アラカンのオーボエ

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私のCDライブラリー

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どこかで聞いたことのあるようなタイトルですが、許してください、パクリました。でも、CDの紹介を書こうとは思ってません。音楽にまつわる私の思い出を気の向くままに書き綴っていこうと思います。
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フーガの技法

バッハの最後の作品、「フーガの技法」

1つのテーマを反行させたり逆行させたり、いろいろ変化をさせながら様々な形のフーガを展開する、まるでフーガという作曲技法の教科書みたいな曲だ。

この曲集は楽器指定も何も無い。それに、第19曲の途中でぷっつりと途切れている。そこで、バッハは失明のため作曲が出来なくなってしまったためという。


この地味な曲集が、なぜか好きで、気がついたら3種類のCDが手元にある。

1つは、盲目のオルガニスト、ヘルムート・ビャルヒャのオルガンによる演奏、もう1つは、パイヤール室内管弦楽団の演奏、最後に、ヘルムート・ビンシャーマン編のもの、演奏はザール放送室内管弦楽団とビンシャーマンほかの名手たちだ。



もともと、違う演奏でも同じ曲のCDを買うことはしていない。
意識して買ったのは、フーガの技法の他は、同じバッハの「ゴールドベルク変奏曲」くらいだ。

だけど、これは、グレン・グールドのピアノの演奏とグスタフ・レオンハルトのチェンバロの演奏だから、全く別の曲といってもいいかもしれないけどね。



それにしても、フーガの技法といいゴールドベルク変奏曲といい、何か、地味な趣味だな。

ただ、これらの曲を聴いていると、安定感というか石造りの重厚な建物の中に立っているような安心感というか、そういう気持ちを落ち着かせる感じがする。

そんなところが、好きなのかもしれない。夜、寝る前に聞くのに丁度いい感じだと思っている。

最近まで、CDの購入範囲の自主規制をしていました。

その1 原則クラシック以外は買わない。
その2 レコードで持っている音源のCDは買わない。
その3 原則オペラは買わない。



この3原則の下、CD屋に行っても買うべきCDが無い、という大変喜ばしい状況となっていました。・・・これで、衝動買いの後の自分に言い訳している自分の惨めさを感じなくて済むから。
随分と複雑な自己分析だな。


ところが、CD屋の戦略に見事にハマって、この3原則のうち、その2とその3を放棄してしまった。

だって、3セット買うと2割引のときにもう1セットが見つからないとか、2セットだと25%くらい割り引いてくれるときのもう1セットとか。仕方がなかったんです。



で、今、まだ聴いていないCDが、次のとおり。
ヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」(ウィーン国立歌劇場の演奏だったけど指揮者、誰だっけ(買っといて情けない(-_-;))

バッハのヨハネ受難曲、カール・リヒターさんの名演、ちなみにレコード持ってます。
同じくバッハのフーガの技法、盲目の名オルガニスト、ヘルムート・ビャルヒャさんのこれまた超名演、これもレコード持ってます。

ついでに、ベルディのレクイエムとブルックナーのテ・デウム、カラヤンの指揮、同じ曲をCDで持ってます、音源は違うけど。



みんな組み物なので、これだけでCD8枚、全部聴くのに何時までかかるのかな。

それにしても、こんなに買い集めて、これから死ぬまでに何回聴くのだろうか、それを考えるとものすごい無駄遣いをしているようにも思う。

一方で、心残りを持ってこれから生活するのも嫌だな、とも思う・・・全く、CDごときで大げさな。

ニーベルングの指輪の全曲セットのCDを買った。

毎日1枚分ずつ聴いて、ようやく全部聴き終えた。なにしろ、13枚セット、総録音時間15時間13分11秒

えっ、随分長いんじゃないか、普通は14時間台じゃないの。


そうなんですよ、このCD、1956年(あっ、私の生まれた年だ。)のバイロイト音楽祭の実況録音版で、テンポが遅いことで有名なハンス・クナンパーツブッシュの指揮。

とにかく遅い、最近の演奏した聴いたことが無い人が聴くとかったるくって聴いていられないかもしれない。

あの、有名なワルキューレの騎行だって、キャンターどころかギャロップでもない、ゆっくりと練り歩いている感じだ。


だから金管は大変、あのヨーロッパ選抜と言ってもよいバイロイトの管弦楽団が金管ですら、息が切れてしまう。

「演奏はパーフェクトが当然」と思っている人には聴いていられないだろうな。



でも、これが、私が最初に聴いて慣れ親しんだバイロイトのワーグナーだ。
私がバイロイトのライブをFMで聴くようになったのは、中1のとき1969年から。

まだまだ、往年の大指揮者の影響が濃く残っている時代だった。



この録音を聴いて、歌手の素晴らしさに驚嘆した。
ウォータンはハンス・ホッター、過去最高のウォータン歌手と言われていたが、このCDで全盛期の歌声を聴いて納得した。力強く堂々としているのだが、声はまろやかで美しい。荒々しさや厳しさは全く感じないのだが、近寄りがたい威厳がある・・・・こんな歌、聴いたことない。


ジークムント、ジークフリートを歌うウォルフガング・ウィントガッセンも全盛期、私が聞きだし時が引退間際でさすがに声に衰えが感じられたけど、このCDではとにかくすごい。

ドイツのリリック・テノールの声をそのままボリュームを上げたような美声で、力強い若者を見事に表現していた。これも、初体験の歌だった。

他の歌手の歌も、最近の演奏では聴くことのできないようなもの、これがヨーロッパのオペラがもっとも隆盛だった頃の実力なのだろう。

今、このような演奏を求めても不可能だろう。それもまた時代の流れなのだろう。



こういう歌手が居て、抽象的で暗い舞台で演じられる新バイロイト方式の演出も、テンポの遅いじっくり聴かせる演奏も可能となったのかもしれない。

R・シュトラウスの歌劇「サロメ」から「7つのベールの踊り」を、この前の都響の定期で聴いた。

金聖響さんの指揮は明快で明るい響きで、「うん、これなら中学生が吹奏楽のコンクールの自由曲にしてもいいかなって思った。


横道にそれますが、R・シュトラウスについてブラームスが言った言葉。
「同じリヒャルトなら、ワーグナーの方がいい。同じシュトラウスならヨハンの方がいい。」
楽劇の承継者と自認したこと、ワルツを得意としたこと、を意識した名言(?)だね。



でも、この曲のオペラの場面を想像すると、どうやって中学生に説明するんだろうと、私は真剣に悩んでしまう。

義理の娘にみだらな思いを寄せて、踊りを求めるヘロデ王。

願いをかなえてくれるならと応じて、踊るサロメ。

サロメが身に付けた7枚のベールを1枚ずつ身から離し、最後は一糸まとわぬ姿になる。

約束の願いは、ヨカナーン(キリストに洗礼を行った洗礼者ヨハネ)の首。

ヘロデ王はやむなく銀盤にヨカナーンの首を載せて与える。

これに接吻するサロメ。



この情景を中学生に説明して、このイメージを持って演奏してくれと言っても、これは中学生には難しいよね。


でも、まあ、そういうオペラの情景にこだわることなく、1つの曲として演奏すればいいんでしょうけどね。


ちなみに、サロメのこの踊りは天の岩戸伝説のアマノウズメノミコトが天の岩戸の前で踊った踊りと並んで、ストリップ・ダンスの最古の例とされています。

degiprioさんのブログ
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/degiprio/view/20070728/1185583535
で紹介されていた、このアルバム、degiprioさんが絶賛しているとおり、素晴らしいアルバムです。

degiprioさんのブログを読んで、銀座の某CD店で試聴して、そのサックスの音色のみずみずしさ、艶やかさにビックリした。

買って、全部を聴いて、若々しいエネルギッシュな演奏や艶っぽく歌うスローバラードや、渡辺さんのサックスの魅力がいっぱい詰まっていた。



もちろん、小野塚晃さんのピアノ、納浩一さんのベース、石川雅春さんのドラムス、それにンジャセ・ニャンのパーカッション、のメンバーも素晴らしい演奏を聴かせてくれる。

私は、小野塚さんのピアノのオーソドックスなソロとンジャセ・ニャンのちょっとアフリカ・テイストな感じのパーカスとボーカルが特に気に入った。



ところで、このアルバム、岩手県は一関にあるライブハウスで行われたライブのライブ録音なんだよね、こんな素晴らしいライブを生で聴いた人がいるなんて、信じられないほど幸せな人たちだと思った。

このアルバムを聴いて、今年で74歳になる渡辺さんには、ベテランプレーヤーに良く使われる、「枯淡」とか「枯れた」とか言う形容詞が全く似合わないことに、ただただ驚かされる。


最近、若いプレーヤーが脚光を浴びているが、ベテランの健在ぶり、格の違いを見せ付けてくれた、そんなアルバムだ。

アイドル的な奏者のサックスを聴いて、ジャズやサックスに興味を持った方、このアルバムでナベサダの世界の一端に触れてみてください、新しい世界が開けると思いますよ。


ところで、今朝の日経で矢野沙織さんが、その人気を武器に「音楽ファン、ジャズに戻ってきて。」と呼びかけているような活動をしている、という記事があった。

のだめブームでクラシックの世界を覗いてみようという人が増えたように、矢野沙織さんのアルバムを聴いた人が、このナベサダのアルバムを手にとってみようと思うようになれば、ジャズファンも増えるかもしれない。

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