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日本人は、もう地震周期説から脱却せねば、そう思うようになりました。
阪神・淡路大震災が発生してまる21年目になろうとしていますが
21年前の今ごろまで、関西には火山が無いから大きな地震は無い
ということが、当たり前のこととして信じられていました。
その後に政府が発表し、今も役所に行くと張り出されている、全国の地震ハザードマップは
関東から東海、そして近畿地方、四国南部が真っ赤に染まり、重要危険地帯とされています。
太平洋側の東北や北海道、九州などはむしろ安全地帯のようになっています。
このハザードマップが作成されたのは2011年以前
つまり、東日本大震災が発生する前、東北地方太平洋側は東海近畿四国に比べて安全とされていましたが
青森、岩手、宮城沖または内陸での地震や、新潟中越地震、鳥取西部、東日本大震災を引き起こした、マグニチュード9.0の巨大地震は想定外におきました。
なのに、いまだにこのハザードマップが信じられている日本社会。
私の住む近畿地方では、南海地震がよく取り沙汰されます。
昭和の南海地震、安政の南海地震、宝永の南海地震、それぞれの時に
こんなことがあった あんなことがあった となり
そして、こういう現象が起きて、それが周期的に起きて
その法則でいくと
次は何年後に、こういう地震が起こる、、、
そんなことを学者が発表しようものなら、新聞に発表されて、備えなければとなり
でも、一週間もすれば、皆忘れてます。
ちなみに、現在、大阪府が想定して食品や毛布を備蓄しているのは、大阪の真ん中を南北につらぬく上町活断層の地震。
こうした、後知によるデータをもって、予知しようとしている研究者のデータほど薄っぺらいものはなく
地球の出来事を、小さな日本列島、あるいはその中の一部地域の現象や
地震が起きた時だけのデータで判断されていることが分かってきました。
よく、大陸のプレートのズレのひずみがたまり、プレートが跳ね返って巨大地震が起こると言われ
私たちも信じきっていますが、これも世界的には否定されていて
地球の内部の地核はぷれーとようなブロックに分かれておらず
さらにマグマには境界はなく、とても複雑な構造であり
ユーラシアプレートと太平洋プレートだけを見て、こうなる、とは学問的に間違い。
これが、世界中の過去に起きた地震のデータをもとにし、また物理学的に裏付けらたもの。
要はプレートは、岩盤のようであるけど、細かく言えば岩盤ではなく
プレートのひずみの蓄積もありますが、とても複雑で、言われているような単純な現象ではないということです。
それでいうと、どんな小さい地震でも、条件が合うと巨大地震になりうる、玉突き事故のような状態。
過去のデータはすべて後だしジャンケンで、なんとでも相関関係に繋げて言えるというもの。
今までがそうだったから、次もそうだ、と言える保証もなく、メカニズムそのものが解明されていない段階で、予兆とか想定などできない、これが学問的に筋の通った話しだと思います。
日本には大震法ができて、毎年100億円の予算が計上されています。
100億円も使って、地震の予知をして、今まで想定した地震は一つも起きず
想定ばかり発表しています。
100億円も税金使っているんだから、何か発表しておかないと、予算が無くなる
そういうものかもしれません。
要は、いつ、どこで、なにが、不意に起こってもおかしくない
地震は不意に起こるもの、そのための想定が必要だということを知っておきたいです。
地震に限らず、昨今の台風被害でも、被災地から「ここに何十年住んでいるけど、こんなこと初めてだ」
という声を必ず聞かれます。
いつ、どこで、誰もが被災者になりうる
そして、自分の周りの人たちを、大切に生きる
これが、各地の被災地に立って感じる教訓です。
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要談 「防災・減災」
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昨年、京都に水災害救助訓練施設が完成したばかりですが
このほど、大阪府堺市にある、近畿管区警察学校敷地内に
全災害に対応した、救助訓練施設が、4年間の研究をもとに完成し
来年度から運用されるとのこと。
災害に特化した、警察の複合的な訓練施設は、意外にも全国で初めてとのことです。
日本で起きうる様々な災害を想定し、訓練を受けた救助隊員による救助が必要な状況を作り出しているとのことですが
地震によって倒壊した建物からの救助、水害、土砂災害、火山災害、またヘリコプターによる救助訓練施設や学習施設も併せ持つ。
その中でも最も過酷な救助が、ガレキの下からの救助。
二階建の木造家屋の一階部分が倒壊したことを設定した、可変式の救助ユニットも作られていますが
そこには、救助隊員がどういう動きをして、被災者がいる場所までに辿りつき、救助できるか
工学的な研究を重ね、検証結果をもとに、救助可能なギリギリの空間を作り
訓練効果を最大限に引き出せるよう、設計に4年を費やして完成したとのことです。
たとえば、58cm以下の空間では、人がそこを移動できないというデータなど
さまざまな想定の中、その場その場で瞬時に救助する方法の判断力を養うねらいもあると。
地震や土石流などで、家屋の下敷きになった場合の救助で立ちはだかる問題の一つが
「クラッシュシンドローム」
ガレキなどの下敷きになり、身体の一部が強く圧迫され続けると、細胞が壊れ始めていき
そこで急激にガレキが取り除かれると、壊れた細胞から有害な物質が体中にわたり
心停止などを引き起こします。
安全に救出するのは、ガレキの中で点滴などの処置をほどこす必要があり
ただひっぱりあげるだけではなく、良い身体状態で救出するために
隊員がどういう動きをするのが良いのか、そうしたことまで考えて訓練を行うようです。
自力で避難できる空間、隊員が入っていけない空間、その間のさらにギリギリの
救助隊によって救える命の空間の中
一刻を争う状況に、どういう判断をくだすのか、命をまもる技術を磨く訓練
その訓練を受けてノウハウを知っている警察官が、たとえば移動によって
どこかの交番勤務になった場合、特殊部隊ではなく、普通の交番にそういう警察官がいるということにつながります。自衛隊や消防、さらに警察の中にも特別な技能をもつ人が増えることで
災害発生時に、多くの命の救助に期待をしたいものです。
動画を参照してください
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東日本大震災発生から半年後
近年に無い台風が9月3日四国に上陸
翌日には岡山に再上陸
過去60年間(当時)で3度 類似した規模・勢力と予測進路を通った台風があり、いずれも甚大な被害をもらたし
ドラマ「岸辺のアルバム」のモデルになった水害をもたらしたのも この台風と似たコースと勢力の台風だったと、警告していた気象予報士もいたほどでした。 年間降水量を1日でしのぐ豪雨は、四国、中国、東海、北関東に被害をもたらし、紀伊半島の山々の深層崩壊もまねきました。 和歌山 奈良 三重の各県で甚大は被害が発生したので、紀伊半島大水害と呼ばれています。 今も20名近い行方不明の方がおられ、2年以上仮設住宅に暮らさざるえない方々もいました。 近年、災害への情報伝達システムの向上がはかられてきていますが
ちょっと過剰で、政治的に利用される向きも感じられます。
自然災害と常に隣り合わせの国土に暮らすには、自然の脅威をいなし、共存していく智慧が必要です。
不必要な不安を煽ることもいりませんが
例えば、津波の想定の高さがハザードマップに記されると
人は、それ以上の高さは来ないと思ってしまい、十分な高さの場所に避難しなくなります。
防災としての情報が、かえって犠牲者を生んだ東日本大震災の教訓を、忘れずに
後世に伝えていかねばと思います。
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東日本大震災発生から半年後
近年に無い台風が9月3日四国に上陸
翌日には岡山に再上陸
過去60年間(当時)で3度 類似した規模・勢力と予測進路を通った台風があり、いずれも甚大な被害をもらたし
ドラマ「岸辺のアルバム」のモデルになった水害をもたらしたのも
この台風と似たコースと勢力の台風だったと、警告していた気象予報士もいたほどでした。 年間降水量を1日でしのぐ豪雨は、四国、中国、東海、北関東に被害をもたらし、紀伊半島の山々の深層崩壊もまねきました。 和歌山 奈良 三重の各県で甚大は被害が発生したので、紀伊半島大水害と呼ばれています。 今も20名近い行方不明の方がおられ、2年以上仮設住宅に暮らさざるえない方々もいました。 あの時は一晩中 多くの人たちとネットで情報発信をしたのを覚えています。 3年前のブログを読み返しても、何日も続けて投稿していました。
その時に奈良の十津川村でも大きな被害が出て、ツイッターで家族と連絡がとれないと発信されてたのが拡散されて、その方の安否が結局わからないままだったのが、今も心に残ってます。
一周忌の法要を前にテレビのインタビューで「明日なんか来なければいいです」と涙をこぼされる男性の姿も忘れられないです。 今年も 各地で台風や豪雨による被害がありました。
日本は美しいけど、時々牙をむく自然をいなしながらこれからも暮らしていかねばならないことを、もっと学ばねばと感じています。
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昨日の広島市北部での局地的豪雨もバックビルディングの可能性が高いとの報道がありました。
この言葉を聴いて思い出したのが、昨年夏に起きた島根・山口、秋田・岩手の豪雨災害。
岩手県の盛岡や雫石 つづき温泉での被害の時も「バックビルディング現象」とみられています。
風上側に積乱雲がビルが乱立するように並んで発生し、風下側で局地的な豪雨をもたらすこの現象、予測はまだまだ難しいようです。
阪神淡路大震災発生直後に神戸や西宮の避難所で家族を亡くされた方々に接して以来、予報がでる度に災害による犠牲者が出無いことを一心に祈るばかり。
東日本大震災の現場で学んだことも、すぐ避難、蛇足になっても早めの避難が共通の教訓。
先日の台風が接近する最中、ある宮城の方も「これ以上誰も失いたくない」と、その切実な気持ちを訴えておられました。
この気持ちを全ての人が共有できればと思います。
今日は岩手県の内陸に大雨の予報も出ているようですが、ただただ人的被害の無いことを祈るばかり。
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