エクセルシア Season 12

大震災 原発災害 東北を忘れない

放談 「貧困・差別・ホームレス」

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イベント化する子ども食堂へ一石


中本忠子(ちかこ)さん、広島市中区の基町(もとまち)アパートの方です。
2016年の記事です

『ここはせまいし、物がいっぱいあるけど、きれいに片付きすぎていたら子どもは入りづらいと思うよ。』
生活感のあるちょっとごちゃついた普通の家庭の感じ。こんな中でご飯を食べるから、子どもたちだって寛げる、ということはあると思います。


困難な家庭の子どもたちに、40年間、ご飯(朝ご飯も、昼のお弁当も)提供してきた中本忠子さんのところでは、味付けが濃い。
なぜならば、
概して、子どもたちは濃い味が好きだからで、ご飯を提供するのではなく、子どもたちの「心を開く」ことが目的。
重労働、肉体労働の家庭の子が多くて、家のご飯自体が濃い味付け。「もう一つの家」という感じで、自分の家との落差は少なくしたほうがいい。
薄味は、高齢者施設、病院、そして、児童養護施設の多くで見られる。
それは、「笑顔」になってもらうことより、管理に主眼点がある。たしかに、健康管理は重要かもしれないが、「管理」的なものの考え方となる。




転載元 AERA dat.様
https://dot.asahi.com/amp/wa/2016032500047.html



36年間(掲載時) 無料で食事提供 非行少年救う広島のマザー・テレサ

「ばっちゃん、腹減ったー」

 広島城を見下ろす広島市営基町高層アパート。日が暮れるころ、14階の2DKの部屋に、剃り込みを入れたり派手なチェーンネックレスをつけたりした少年たちが集まってくる。

「おかえりー」

 この部屋で一人暮らしをする中本忠子(ちかこ)さん(82)が、少年たち一人ひとりの顔を見ながら笑顔で応える。久しぶりに顔を見せた子には「ちいと痩せたが元気にしとったんか」と声をかける。

 9〜22歳の子どもや若者が1日3〜10人ほど訪れ、食卓を囲む。食べ盛りの少年たちはできたての親子丼や煮物を勢いよくかきこみ、次々におかわりの手を伸ばす。おなかが満たされると、お茶を片手に中本さんとおしゃべりし、自宅のようにくつろぐ。

「ここに来る子いうたら、親が薬物依存症、刑務所を出たり入ったり、虐待、ネグレクト……まず普通の家庭の子は来んけんね。食べることは毎日のことじゃけ、ばっちゃんは盆も正月も休めんのよ」

 中本さんはそんな生活を34年間続けてきた。 1934(昭和9)年、海軍工廠に弁当を納入する会社を営む父と、料理が大好きな母の長女として、広島・江田島で生まれた。21歳で結婚。3人の子を授かったが、末の子が生まれた直後に夫が心筋梗塞で急死した。父親の記憶がないほど幼かった子どもたちを女手ひとつで育てた。父が戦後始めたセメント加工会社で、事務、営業、配送と何でもこなした。

 46歳だった80(昭和55)年、中学校のPTA役員になった。警察に補導された生徒らを忙しい保護者の代わりに迎えにいくうち、親しくなった警察官から「保護司になりませんか」と勧められた。保護司とは、保護観察処分になった少年の更生を助けるために法務大臣から委嘱される地域ボランティアのことだ。中本さんは「よくわからんけどええよ」と快諾した。

 2年後の82年、シンナーをやめられない中学2年の男子生徒を担当した。骨と皮だけのような体に、真っ青な顔。髪や服にまでシンナー臭が染み付き、誰も近寄ろうとしなかった。

 袖の中に隠し持ったシンナーを手放すよう説得を試みるが、うまくいかない。あるとき、「なんでそんなにやめれんの?」と尋ねた。予想もしなかった言葉が返ってきた。「腹が減ったのを忘れられるから」

 少年は母子家庭で、アルコール依存症の母親から食事を与えられていなかった。中本さんは振り返る。

「すごい衝撃よね。食べられない子がいるなんて考えてもいなかった」

 空腹に気づけなかったことを詫び、その日から少年のご飯をこしらえた。少年はシンナーをやめ、同じような境遇の友人を中本さん宅へ連れてくるようになった。瞬く間に行き場のない子たちであふれ、玄関に納まりきらない靴がアパートの廊下にまで積み上げられた。その光景に驚いた近所の田村美代子さん(68)が手伝うようになった。

 当初、毎月10万円にのぼる費用を生活費を切り詰めて捻出していた。10年後には、活動が知られ始め、民間財団や共同募金会から支援を受けられるようになった。それでもすべてをまかなえるわけではないが、子どもから徴収することは決してない。

「今、子ども食堂(※)が全国に広がりつつあるけど、お金を取りよるところもあるでしょう。うちに来るのは帰りの電車賃もバス代もない子じゃけん、数百円でも取ることはできんわね」

 食うや食わずの状況で、片道10キロ以上の距離を歩いてくる子もいたという。

 あまりの空腹のせいか、食べ物を喉元まで詰め込むような異様な食べ方をする少年もいた。

「その少年を連れてきた子にあとで聞いたら、『あいつは俺を万引きに誘いにきたんじゃ。けど、腹いっぱい食べたら万引きする気がなくなったって帰ったよ』と言うとった」

※子ども食堂:子どもたちに無料あるいは低価格で食事を提供し、子どもの「居場所」をつくる活動。ボランティア団体が主宰するケースが目立つ。

※週刊朝日  2016年4月1日号より抜粋



社会資本の厚い蓄積がよりコスト削減効果が その1Guardianによると、
https://www.theguardian.com/society/2018/apr/12/england-homeless-families-temporary-housing (英語)イギリスでは、(今の日本全体や大阪のこの10年ほどの実態と同じですが)、
保守党により公営住宅の民間への売却、住宅手当の凍結(2016年)で、
ホームレスが増加、2010年以降、一時的な救護施設の利用が61%も上昇しました。
このための自治体の支出は39%も増大したんです。
結局、目先の「支出カット」や「民営化」のほうが、公共への恒常的な支援よりも、財政的に高くつく。Guardianの記事は、ヨーロッパ全域についても同じことがいえて、
フィンランドが、ホームレスの数を減少させ、財政的にも効果的だったのは1)シェルターなどの緊急サービスではなく、住宅手当による安定した施策2)追い出し(evictions)の予防など

結果としての「ホームレス」を社会問題として、どうこうするよりも
社会資本である住宅に投資した方が、財政的にも、効果的にも、よりよい結果がでる証拠。

この記事のもとになった調査は、(英語)



by TMobius rebelius Socialwriter and Activist




記事主の藤田さんの視座 眼差しにいつも共感しています。

出典 転載元


お金が無くて医療費が払えないから、病院の診察に行くことを諦めている人はいないだろうか。
私が所属するNPO法人ほっとプラスには、「医療費が支払えないので病院に通院できない」、「体調が悪くても我慢している」という相談が相変わらず多い。
そして、そう思い込んでいる人々があまりにも多い。
また健康保険料が未納になっており、保険証を持っていない人々も同様で、病院に行けないと思っている人々がいる。
健康保険証が無い場合、医療費は自己負担となり、医療費全般を自費で賄わなくてはならない。
・・・と思っている人々がこれもまた、あまりにも多い。
他にも外国籍の人で、ホームレス状態で、住民票が無くて、失業中で、家族に内緒で妊娠していて、・・・など様々な事情がある人々も病院に行けないと思っている。
ちょっと待ってほしい。本当にそうなのか。
このように病気がありながら、治療をしないまま放置するとどうなるか。
当たり前だが、病気は悪化し、重篤化する。
そして、病気の種類によっては、障害が残ったり、生命の危険がある状態に進行しかねない。
そして、病気については、「早期発見・早期治療」が重要で、言うまでもなく、厚生労働省も推奨するし、日本医師会も推奨する大切な原理である。
だからこそ、どのような状態であれ、病気の「早期発見・早期治療」ができるように、法律も要請している。
そのような市民があらかじめ出てくることを想定して、具体的には社会福祉法で救済措置を用意している。
社会福祉法第2条3項の九『生計困難者のために、無料又は低額な料金で診療を行う事業』
社会福祉法第2条3項の九では『生計困難者のために、無料又は低額な料金で診療を行う事業』を第二種社会福祉事業として位置付けている。
政府は、病院事業者に対して、生活に困っていて医療費が払えない、あるいは医療費を払う余裕が無い人々を受診させてもらえるように事業を設けている。
この届出をした病院は、無料又は低額で医療行為を一定数行うことと引き換えに、税制上の優遇措置を受けることができる。
この届出を行い、いわゆる無料低額診療事業を実施している病院が皆さんのまわりにたくさんあることをご存じだろうか。
また、近年、この無料低額診療施設が全国的に需要があり、増加傾向にあることをご存じだろうか。
特にこの分野で永年にわたり、努力されてきて有名なのは、社会福祉法人恩賜財団済生会である。
皆さんのお住まいの周辺に、済生会○○病院や○○済生会病院はないだろうか。
そして、済生会以外にも多くの病院が無料低額診療施設として登録されている。
たとえば、東京都内の無料低額診療施設は、東京都福祉保健局のホームページに一覧が掲載されている。
他にも大阪府内の無料低額診療施設は、大阪府福祉部のホームページに一覧が掲載されている。
他の道府県については、「無料低額診療施設」を検索し、ホームページを参照いただきたい。
そして、実際に受診される際には、各無料低額診療施設の医療相談室に、訪問または連絡をしていただき、【医療ソーシャルワーカー】、あるいは【医療相談員】と呼ばれる人に事情を話してみてほしい。
これらの相談員は、守秘義務(秘密を守る義務)があり、あなたやあなたの周りの事情を聞いて、それを関係のない第三者に漏らすことをしない。
一人でも多くの人が病気で苦しむことなく、悩みから解放されることを願っている。


木版画作品Fritz Eichenberg作『炊き出しの列にならぶイエス』

イメージ 1



出典

【ホームレスの人たちは、助ける対象ではないのです。むしろ、共に働き苦労する仲間として描かれているのです。】・・・牧師、上内 鏡子さん。

フリッツ・アイヘンバーグの作品『炊き出しの列にならぶイエス』です。
木版画で線の荒い削り。背景は何も描かれていません。
よれよれのコートを着込んだ男たちが一列に並んでいて、皆下を向いています。
コートの襟を立てたり、ポケットに手を突っ込んだりしていて寒そうです。
マントを羽織ったイエスも列に並んでいます。
そして、イエスの後光がぼんやりとその列に並ぶ男たちを寂しそうに照らしています(http://www5b.biglobe.ne.jp/~okazaki/live/eichenberg.htmlなどを参照)。

 『希望の食卓』と類似したテーマで描かれていると思います。
主イエス・キリストは、最も蔑ろにされている人びとの間にいるというテーマです。
この絵を見たことがある人は、多いでしょう。
『釜ヶ崎と福音〜神は貧しく小さくされた者と共に〜』という本を書いた本田哲郎神父が、その著書の表紙として用いている作品だからです。

 「作者のアイへンバーグさんは、芸術家の鋭い眼で、いったい神さまはどちらの側にいるんだろう、
炊き出しをする側なのか、それともそれを受ける側か、
ということを考え、そして表現しています。
普通ならボランティアする側、助けてあげる側、お手伝いする側に、神さまがはたらいておられる、
とイメージしてしまう。
しかし、彼は『そうではない。神さまはむしろ、手助けを必要とするまでに、小さくされてしまっている仲間や先輩たちと共に立っておられるんだ』と見抜いたのです」
(「釜ヶ崎と福音〜神は貧しく小さくされた者と共に」本田哲郎著 岩波書店)。

 このように本田神父は、前述の著書のなかで語っておられます。
そして、絵の傍に、「小さくされた者の側に立つ神・・・・・・!サービスする側にではなく、サービスを受けねばならない側に、主はおられる」と、言葉が添えてありました。

 ホームレスの人たちは、助ける対象ではないのです。
むしろ、共に働き苦労する仲間として描かれているのです。
本田神父にとって、物事の発想の転換を迫られる一枚の絵だったことでしょう。

 この版画に対する本田神父の衝撃的な出会いを知り、ヴェラスコの描いた絵が、さらに深い意味を私の生きる視点へともたらしました。イエスは、小さくされ/貧しくさせられている人びとと共にいて、「助ける」のではなく、共にいて「苦しむ」ことを大切にしている、と。



ムハンマドもゴーダマ・ブッダも、親鸞も日蓮も同じようにしてきました。
それを受け継ぐ人たちが、必ずしも同じとは言えないのが今の世の中の現状です。

東日本大震災 東電と国による原発災害で被災された方々 避難されている方々も
ご近所さんも
同じ社会で共に生きる仲間だということなんでしょうね。



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