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かれこれ終戦記念日から1週間が経ってしまいましたが、
15日に書きたかった記事を今日、書こうと思います。
今から65年前の1945年。
誤った時代にピリオドが打たれました。
世界中を巻き込んだ第2次世界大戦から、太平洋戦争へと続くあの時代。
多くのヒトが犠牲になって、
多くのヒトが哀しみに打ちひしがれて…
ようやく迎えた1946年。
きっとまだまだ戦争の傷跡は残っていたと思います。
街は少しずつ復興しても、
ヒトのココロの傷はそう簡単に癒える事はないから…。
そんな1946年に作られた1本のシングルモルト・ウイスキー。
どんな気持ちでこの1本は作られたのでしょうか?
日本から遠く離れたスコットランドの地でも、
多くのヒトが血を流し、多くのヒトが還らぬヒトとなった事でしょう。
大切な家族や仲間を失って、なお、ウイスキーを作ったヒト達の気持ちは一体、
どんなモノだったのでしょうか?
65年経って、戦争経験者は年々少なくなって、
きっとあと10年もしたら、戦争を知らない僕達みたいな世代が
社会を動かすようになっていって…。
だからこそ、戦争について、真剣に考える日があって良いように思うんです。
過去の過ちから学ぶ事は多くて、
過去の過ちを繰り返さないためにも、
あの時代がどんな時代だったのか?
あの戦争が残したモノとは?意味とは?というのを、
真剣に考えたりする必要があって、
それ以上に、平和な今に感謝しなければならない…そう思います。
そうでなければ、平和な未来のために散って行った英霊たちに申し訳なくて…。
そうそう、1946年に作られたマッカランは、
マッカラン独自のシェリー樽由来のエレガントさがほとんどなく、
逆に、アイラ島のシングルモルトのような、ピートの香りが強いそうです。
それは、石炭が戦争の影響で足りなくて、
麦芽にも多くのピートを使用したために、
通常とは異なる味わいになってしまったとの事。
マッカランらしさを捨てたマッカラン…とでも言いましょうか。
それでも、そうしてまでも、1946年にきっとマッカランを作りたかったんでしょうね、
ウイスキーの造り手達は。
このボトル、未開封のモノを手に取ってみるのは、さくら、実は初めてでしたが、
開けたいけど、開けてはならない…そんな気がしました。
平和への祈りと言いますか、
しあわせな未来のために作られた1本ならば、
平和がいかに大切で尊いモノなのかをちゃんと理解してから、
理解できた時に、改めてこの1ほんと向き合ってみたい…そう思います。
それができるまで、生涯かけて、僕はバーテンダーをしていくんだろうなぁ…。
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†whisky†
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きのう、仕事帰りにふらっと銀座の酒屋に立ち寄り… このシングル・モルトと出逢ってしまいました♪ 創業60周年を記念してボトリングされた、 『ダグラスレイン OMC 60周年記念ボトル マッカラン20年 シェリー・フィニッシュ 』。 ダグラスレイン社というのは、フレッド・ダグラス・レイン氏が1949年に スコットランド・グラスゴーでスコッチウイスキーのブレンダーとして興した会社。 現在は、入手困難なレア・ボトルなどをリリースしている事で、 モルト・ファンの中では有名中の有名ブランドなのです。 その、ダグラス・レイン社が創業60年を迎えたという事で、 リリースされたのが、20年物のザ・マッカラン。 世界で199本しかリリースされておらず、 日本にはたったの36本の入荷だったようで… 価格を考えれば、これはお買い得!!…という事で、勢いで買ってしまったのですが、 いつか自分でBARを開いた時にでも、活躍して戴こうと思い、 今はそっと静かに寝かせてあげる事にします。 気品溢れるゴールドのエッチングが施されたボトルに、 OMC(Old Malt Cask)のロゴが描かれた木箱。 もう1種類、さくらの大好きなポート・エレンの30年もリリースされているとの事で、 そちらは日本市場限定なのだとか。 あぁ…あの、ポート・エレンの味わいを今一度。。。 珍しくさくらが喉から手が出るほど欲しいと思うシングル・モルトです。 買っちゃおうかな…。
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さくらはアルコールが苦手ですが、 ほとんどのバーテンダーはお酒が大好きな方がやはり多いようで…。 さくらが前の職場で尊敬の意を込めて『オヤジ』と呼ばせて戴いている方がスキなのが、 このアイラ・モルト『ラガーヴーリン』。 「ヴーリンのソーダ割りはたまらないねぇ〜」なんて、よく話していたのを思い出します。 ゲール語で「水車のある窪地」を意味するラガーヴーリンは、 その名の通り、辺りを湿地に囲まれています。 近くのソラン湖からの水とピートを焚き込んだ麦芽を用いて作られるウイスキーは、 強烈なピーティーさと、スモーキーさが魅力の1本になります。 紅茶のラプサン・スーチョンと同じような香りですね。 思わずさくらなんか、ラプサン・スーチョンと同じなら、ミルクとかを使って、 カクテルに…なんて、考えてしまいますが、 やはりシングル・モルトはカクテルにするよりも、そのままを楽しむのが1番ですね。 若干の潮気が感じられるのは、 熟成庫が波しぶきがあたる海岸にあるからなのかもしれません。 シガーなんかと合わせて、楽しむのも面白い1本だと思います。
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気が付けば、今年ももう12月。『師走』と呼ばれる時期に。 思い起こせば、2009年は政権が交代したり、 芸能人の結婚が続いたり、なかなか動きのある1年でしたね。 さくらも、紅茶スクールに通ったり、 BARからフレンチへの異動があったり…。 ようやく少しではありますが、慣れないウェイター業務にも慣れてきたように思います。 そんな師走の初日、もう来年の事を話しても、鬼も笑わなそうですよね。 来年は、少しドリンクから離れて、フロマージュ…チーズの資格でも取るために、 勉強しようかと考えております。 ウェイターには必須ですし、まぁ、バーテンダーでも、 チーズに詳しければ、お客様とまた、今とは違う会話を楽しめるでしょうしね。 それと…ウイスキーの勉強も。 お酒を飲まないさくらにとってはやっかいなんです。 という事で、今日は、シングルモルトのご紹介です。 お恥ずかしい話ですが、やはりバーテンダーでも名前でスキだなぁ…と思うお酒が御座いまして、 ジャケ買いみたいな感覚で、なんか買ってしまったり、飲んでみたりという事が御座います。 今日、ご紹介する『ROSEBANK』がさくらにとってはそうですね。 さくらの大好きなバラがプリントされているラベルはなんかスキで…(笑) 1993年以降閉鎖されている蒸留所で、現在、再開される見込みはない蒸留所ではありますが、 古典的なローランド地方の3回蒸留をかたくなに守っていた銘柄でもあり、 ファンも多いシングル・モルトのひとつです。 閉鎖の理由の陰には、公共事業が絡んでいるそうで、 そんな話を聞くと、ちょっと残念といいますか、 お酒を飲む場所にはそういった政治的なモノであったりは持ち込まないで欲しい… そう思わずにはいられません。 名前の『ROSEBANK』は「バラの堤」を意味していて、 運河沿いに併設されていた蒸留所の近くには、かつてバラが 咲き誇っていたそうで、 そこに由来するものなのだとか。 カモミールのような柔らかさを、さくらは非常に感じる1本ですね。
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バーテンダーをするにあたって、さくらが当たる壁というのは… 蒸留酒というか、アルコール全般が苦手なので、 飲む事があまりスキではない…という事ですね。 やはり、飲まないと覚えないし、飲まないと説明する事はできないわけであります。 でも、ウイスキーはどうも苦手で…。 そんなさくらが、スキだなと思えるシングル・モルトが数ブランドあるのですが、 その中のひとつが、今日、ご紹介する『Clynelish(クライヌリッシュ)』。 以前、だいぶ前になりますが、ご紹介した閉鎖された蒸留所のシングル・モルト『Brora』 の、 兄弟シングル・モルトと言いますか、 現在もなお、稼働している方の蒸留所のモノなのですが、 これは、先輩バーテンダーの影響もあってか、 さくらもなんだかスキだと思えます。 じゃっかんの塩気がある、スパイシーでありながら、 優しい余韻が鼻を抜けるこのシングル・モルトは、 意外とファンも多いのでは??? 写真は、現在、もう出回っていないボトラーズ物。 イタリアの業者が保管していたモノだそうですが、 なにせ、もう市場に出回っていないため、資料を捜して調べるにも、 調べる資料がないのが本音。 でも、伸びのあるアタックと、 なめただけでも、クチ中に広がる香りは、1度経験したら忘れられない程。 ちなみに… ボトラーズ物というのは、独立瓶詰業者物の事。 なんていうか、簡単に言えば…蒸留所の原酒を樽ごと買って、 自社で瓶詰して販売する専門業者さんの事で、 基本的には自社によるウイスキー製造はしていない会社がほとんど。 いくつか有名な会社はあるのですが、 このボトルは手にするまで、見た事がなかったので、正直、よくわかりません。 1ショットで¥8000くらいする貴重な1本です。
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