.000043〜0.0013ミリSv/年
焼却灰の運搬・埋めたて   0.000076〜0.0014ミリSv/年                (大阪府HP参照)
 
自然界から受ける1000分の1の線量
ここまでしても、まだ反対というのが大半とは・・・
大阪府が受け入れを表明しているのは岩手県のがれきで
東電福島第一原発との距離は、東京とほぼ同じ。
 
現地のがれき仮置き場では、畳、布、魚網など水分があるとメタンガスが発生し自然発火して
火災が頻繁に起き、危険な状態が続いています。
細野大臣は焼却と廃棄を分けて、焼却だけでも受け入れてほしいとしていますが
なかなかOKとどこも言いません。
自治体が難色を示す一番多い理由は「住民の理解が得られない」です。
国が違う数字を発表したりなど、国の方針がぶれてばかりで情報の混乱もあるとは思いますが。
大阪は阪神淡路大震災を一番近くで見てきたはず。
 
阪神淡路大震災 がれき総数2000万㌧ 内14%県外処理 
  神戸市は800万㌧ 市内に15基の焼却炉を建設し、処理に3年もかかっている。
  東北の被災地との違いは、東北は農業漁業が産業の中心の地域であることと、
  東京から京都と同じ距離の広域であること。
  リアス式海岸で山があり町があり、また山があり町があるという地形と地層。
  さらに人口の大半は農業に従事という市町村も多く、海を埋め立てるなど論外です。
  神戸の都市型の震災とは異なります。
 
先日津波の被災地で、バスが建物上に乗った状態のものを「震災モニュメント」として
残そうとうすると、思い出すからと反対する人々もいました。
それほど被災した人たちには、がれきは精神的に大きな負担となります。
神戸の友達もがれきをニュースで見ると、吐き気がすることがある
ガラスが割れる音やヘリコプターの音でも震災を思い出すと言います。
がれきの処理なくして復興などありえず、「がんばろう日本」とか「絆」という言葉が空しく聞えます。
 
社会心理学の目から
・沖縄の基地問題と同じ構図で
何とかしてあげたいけど、自分が害を被るのはイヤという発想。(NIMBY症候群
・府の基準が厳しかろうが、放射線量がごく微量であろうが
あるか無いかの問題になってしまっています。
・周囲の自治体が受け入れ出すと
心理的に受け入れないといけなかなあと、と変化する可能性もある。
との見解もあります。                                  (MBSから)
 
他者の不幸の上に自分達の幸福を築いて平気なのか
どの立場にしろ、冷静に考えて分かち合うべきです。
それでも不安を抱くのは、あれだけの被害を見て一度は同苦したからだと思います。
原発は安全だと言われて騙された、という感情も理解できます。
受け入れて埋め立てても、また同じ議論が復活するかもしれません。
ただ被災者の犠牲の上に、自分達の幸福を築こうとするのは人の道からはずれており
差別、人権侵害は絶対にあってはならないことのはずです。
横浜の山下公園は関東大震災のがれきを埋め立てて作られました。
3月に入れば、テレビでも大震災を取り上げる頻度がまた増えるでしょうけども。
そういう報道から伝わることとは別に、「震災がれき」を受け入れても良いという自治体は少なく
大阪府では大阪市のみで、他の市町村は受け入れは困難と回答しています。(MBS調査)
その大阪市も処理場が埋立地なので、放射性セシウムが水溶性の高いことから
環境省の調査が必要で目処が立たない状況。
 
▼震災廃棄物=がれきの現状
      がれき推計量  仮置場搬入  処理・処分済
岩手県   475万㌧    87%      8%
宮城県  1569万㌧    69%      5%
福島県   208万㌧    59%      4%
全体    2253万㌧    72%      5%
 
仮置場はがれきを集めて、一旦保管している場所のことを言います。
そこから分別したり、焼却したり、廃棄できたり、仮置き場から移動できた
数値が「処理・処分済」で、どの県も1割に満たない数字です。
もうすぐ発災から1年というのに。
2253万㌧という数字は、発災前の家庭ゴミ処理量に換算すると
3県で11年分に相当します。
 
●震災がれきは
仮置き場に集められ⇒分別されリサイクル・埋め立て・焼却されます。
上のから先が進んでいません。
焼却に関して被災県だけでは処理できないので、広域処理が必要となる。
多くの人が「自分とこには受け入れんといて」と言っているのが
放射性物質への懸念
そこで国が基準を作りました。
1kgあたり8000ベクレル以下の焼却灰になるなら埋め立て可能。
8000という数字を見ると、大きいイメージに繋がりますが
実はそんなに大変な数値ではありません。
我々が食べてもいい一般食品の数値は400ベクレル。4月からは100ベクレルに。
焼却灰は土で埋めますから、9割は出てきません。
焼却前に1kgあたり240ベクレル〜480ベクレル以下にして
焼却すれば、かさが小さくなるというか、濃縮されるので、そういう目安にしておきます。
この基準の根拠となるのが、埋め立ての作業をする人の被曝量が
一般人の年間限度1ミリSvを超えないレベル。
 
1kgあたり8000ベクレルであれば、埋め立て作業をする人が1ミリSvで抑えられるという数値。
我々が普通に暮らしているだけで1.48ミリSvは放射線を受けていますから
目くじら立てて反対と叫ぶことは無い数値です。
 
●受け入れる自治体も住民の不安を考えて、独自の厳しい基準を設けている所もあります。
焼却前のがれき1kgあたり240〜480ベクレルを目安としている国の基準に対して
大阪府は100ベクレル焼却灰は国の8000ベクレルに対して2000ベクレルとしています。
100ベクレルは食品の厳しくなる新しい基準と同じ。これはかなり厳しい基準を設けています。
原子炉規制法では100ベクレル以下は放射性物質として扱わなくていい数値になります。
大阪府の基準だと一般人が受ける線量は
がれき運搬・焼却       0.000043〜0.0013ミリSv/年
焼却灰の運搬・埋めたて   0.000076〜0.0014ミリSv/年
 
自然界から受ける1000分の1の線量
ここまでしてもまだ反対というのが大半とは・・・
大阪府が受け入れを表明しているのは岩手県のがれきで
東電第一原発との距離は東京とほぼ同じ。
 
現地のがれき仮置き場では、畳、布、魚網など水分があると自然発火して
火災が頻繁に起き、危険な状態が続いています。
細野大臣は焼却と廃棄を分けて、焼却だけでも受け入れてほしいとしていますが
なかなかOKとどこも言いません。
自治体が難色を示す一番多い理由は「住民の理解が得られない」です。
国が違う数字を発表したりなど、国の方針がぶれてばかりで情報の混乱もあるとは思いますが。
大阪は阪神淡路大震災を一番近くで見てきたはず。
 
先日津波の被災地で、バスが建物上に乗った状態のものを「震災モニュメント」として
残そうとうすると、思い出すからと反対する人々もいました。
それほど被災した人たちには、がれきは精神的に大きな負担となります。
神戸の友達もがれきをニュースで見ると、吐き気がすることがある
ガラスが割れる音やヘリコプターの音でも震災を思い出すと言います。
がれきの処理なくして復興などありえず、「がんばろう日本」とか「絆」という言葉が空しく聞えます。
 
社会心理学の目から
・沖縄の基地問題と同じ構図で
何とかしてあげたいけど、自分が害を被るのはイヤという発想。
・府の基準が厳しかろうが、放射線量がごく微量であろうが
あるか無いかの問題になってしまっています。
・周囲の自治体が受け入れ出すと
心理的に受け入れないといけなかなあと、と変化する可能性もある。
との見解もあります。                                  (MBSぷいぷいから)
 
他者の不幸の上に自分達の幸福を築いて平気なのか
どの立場にしろ、冷静に考えて
分かち合うべきです。
受け入れないというのは、被災者への差別であり、人権侵害ではないかと思います。

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