エクセルシア Season 12

大震災 原発災害 東北を忘れない

要談 「震災関連 神戸・東北」

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東日本大震災後の防潮堤工事で昨年3月に完成したばかりの防波堤が
先日の台風5号の6mの高潮で壊れたとの報道・・・

県の担当者の説明がなあ・・・

 宮城県漁港復興推進室の澁谷亮技術補佐は「過去30年で一番大きい波に対して耐えられるような構造を造るということで考えているので、今回の波についてはそれを超える波なので何百年に1回の波だったのかな」と話していました。この防波堤は震災の災害復旧事業として県が約12億円をかけて新たに整備し2015年3月に完成したばかりでした。
 県は「完成後の検査では設計上は問題なく想定外の波により壊れた」との考えを示しています。県は近く被害の状況と壊れた原因を詳しく調べた上で修理も検討する」と

防潮堤を作る時には、数十年から数百年、また東日本大震災級に耐えうる・・・と説明したいたけど、想定外でまた通すのか。

30年に一度の波が毎年来たら、その度に12億円かけてって事も・・・
どこか儲けるんや。




【一般部門 優秀賞】大阪府・北河森太郎

泥だらけの白衣

あんなに泥だらけの白衣を見たのは初めてのことだった。3・1 1の東日本大震災。
発生後約一カ月が経ち、私は他の警察官と共に南三陸町にいた。
町のイベントホールはすでに避難所となっており、被災者は寄り添うように暮らしていた。
そのホールの隣には犠牲となった方たちがひつぎの中に横たわる安置所があった。
私たちの任務はそこを訪れる遺族と、ご遺体との対面に立ち会うという、悲しみ極まるような任務だった。
安置所には私たちのほか、行政職員、医師、保健師、そして全国から派遣された看護師たちが常時、詰めていた。
ご遺体と対面される遺族の中には悲観のあまり、卒倒したり気分が悪くなったりする人などもおられたから
それら医擦従事者の存在が欠かせなくなっており、安置所と避難所の衛生面とともに、献身的で誠実な態度で勤務されていた。
その日、認知症のお婆さんが孫の名前を呼びながら迷い込んで来たとき、そばでしっかりとお婆さんの手を握る看護師さんがいた。
受付にいた私の話を聞くと、安置所の外にある公園の砂場を、お婆さんが掘り返しながら「孫はここに埋まってる!助けて!助けて!」と叫んでいたらい。
それを見た看護師さんは、お婆さんに寄り添いながら「それなら私も一緒に捜すからね」と、ニ人で砂場を掘っていたそうだ。
童女のような表情のお婆さんに、その看護師さんは諭すように言った。
「ほら。ここで皆さん安らかに眠ってるから。大丈夫よ、お婆ちゃん」
すると、安置所一杯に並んだひつぎに向かつて、お婆さんは静かに合掌した。
砂場は前日からの雨で相当ぬかるんでいた。
看護師さんの白衣は泥だらけだったが、悲嘆に暮れる遺族に分け隔てすることなく、精神的なケアを真心こめて行う姿は、私にはこのうえなく美しい、姿に映った。
間もなく娘さんがお婆さんを引き取りに来られたが、事の顛末を聞かされて、涙ながらに感謝しておられた。
泥だらけの白衣。その尊さを私は忘れない。

死者17人、行方不明6人を出した岩手・宮城内陸地震は14日、発生から8年を迎えた。最大被災地の宮城県栗原市では発生時刻の午前8時43分、市民や遺族らが追悼のサイレンに合わせて市内各地で黙とうした。
 佐藤勇市長は午前、被害が大きかった花山地区と栗駒耕英地区を訪れた。このうち、花山農山村交流センター前では、遺族らとともに市内の犠牲者19人の名前が刻まれた慰霊碑に献花し、冥福を祈った。
 土石流が直撃して7人が犠牲になった栗駒耕英地区の駒の湯温泉では、発生時刻に合わせて遺族や地元住民ら約30人が慰霊碑に手を合わせた。
 母と兄を亡くした駒の湯温泉経営菅原昭夫さん(60)は「悩んだり、悔やんだりした8年だった」と振り返りながら、「多くの人たちの支援に感謝している。これからも精いっぱい頑張りたい」と思いを新たにした。
転載元 河北新報


岩手・宮城内陸地震は14日で発生から丸8年を迎えた。マグニチュード(M)7.2の地震が発生、激震に見舞われた宮城県栗原市の栗駒山麓では大規模な地滑りや土石流が相次ぎ、緑まぶしい初夏の風景を一変させた。23人が犠牲になった大規模災害だったが、東日本大震災の発生などにより、内陸地震の記憶は地元でさえ薄れつつある。内陸地震をいかにして後世に伝えるか。市は地滑りによる大規模崩落地を中核的地形と位置付け、栗駒山麓ジオパークとして防災教育に活用するなど伝承活動に取り組んでいる。

【国内最大級の地滑り】爪痕見学 防災教育に

◎見学ポイント高所に移動検討/災害現場より俯瞰的に

 むき出しになった茶色の山肌、寸断されてアスファルトの断面をさらす市道、引きちぎられ垂れ下がる白いガードレール。内陸地震で国内最大級の地滑りが発生した荒砥沢崩落地=?=は足をすくませる迫力で山地災害のすさまじさを物語った。

 こんな大規模災害現場は植生の回復や治山工事により、発災当時の荒々しさが薄れつつある。

 地滑りの衝撃で全体的に斜めに傾いていた崩落地内の林は、年月の経過とともに真っすぐになった。「冠頭部」と呼ばれる崩落地を一望する見学ポイントの崖(高さ最大150メートル)には草木が生い茂り、視界を遮り始めた。

 「これまでと同じ手法では、内陸地震の災害規模を後世に伝えられない」と市ジオパーク推進室の担当者は危機感を強める。

 東北森林管理局が昨年2月、「崩落地内は一定の管理下で部分的に入山可能」との見解を示したことを受け、市は地滑りした山塊(移動体)内部への立ち入りなどに向けて関係機関や有識者らによる話し合いを近く始める。安全性を確保した上で、新たな視点で内陸地震を伝える方針だ。

 市は見学ポイントを現地点より20メートルほど高い場所に移動させたい考え。荒砥沢崩落地と荒砥沢ダムをより俯瞰(ふかん)的にとらえられるようにする。移動体内にも入り、残されている道路やガードレールを見学できるよう手段を講じる方針だ。

担当者は「東日本大震災や御嶽山の噴火など大きな自然災害が次々に発生したことで、内陸地震の記憶は薄れている。時代を超えて人々に伝えられる手段を構築したい」と口元を引き締める。

<荒砥沢崩落地>栗原市栗駒に位置する。幅900メートル、斜面長1300メートル、面積98ヘクタールに及ぶ地滑りによる土砂量は6700万立方メートル(東京ドーム54杯分)。主に火山灰が堆積したシルト層を「滑り面」に地滑りが起きた。滑り面の傾斜は1〜2度と非常に緩かった。崩落した土砂のうち約150万立方メートルが荒砥沢ダムに流れ込み、貯水容量を減少させたため、新たに同市築館に調整池が造られた。

<栗駒山麓ジオパーク>地形や地質を生かした自然公園で、範囲は栗原市全域の約800平方キロ。山岳部の栗駒山(1626メートル)から、平野部に位置するラムサール条約登録湿地の伊豆沼・内沼までをカバーする。昨年9月、専門家らでつくる日本ジオパーク委員会の認定を受けた。


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